2月の3連休前、南岸低気圧と寒気の影響で、関東は大雪との予報でした。
東京都内でも最大10cmの大雪となる予報でしたが、結果は、一部で数cm積もった程度で、大雪には程遠い結果となりました。
一方、関東甲信越の山沿いではかなりの雪となり、河口湖周辺のキャンプ場も結構雪が積もる結果になりますた。
元々、3連休は、北軽井沢でファミリーキャンプの予定でしたので、おかげで私たち家族も大いに雪を楽しむことができました。
今回お邪魔したのは、outside BASE（アウトサイドベース）。
アウトドア好きの方ならご存じだと思いますが、田中ケンさんが運営しているキャンプ場です。BE-PALを創刊号から読んでいる私にとって、ケンさんは憧れと言うよりも、昔からの知り合いのような人です。
勿論一度も会ったことはありませんが（苦笑）。
outside BASEは、ずーっと行きたいと思っていたのですが、何故か予定が合わず、一度も行けていないキャンプ場でした。そんなoutside BASEに、初めて行くことになった理由は、他のキャンプ場が予約でいっぱいだったという単純な理由。
1～2月は、毎年雪中キャンプ狙いで、東北・北陸方面のキャンプ場に行くのが常なのですが、今年は、毎年行っているキャンプ場が何故か予約でいっぱい。そこで、outside BASEに電話すると空いているとのことで、二つ返事で予約することに。
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| 珍しく雪が降り積もった北軽井沢。遠くに見えるのが浅間山。 |
北軽井沢は、雪が少ない地域で、雪中キャンプを楽しむという感じにはならないため、冬キャンプではあまり行かない地域でした。豪雪でも知られる草津温泉からは、僅か30km足らずの距離ですが、積雪量には大きな違いがあります。
そんな北軽井沢ですが、今回は様子が違いました。3連休前の積雪量は30cm以上で、outside BASEも膝まで雪に埋まる状態。
広いキャンプ場は、良い意味で、除雪されていないため、降り積もった新雪を楽しむには最高の環境！
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| フカフカの新雪が積もっているため、AWDのCX-8でも雪でスタックする場面が。 それでも、最新のオフロード・トラクション・アシストを搭載する新型CX-8は、タイヤが空転しつつもクリアできるため、こういった場面での安心感が違う。 |
望外の雪中キャンプになりました。
普段雪の少ない北軽井沢ではありますが、最低気温は軽くマイナス10℃を下回りますから、パウダースノー状態の軽い雪。
そのため、踏み固めるのが一苦労で、テントサイト設営に2時間近くかかってしまいました（^_^）
outside BASEは、チェックインが14時から、チェックアウトが13時までという、ちょっと遅めのキャンプ場で、私たちは14時半にチェックインしたため、設営が終了した頃には夕方に。
でも、これは想定内。この日は、レトルトのおでんにもつ煮込みと、いずれも温めるだけのメニュー。
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| 温めるだけで美味しいレトルトおでん。 |
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| 缶詰も薪ストーブで温めれば立派な肴に。 |
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| 午前中に立ち寄った、小諸の道の駅で購入した地酒が進みます（笑）。 |
薪ストーブを使えば、バーナーも不要で、簡単に作れるため、ドタバタするキャンプ初日にはもってこい。決して、手抜きをしているわけではありません！
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| 最近私が気に入っている「ジャン辛もつ煮」 |
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| 黒七味を追加すれば更にピリッと美味。 |
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| 残ったタレにはご飯をイン！ 薪ストーブはご飯が簡単に美味しく炊けるので、この組み合わせは最強！ |
ちなみに、場内には、大人4～5人が入れるお風呂があり、夏は露天風呂もあります。
寒い冬場は、シャワーではなくお風呂があるのはとてもありがたく、しかも宿泊者は無料で利用することができます！
翌日は、朝からスノーハイク。
まさか、北軽井沢でスノーシューが使えるとは思いませんでした。
outside BASEは、敷地がとても広く、私が泊った時は10組程度しか入っていなかったこともあり、敷地内を歩くだけでもスノーハイク気分が楽しめます。
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| キャンプ場の裏山へは、テント脇からアプローチできる。 |
また、キャンプ場裏側は、ちょっとした山になっており、本格的なスノーハイクが楽しめました。
林の中を分け入っていくと、シカらしき足跡が。
それを追っていくと、シカが食べたと思われる木の皮が剥がれた跡を発見。
こういった発見があるのも、スノーハイクの楽しみの一つ。
さて、この日のメインは、焼肉とトマト鍋。
折角のoutside BASEですから、ケンさんへのリスペクトも兼ねて、コールマンのツーバーナーに、286Aランタンを使用。
※田中ケンさんとツーバーナーのエピソードを知りたい方はこちらをご覧ください。
焼肉には、こちらもケンさんプロデュースの「アウトサイドハーブスパイス」と、ケンさんが最近お気に入りの「今日はやきにく。馬路村」を使用。
「アウトサイドハーブスパイス」は、パンチが効いている割に塩分は少なめなので、塩を自分好みに調整しやすくて気に入っています。
「今日はやきにく。馬路村」は、馬路村ぽん酢しょうゆで有名な馬路村農協で販売されている焼肉のたれです。ケンさんのYouTubeで紹介されていたのを見て、私も買ってみたのですが、ニンニクとゆずが効いていてとても美味なタレです。
ケンさんは、焼き鳥にも使っていましたが、確かに焼き鳥にもよく合うタレで、我が家でもこれを買ってからは、何でもこれをかけて食べています（笑）。
このタレとハーブスパイスを交互に使えば、飽きずに焼肉を食べ続けられます(*´▽｀*)
※「今日はやきにく。馬路村」は馬路村農協から購入できます
トマト鍋は、ツーバーナーで。
気温は3℃前後ですから、ガソリンツーバーナーが大活躍。
焼肉だけでは体が温まりませんから、スープ代わりのトマト鍋がとても心地良いです。
焼肉を食べ終えたら、残った炭火に薪を投入して焚火に。
腹ごなしにキャンプ場内を歩いていると、ちょっとだけひらけた場所を発見。
早速、踏み固めて小さなスペースを作ります。
テントサイトからの道も、軽くラッセルして確保。
何故こんなことをするかと言うと・・・
夜の星空を楽しむためです。
この日は、月が明るくて、星を見るにはイマイチでしたが、それでも星空を楽しめました。
それに、月明かりが林を照らし、カラマツの枝が複雑な模様を雪のキャンバスに描いている様子は、何とも幻想的な情景でした。
考えてみると、北海道から新潟まで、様々な場所で雪中キャンプを楽しんできましたが、新雪に晴天の月という組み合わせは、今まで巡り合ったことがありません。だいたい、豪雪地帯は晴れていることが少ないですから、こんな光景が見られたのも、何だかケンさんのおかげな気がします（^ ^）
3日目の朝も、まったりスタート。
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| 朝日に染まる浅間山 |
チェックアウトが13時までというのは、嬉しい限りで、普段なら撤収日は使わない薪ストーブも、朝から焚いて楽しみます。
ずーっとoutside BASEの中で遊び倒した3日間。
北軽井沢は、標高が1000m以上と高いため、最低気温は1日目がマイナス14.9℃、2日目がマイナス13.4℃とかなりの寒さでしたが、日の出とともに気温はぐんぐん上がり、昼間は1桁台とはいえプラスになるので、北海道に比べればだいぶマシでした。
そんなことで、スノーハイクに焼肉に星空と、遊んで食べて自然を満喫できました。
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| 売店で購入したTEAM OUTSIDEのキャップ。 |
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| 売店で購入したココペリの人形。 |
今度は、夏に行きたいなー。
今回使用したキャンプギア
テント：ローベンス クロンダイクグランデ
テーブル：キャンパーズコレクション タフライトファイアープレイステーブル
焚火台：ONOE フォールディングファイアグリル35
薪ストーブ：テンマクデザイン ウッドストーブM
ストーブ：トヨトミ KS-67H
ランタン：コールマン ワンマントルランタン286A
LEDランタン： ジェントス EX-109D×2、EX-036D
スノーシュー：DOD スノーシュー＆トレッキングポール
