【2023年新作】オガワのシャンティRはここがイイ!!

2023年2月14日

topics テント

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毎年、新作テントをリリースしているogawa。

特に、今年はシャンティRやオーナーロッジType78Rなど、注目のテントが目白押し!!


そんな注目の新作テントについて、GRAND lodge 小平で設営イベントがあったので、早速リポートしたいと思います。


Shanty R(シャンティR)について

概要

シャンティRは、クロスポールのドームテントに、大きな張り出し用ポールによって広い前室を実現したテントです。

実はシャンティは、以前「シャンティ23」の名で、2~3人用テントとして販売されていました。インナーテントが150×220と小型だったこともあり、実質1~2名だったのですが、広い前室と、前面フラップによる張り方のバリエーションが玄人受けしたため、一部のソロキャンパーに支持されていました。

その後、ソロ・デュオ向けテントはヴィガスに移行していき、シャンティはラインアップから外れたのですが、今回は、一回り大きくなり「シャンティR」として復活しました。


シャンティR最大の特徴は、前面フラップが2重化されており、オープンタープのような使い方ができることです。

付属の長さ210cmのポールを使うことで、ヘキサタープのように張ることができます。

更にポールを追加すれば、大型タープ並みのスペースが確保でき、広くて開放的なリビングスペースが現れます。

以前のシャンティ23に比べて、前室も160cmから200cmにサイズアップしていますから、天候の悪い時などはあえてフルクローズにして、簡易ツールームとして使うこともできます。


シャンティRは、最近のオガワらしく、全面にメッシュパネルが採用されています。

背面に関しても、全面巻き上げオープンが可能ですから、前後を開ければ、抜群の通気性を誇ります。


シャンティ23は半面のみオープン可能でしたから、通気性も進化しています。


インナーテントについて

シャンティR付属のインナーテントは、幅245cm奥行215cmです。

インフレーターマットは70cm弱の製品が多いので、実質大人3人か、大人2人+子供2人という使い方になります。

吊り下げ式で、フライシートにフックで取り付けるだけですので、設置が簡便なのが良いです。


前後がメッシュパネルになっており、左右のベンチレーター部分にも三角形の小窓が付いています。

オガワのテントは、インナーも含めて通気性が良いので、夏場はとても助かります。

また、結露しても、フルオープンにすれば30分程度で乾くので、そういった意味でも良いテントです。


吊り下げ式のインナーテントという仕様は、使い方のバリエーションを広げるのにも1役買っています。

昼間は、インナーを付けづにシェルター兼タープとして利用し、寝る時にインナーを付けるという使い方が可能です。

また、雨の日でも、インナーテントを先に畳むことができるので、濡らさずに撤収可能です。


スペック

シャンティRのスペックは以下の通りです。

出典:キャンパルジャパン


重量

  • 約8.24kg(付属品除く)
  • フライ:約3.77kg、インナー:約2.1kg
  • ポール:約2.37kg、付属品:約5.56kg(張り出しポール含む)

素材

  • フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
  • インナーテント:ポリエステル68d
  • グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
  • ポール:6061アルミ合金(φ14.5mm)+7001アルミ合金(φ13.8mm)

収納サイズ

  • 68x28x28xcm

付属品

  • 210cmスチールポール(φ19mm)x2本
  • 張り綱 1.5m×6本、2.5m×4本、3.5m×2本
  • スチールピン25cmx22本、アイアンハンマー1丁、収納袋


設営と撤収

設営

設営は15~20分程です。


①フライシートを広げる


②黒いポールをスリーブに通す



この時、ポールは平行に並べてスリーブに挿し込みます。


③前側ポールをテント後ろ側のハトメに留める

テント前側のスリーブに通したポールを、テント後ろ側のスリーブに通したポールをまたぐようにして、テント後部にあるハトメに挿し込みます。



④後ろ側ポールをテント前側のハトメに留める

テント後ろ側のスリーブに通したポールを、テント前部にあるハトメに挿し込みます。この時、2つあるハトメの内側に挿し込みます。



片方を留めたら、ポールを持ち上げながら、フライシートを立ち上げて、ハトメに挿し込みます。


⑤前室側ポールを立ち上げる

前室側のポールは、エンドが赤色に塗られているので一目で分かります。

スリーブ側も挿し込み口に赤いワンポイントが入っていますので、そこへ挿し込みます。





⑥ペグダウンする

6か所ペグダウンします。


ツールーム的に使うのであれば、ここでインナーを取り付ければ完成です。

⑦前面フラップを広げる

前面フラップには、タープ状のシートが折り畳まれているので、それを広げます。



⑧サブポールでシートを立ち上げる

先に、シート端のループにガイロープを取り付けて、ペグダウンします。


その後、サブポールを挿し込んで、ガイロープでペグダウンします。



オプションのポールを追加すると、更にシート下を広く使うことができます。


⑨インナーテントを設営する

インナーテントを広げ、4隅をフライシート側のリングに留めます。



インナーテントの上部フックを、フライシートに取り付けます。


これで完成です。


撤収

撤収は基本的に設営の逆ですが、多少のコツがあるのでご紹介します。

①インナーテントを畳む

各フックを外していきます。

天頂部分を織り込むように畳みます。

左右から中央に合わせて折りたたみます。


更に半分に折りたたんだら、端から巻いていきます。この時、反対側の出入口は空気が抜けるように少し空けておきます。


②前面フラップを収納する

ポールとガイロープを外します。



シートを内側に折りたたみ、内側のトグルに留めます。



③ポールを抜く


先にポールを抜き、その後ペグを抜きます。


④フライシートを半分に畳む

フライシートの出入口上部を持ちあげ、片方に倒すようにして半分に折りたたみます。



⑤出入口フラップ部分を内側に折りたたむ

フラップの中央を持って内側に折り畳みます。



反対側も折りたたみます。


⑥中央へ折り込み、端から巻いていく

左右から中央へ折り込みます。



収納袋の幅に合っているか確認したら、端から巻いていきます。


⑦収納袋へ入れる

最後に、巻いたフライシートの上から収納袋をかぶせ、ひっくり返して入れます。




まとめ

シャンティRは、前面フラップがヘキサタープに変形するというユニークなテントです。張り方のバリエーションも豊富ですので、サイトの大きさやシチュエーションに合わせて、様々な張り方ができるのが魅力です。

また、これ1つで、オープンタープを張らなくて良いというのは、設営と撤収の手間を大幅に省いてくれますから、キャンプでのアクティビティに最大限の時間を使うことができます。

特に、長期で複数のキャンプ地を巡るようなキャンプ旅行であれば、この機動力はとても魅力的です。

スカートが無いので、どちらかと言えば3シーズン用となりますが、この設営も含めた軽快性と解放感から考えれば、それが妥当な使い方と言えます。

寧ろ、3シーズンはシャンティRに任せて、冬は、今回新たに発売されたオーナーロッジtype78Rと組み合わせると最強だと感じました。


え?


テント沼?


いやー、適材適所と言うことにしておきましょう(^_^;



次回は、オーナーロッジtype78Rをレビューします。

乞うご期待!!





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