キャンプチェア徹底比較!軽さと機能性どちらを選ぶ?

2019年12月27日

キャンプtips チェア

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キャンプ用品の中で、一番バリエーションが豊富なのはチェアだと思います。シンプルに腰掛けとして最低限の機能の物から、リクライニングや、ロッキングチェアなどの高機能モデルまで様々です。
私も、あれこれ悩んで購入した結果、20脚以上のチェアを持っています(苦笑)。

そこで、現在発売されているチェアについて、私がこれまで購入したものも含めて、特徴をまとめて一気に比較してみようと思います。



図は、縦軸に重さ、横軸にラグジュアリー感という形でキャンプチェアをプロットしてみたものです。
ラグジュアリー感は、官能評価なので私の主観が入っていますが、ご了承ください(笑)
ぱっと見て分かると思いますが、重くてシンプルなチェアはありません。やはり、アウトドア向けのチェアですから、高機能なものでない限り、軽く作られていることが分かります。

軽さについては、ずば抜けているヘリノックスチェアワンがトップにきます。更に軽いチェアゼロは僅か500g程度ですので、ヘリノックスの軽さへのこだわりが分かります。
重さについては、大体4Kgを超えてくると重く感じてくるので、4Kgを重さの中心にしています。
フィールドアのクラシックチェアは、所謂カーミットチェアとほぼ同等のため、ラグジュアリーに振っても良かったのですが、そうするとレイチェアやロッキングチェアなどのより高機能なチェアの評価が難しくなるので、あえて、中心に置いています。
ラグジュアリーについては、座り心地や見た目、素材などを総合的に判断しています。特に、リクライニング機能は、実用性も含めて評価してみました。

それでは、各ゾーンを詳しく解説していきます。

軽量&シンプル

最もシンプルなチェアは、コールマンのファンチェアです。最低限の座面に小さな背もたれと、機能性に振っています。収納方法は、昔からあるシンプルな収束型で、重量も2.2Kgと軽量です。

これを少し大きくして、ひじ掛けを追加したモデルがリゾートチェアです。ひじ掛けには、ドリンクホルダーが付いているなど、機能性も上がってきます。恐らく、このタイプのチェアがキャンプチェアとして最もコスパが良く、多く利用されていると思います。

更に、剛性を増して座り心地を改善したものがキャプテンチェアとなります。コールマンのツーウェイキャプテンチェアは、高さをノーマルとローに切り替えることができるので、テーブルの高さに合わせて使い分けすることができる珍しいチェアです。
図から分かる通り、機能性が上がるとともに、重量が増加します。

コンパクトフォールディングチェアは、ロースタイルのチェアで、構造も二つ折りとシンプルです。ですので、軽くてシンプルなチェアを求めるなら、最も良いチョイスと言えるでしょう。
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最軽量は、ヘリノックスのチェアワンです。重量約900gと軽く、シート形状がお尻から背中にかけて包み込むような形になっているので、独特の座り心地があります。シートをポールに差し込むのに若干のコツが要りますが、慣れれば簡単に組み立てることが出来ます。発売依頼、ヒットが続いているので同等品(コピー品)も多く発売されています。

軽量&ラグジュアリー

この領域は、最も個性的なチェアが揃っています。

フィールドアのクラシックチェアは、キング・オブ・キャンパーズチェアと名高いカーミットチェアにインスパイア(というかパクった)されたチェアですので、非常にバランスの良いチェアです。分解して畳むと63×12×15cmとコンパクトになり、収納バッグも付いてくると、いうことナシ!
実は、このカーミットチェアを最初にパクったのは、ハイランダーです(詳細はこちら)。

レイチェアは、3段リクライニングができるということで、発売以来人気のチェアです。シート色も、最初はグリーンしかありませんでしたが、赤やオリーブも追加されました。更に今年からは、難燃素材を用いたファイヤープレイスレイチェアが発売されるなど、バリエーションも広がりを見せています。
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スノーピークのTake!チェア ロングは、独特のポジションを占めているチェアです。前後左右をクロスフレームで支え、包み込むような座面を実現しており、一度座ると立ち上がりたくなくなります。シートは丈夫で焚火にも強い6号帆布を使っており、見た目と実用性を兼ね備えています。

ニーモのスターゲイズリクライナーは、チェアと言うよりはブランコです。独特の形状ですので、食事で使うには少し使い難いですが、キャンプ場でリラックスするにはトップクラスの座り心地です。
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来春には、ポリコットンバージョンも追加される予定です。
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重量&ラグジュアリー

座り心地や機能性を重視すると、どうしても重くなってしまいますので、このカテゴリのチェアは全体的に座り心地が良いです。

オガワのハイバックチェアは、数あるハイバックチェアの中で、最も質の高いチェアです。重量が4.4Kgと若干重いですが、独特のフレーム構造から来る剛性の高さは、安定した座り心地につながっています。
剛性が高いということは、耐久性も高いということですが、値段も高いのが難点です(苦笑)。多少耐久性は下がりますが、アディロンダックのキャンパーズチェアならよりリーズナブルです。

私の中でラグジュアリー最高得点は、キャプテンスタッグのリラックスクッションチェアです。中綿の入ったコットン製のシートは、ソファーに座っているような心地で、見た目も良く、テントやタープも含めてフルコットンにすると、ひときわ目立つこと間違いなし!?
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コールマンのイージーリフトチェアSTは、リクライニングだけでなく、足側がオットマンのように持ち上がるため、超快適に寝ることができるチェアです。まさに寝落ち確実なチェアですので、冬場は風邪をひかないように気を付けた方が良いです。
ただ、通常姿勢だと、座面が若干高めなため、足の短い私は地面に足が微妙につきません(苦笑)。
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クオルツのフォールディングロッキングチェアは、剛性が高く本格的なロッキングチェアです。焚火のお供として活躍させたいのですが、でかくて重いので、いつも他のギアとの兼ね合いで持って行くかどうかの当落線上にいるちょっとかわいそうなチェアです。
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コールマンのインフィニティチェアは、リクライニングチェアの中ではおそらく最強と言えるチェアだと思います。シートはポリエステルですが、メッシュ生地のため通気性が良く、シート自体もフレームとゴム紐で結ばれているので、どちらかと言うとハンモックに近い座り心地です。
リクライニングは、無段階で調整可能で、手元のストッパーを操作することで好きな角度で止められます。使ってみると、確かに宙に浮いているような感じがあり、とても気持ちが良いチェアです。
欠点は、8.8Kgという普通のチェア2脚以上の重量と、二つ折りのために折り畳んでもあまりコンパクトにならないという点です。


以上、色々なキャンプチェアを比較してみました。まだまだ取り上げたいチェアはいっぱいあったのですが、また別の機会にご紹介できればと思います。

今回紹介したチェア一覧

軽量&シンプル

















軽量&ラグジュアリー

















重量&ラグジュアリー
















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