耳まで焼ける!?直火式ホットサンドメーカーの選び方とおすすめ16選

2021年6月11日

キャンプtips

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作家の椎名誠が、全国でキャンプをしながら釣りをした時のオモシロエピソードをまとめた「わしらは怪しい雑魚釣り隊」という本があります。その中で、「西川屋のホットサンド」なるものが出てくるのですが、それをキャンプの朝食に、椎名誠がウマいウマいと食べるくだりが出てきます。「西川屋のホットサンド」とは、雑魚釣り隊メンバーの西川良が作るホットサンドのことなのですが、肝心のホットサンドの中身について殆ど言及が無いので、一体何を挟んでいるのかわかりません(笑)。


西川屋はさておき、ホットサンドはお手軽でボリュームもあるので、キャンプの朝食にピッタリのメニューです。バーナーや焚火でトーストをきれいに焼くのは至難ですが、ホットサンドであれば、缶詰や余った野菜などをパンに適当に挟んで、ホットサンドメーカーで焼くだけなので、失敗もなく美味しいサンドを作ることができます。

ホットサンドメーカーと言うと、家庭用の電気式やIH対応など色々ありますが、やはり直火式が最も多様で、使い勝手も良いです。
また、ホットサンドメーカーは、クッカーとしても優秀なため、様々なアレンジレシピがあり、ホットサンド以外も楽しめます。

そんなことで、ホットサンドメーカーと言っても、色々と個性のある製品が増えてきましたので、種類や使い勝手について詳細に解説していきたいと思います。

ホットサンドメーカーの選び方

一言でホットサンドメーカーと言っても、色々なバリエーションがあります。
基本は、6~8枚切りの食パン2枚で具材を挟んで作るのですが、形状によって具材の量や、仕上がりに差が出てきます。

素材は、アルミキャストが多いですが、一部には鋳鉄製の製品もあります。鉄は、アルミより熱伝導率に劣りますが、蓄熱性が高いため、しっかりとプレヒートしておけば、短時間でカリカリのホットサンドが出来上がります。

ホットサンドメーカーによっては、本体が分離できないものがあります。分離できる方が、クッカーとして使いやすく、調理の幅が広がります。また、洗ったり乾かしたりする時も、分離できた方が便利です。
今回ご紹介するホットサンドメーカーは、特殊な1枚焼きの4w1hを除いて分離できるタイプですが、他の製品を選ぶ時は、分離できるかどうかも注目してみてください。

では先ず、各タイプの特徴について解説します。

スタンダード(シングル)


スタンダードな物は、四角い形で深さに余裕があり、大きめの具材でも入れられる物が多いです。ただし、余裕がある分、圧力がかかりにくいため、全体をカリッと仕上げるには若干不利です。
一方で、分離してスキレットやグリルパンの代わりにもなるなど、調理器具としての幅が広いのが特徴です。但し、調理器具として使う場合は、ロゴマーク等が無いシンプルなデザインの方が使いやすいという点は注意が必要です。

分割型(ダブル)


本体に間仕切りが設けられており、プレスすることで2つに分割できるホットサンドメーカーです。容量がスタンダードな物より小さいので、あまり多くの具材は入りませんが、圧力がかかりやすいので、全体をカリッと焼くことができる傾向にあります。
分割型と言っても、押さえつけるだけなので、完全に分離するには、焼き上がってからナイフで切る必要があります。
形状から、調理器具としての使い勝手は、スタンダード(シングル)に劣ります

2枚焼き


ホットサンドを同時に2つ作れる大型のタイプです。6枚切り×4枚で一気に作れるので、特に食べ盛りのお子さんのいるファミリーなら重宝すること間違ありません。
また、大型のため、グリルパンとしても使えるので、肉などを焼くのにも向いています

では、具体的におすすめのホットサンドメーカーをご紹介していきます。

おすすめのホットサンドメーカー16選

コールマン(Coleman)  ホットサンドイッチクッカー

出典:コールマン

斜めに分割するタイプのホットサンドメーカー。分割型にしては、深さに余裕があるので、耳までカリッといくタイプではない。
焼き上がりは、コールマンのランタンマークが入ってキャンプ気分を盛り上げてくれる。
今回紹介する中で、唯一ハンドルが分解可能で、コンパクトに収納できるのも大きな特徴。

チャムス(CHUMS) ホットサンドウィッチ クッカー

出典:チャムス

チャムスのスタンダードタイプのホットサンドクッカー。深さも標準的で使いやすい。
焼き上がりは、チャムスのロゴと、ブービーバードがキレイに入る。
値段が少し高めに感じるが、日本製のため品質は折り紙付き。

チャムス(CHUMS) ダブル ホットサンドウィッチ クッカー

出典:チャムス

上記のダブル版。中央の溝でしっかり2分割してくれるので、切り離しても、具材がこぼれにくい。
スタンダードと両方買って、挟みたい具材に合わせて使い分けるのもおすすめ。
こちらも日本製。

キャプテンスタッグ キャストアルミホットサンドトースター

出典:キャプテンスタッグ

様々なキャンプ用品をリーズナブルに提供しているキャプテンスタッグ。ホットサンドメーカーも、シンプルながら、基本を押さえた造りに仕上がっている。本体の結合部分が、ピン状のため、使用中に外れることがなく、使いやすいのが特徴。

出典:キャプテンスタッグ

焼き面は、無地のノーマル以外に、斜めにラインの入った「ウェーブ」もリリースされている。

TSBBQ ホットサンドメーカー

出典:村の鍛冶屋

新潟県燕三条の杉山金属が製造しているホットサンドメーカー。
TSBBQは、Tsubame Sanjyou BBQの頭文字からきている。
特徴は、具材の入る窪みが食パンより一回り小さく作られている点。薄くなった縁の部分で、パンの耳の部分をしっかりとプレスできるので、ぴっちり具材を閉じ込めることができ、耳までカリカリに仕上がる。

ベルモント ホットサンドメーカー

出典:ベルモント

近年、ソロ向け焚火台「TABI」で人気を博しているベルモント。TSBBQと同様、耳の部分をしっかりプレスできるタイプと、フラットなタイプの2種類を販売している。
耳カリを優先するか、クッカーとしての使い勝手を優先するかが選択のポイント。
何れも、コミカルなロゴ入りで、見た目も楽しめる。

アイリスオーヤマ 具だくさんホットサンドメーカー

出典:アイリスプラザ

近年、ジェネリック家電などで、注目されているアイリスオーヤマのホットサンドメーカー。
TSBBQのように、パンの耳全体を押しつぶすのではなく、耳の周囲に沿って押さえつけて閉じる構造。本体も比較的深くなっているため、具材も豊富に挟むことができる。
ダブルもリリースされているが、両方買っても5,000円を切る激安ぶりは流石。

テンマクデザイン マルチホットサンドメーカーⅡ

出典:テンマクデザイン

アウトドアショップWILD-1のオリジナルブランド「テンマクデザイン」のホットサンドメーカー。
本体の深さが、18mmと28mmの2種類がセットになっており、ホットサンドだけでなく、様々な調理に対応しているなど、アウトドアショップらしい工夫が秀逸。
ホットサンドメーカーには珍しく、収納袋も付いている。
2011年モデルから把手が木製に変わり、「Ⅱ」となった。

及源(OIGEN) 南部鉄ホットサンドメーカー

出典:OIGEN

岩手県にある、嘉永5年創業の約160年の歴史を持つ南部鉄器メーカーが作ったホットサンドメーカー。鋳鉄製のため蓄熱性が高く、全体をカリッと焼き上げることができる。
最初にシーズニングが必要だが、使い込むことによって味が出てくるのも楽しみの一つ。

出典:OIGEN

シングルのホットサンドクッカーもあるが、こちらはOIGENのオンラインショップのみの扱い。
https://shop.oigen.jp/?pid=137999200

ペトロマックス(PETROMAX) サンドイッチアイアン

出典:スター商事

ケロシンランタンで有名なペトロマックスのホットサンドメーカー。
焚火での使用を前提に設計されているため、柄が長いのが特徴。流石に長すぎたのか、2021年モデルからは、全長が71.5cmから49cmに縮小されている。
もちろん鋳鉄製で、焚火に突っ込んでカリッと焼き上げることができる。
スタンダードなタイプで、大きさも少し余裕があるので、具材もたっぷり入る。
耳まですっぽり入るタイプなので、耳の圧着はできない。
本体は分離可能だが、柄は分解できない。

4w1h ホットサンドソロ

出典:4w1h

4w1hは、新潟県燕三条発のキッチンブランド。
ソロ用ということで、1枚の食パンを2つ折りにしてプレスする珍しい構造。
耳はしっかりプレスされ、カリカリに焼ける。
ホットサンドというより、ラップドサンド風なため、6~8枚切りが向いている。

※Amazon・楽天等では取り扱っていないので、4w1hのサイトで販売店を確認してみてください。
https://4w1h.jp/store/

ラヴァ(LAVA) ホットサンド トースター

出典:ファイヤーサイド

2枚並べて焼ける、鋳鉄製のホットサンドメーカー。鋳鉄製ではあるが、ホーロー加工が施されているため、汚れが付き難くシーズニングも不要。
LAVAは、トルコの鋳物メーカーで、日本ではあまり知られていないが、世界100か国以上に鋳物やホーローの製品を輸出している。
縁の圧着はできないが、2枚同時に焼ける大きさが魅力。

出典:ファイヤーサイド

フランスパンを使って、キューバンサンドも作れる。
勿論本体は分離可能で、グリルパンとしても重宝する。

キャプテンスタッグ キャストアルミ ダブルサンドトースター

出典:キャプテンスタッグ

前出のキャストアルミホットサンドトースターを、2枚並べて焼けるように大型化した製品。
縦に焼き目が入り、キューバンサンドも作れる。LAVAと同様、本格的なグリルパンとしても使え、ステーキを焼くことも可能。

ホットサンドメーカーで作る焼きおにぎり

私が、ホットサンド以外で是非おすすめしたいのが、焼きおにぎりです。



作り方は簡単。コンビニで売っているおにぎりを焼くだけです。ポイントは、のりを付けずにおにぎりだけ取り出して焼き上げることです。のりは、お好みで食べる直前に巻いてください。

キャンプに行く日の朝御飯は、コンビニのおにぎりやパンで済ませている方も多いと思います。我が家も、毎回コンビニでおにぎりを買うのですが、よく余らせてしまうことがありました。おにぎりは常温ではあまり持たないので、無理に食べたり、勿体ないとは思いながら捨てることもありました。

でも、このホットサンドメーカーのおかげで、余ったおにぎりはクーラーボックスに入れておき、お腹が空いたら焼きおにぎりにして食べることで、美味しく無駄なく食べられるようになりました。


まとめ

縁を完全に圧着して、耳までカリカリに焼きたいのであれば、TSBBQ、ベルモント、OIGENのシングルモデルになります。

OIGENホットサンドクッカーで作ったホットサンド。耳の部分がしっかり圧着されている。

コスパで選ぶのであれば、アイリスオーヤマ1択になります。単に安いだけでなく、耳の周囲を圧着できるため、中身がこぼれず食べやすいなど、機能的にもしっかりしています。2021年6月にはダブルも追加されましたので、両方買って使い分けるのもアリです。

焚火で楽しむのであれば、ペトロマックスかOIGENがおすすめです。どちらも柄が長く、焚火でも使いやすいです。

OIGENのホットサンドメーカー。

特にOIGENは、焚火台周りに吊るしておけば、映えもバッチリで、テンションが上がります(笑)


調理器具として見た場合は、テンマクデザインが秀逸です。深さの異なる本体が2つ付いてくるので、具の量で選べるだけでなく、ホットサンドとベーコンエッグなど、2種類の料理が同時に調理可能です。特にソロであれば、スキレットやフライパン代わりにもなるため、これ一つで完結することができます。

食べ盛りのお子さんがいるファミリーキャンプであれば、2個同時に作れるLAVAかキャプテンスタッグのダブルサンドトースターがおすすめです。いずれもグリルパンとしても使えるため、重宝します。


ちなみに、私はLAVAとOIGENを愛用しています。
LAVAは、一度に2枚焼けるので、忙しいキャンプの朝食作りにはもってこいですし、把手も含め鋳鉄製なので焚火でも安心して使えます。


また、開いて2枚のグリルパンとして使うとことができ、肉や魚などを焼くことができます。焼き面には溝が入っているので、肉などを焼いたときに余分な脂が落とせ、きれいな縞の焼き目が入るので、見た目にもおいしそうに仕上がります。



南部鉄器のOIGENは、看板に違わず高品質な鋳鉄製で、カリッと全体が焼き上がったホットサンドには感動すら覚えます。


シングル、ダブル共にこんがり焼き上げることができる。

重量は、シングル、ダブルいずれも1.5kgと、ホットサンドメーカーとしては異例の重さですから、高い蓄熱性を誇り、連続で焼けば1個2分程度で焼けます。



ホットサンドメーカーは、それぞれに個性があるので、いくつか使ってみることをおすすめします。
 

















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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と娘の3人家族で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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