ローベンス クロンダイクグランデは最強グランピングテント!

キャンプ沼 テント 薪ストーブ 雪中キャンプ

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キャンプ沼にハマっていくと、様々なキャンプギアが増えていきます。そんな中キャンプギアの中で、テントは少し特殊かもしれません。基本的には1個あればこと足りるので、いくつも必要ないギアですが、沼にハマっていくに従って色々と欲しくなってしまいます。
キャンプにあまり興味の無い人から見れば、なぜいくつもテントがいるの?と思われがちですが、ソロ、ファミリー、グループなどスタイルによってテントの必要条件が大きく異なるのは勿論、キャンプ場の立地条件(特にサイトの広さ)、天候や季節によっても使い勝手の良いテントは変わります。そのため、キャンプ歴が長くなるほど、それぞれのシチュエーションに合ったテントが欲しくなるという訳です。
とは言え、テントはキャンプギアの中では最も高価な部類に入るので、おいそれと買い足すこともできません。ですので、ドームテントを基本として、3シーズンはオープンタープ、冬はスクリーンタープで2ルーム化するなど、タープでバリエーションを増やせば、殆どのシチュエーションに合わせることができます。ところが、どうしても特定の条件下に於いては、万能なドームテント+タープでも対応できない(と私が思い込んでいる)場面が出てきます。

それが、雪中キャンプです!

雪中キャンプでテントに必要とされるスペック

雪中キャンプでは、文字通り雪の中にテントを設営するので、通常のキャンプとは異なり、様々な機能がテントに求められます。私がテントに求めるスペックは以下の通りです。

  • 薪ストーブが幕内で使える
  • 防水性の高いフロアシートが付いていて、雪上に直接設営できる
  • すきま風を完全にシャットアウトできる
  • 2畳のホットカーペットが敷ける
  • 結露に強いコットン系素材

もちろん、普通にテントを張って寝るだけであれば、山岳ドームテントでも十分(というかそれがむしろ本当の姿!?)ですが、より快適に雪中キャンプを楽しむという贅沢な願望を叶えるためには、上記のスペックが必要となります。

気温が常時氷点下になる雪中キャンプでは、暖房は欠かせないので、最も出力が高くキャンプ気分も盛り上がる薪ストーブが使えることはマスト条件です。
また、雪上に直接テントを建てるわけですから、雪が溶けてフロア内に浸水してくるようでは困りますので、防水性の高いフロアシートが必要になります。コット寝にすればフロアマットなしで雪上に建てるという方法もありますが、暖かく快適に過ごすことを目的としていますので却下です(笑)。
すきま風を完全にシャットアウトできるというのも大きな要件で、特に寝ている時には重要なスペックとなります。
ホットカーペットについては、まあ贅沢品なのですが、これがあれば多少シュラフの性能が劣っていても快適に寝られます。2畳としているのは、妻と娘の3人で寝られるスペースを確保するためです。
最後に結露問題ですが、幕内で暖房を使うと、化繊系のテント幕の場合はかなりの結露を覚悟しなければならず、拭き取る手間がかかるので、コットンかポリコットンのような吸湿・透湿素材がベターとなります。

さて、上記スペックをほぼ満たすテントとして、私は既にテンマクデザインのサーカスコットンバージョンを持っていたのですが、どうしても不満な点が2つありました。
1点目は、フロアシートが無いことです。フロアシートが無いため、別の物を用意する必要がありますし、密閉性にも劣るため隙間風問題がありました。雪中キャンプでは、スカートを埋めてしまえば隙間風は無くなるのですが、入口付近は開閉のためスカートを埋められないため、どうしても隙間風が発生します。
2点目は、若干サイズが小さく、薪ストーブを入れてしまうと、テント内がかなり狭くなるという点です。一応ぎりぎり2畳のホットカーペットが敷けるのですが、端はテント幕にあたるので、実用面積がかなり狭く、親子3人で寝るにはちょっと厳しいです。ホットカーペットを1.5畳と1畳の2枚に分ければ良いのですが、それでもテント内の狭さは感じるので、もう少し広さが欲しいところでした。

そんなことで、雪中キャンプ用にテントを追加導入するか悩んだ挙句、購入したのがローベンスのクロンダイクグランデです。

ローベンス クロンダイクグランデ

出典:ローベンス

ローベンスは、デンマークのテントブランドです。厳しい気候風土の北欧メーカーらしく、デンマーク本社のテストセンターには、最大風速200キロを計測する380馬力の風力発生機と降雨マシンを導入し、日々テントの性能テストを行っているそうです。
そんなローベンスが作った大型のワンポールテントがクロンダイクです。クロンダイクは、サイドウォールの立ち上がりがあるベル型テントで、ワンポールの欠点であるテントの端が天井高が無く有効面積に劣るという点を克服しています。
また、入口のAフレーム構造により出入りがしやすく、利便性・居住性に優れたテントです。
テントの素材は、ローベンス独自開発のHydro Texポリコットン。フロア部は、耐水圧5000mmのポリエステル生地で、厚さも十分あるため耐久性にも優れています。尚、フロアシートは、ジッパーにより取り外し可能ですので、大型シェルターとして使うことも可能です。


そして、幕内で薪ストーブが使えるように、煙突ポート(16cm径)も標準装備されているため、私の雪中キャンプ向けテントの必要スペックを全て満たしています。
クロンダイクは、直径4mのノーマルと、直径4.6mのグランデの2種類があります。既に所有しているサーカスコットンバージョンが4.2mで、薪ストーブを入れると狭く感じることから、私は大きいとは思いつつグランデを選択しました。
グランデを選んだもう一つの理由が、サイドウォールの立ち上がりがノーマルが60cmに対し、グランデが70cmと10cm高く、より居住性がアップしている点です。全高も2.7mから3mと大きく、より開放感のある空間に仕上がっています。おかげで、薪ストーブの煙突の長さが足りず、3本買い足す羽目になりましたが(苦笑)。

クロンダイクグランデの最大の欠点は、その大きさでしょうか。ベル型テントの構造上、ガイロープ(張綱)をきっちり張らないとサイドウォールが立ち上げられないのですが、このガイロープまで入れると、直径7m以上の空きスペースがないときっちり張ることができません。そのため、区画サイトで張れるキャンプ場はかなり限定されてしまいます。
これを克服するため、ガイポールという製品も市販されていますが、自作も可能ですので、近いうちに考えたいと思います。

クロンダイクグランデを設営する上でのポイント

基本的には、ワンポールテントですので、広げて周囲を固定し(総ペグ数31本!)、センターポールを立ち上げるだけですが、ちょっとしたコツがあるのでご紹介したいと思います。


まずはグランドシートを広げて、その上に幕体を広げます。
私は、純正のグランドシートが見た目ショボかったので、DODタケノコテントのグランドシートを流用しています。若干サイズが合っていませんが、こちらの方がシートに厚みがあってしっかりしているので、荒れたグランドで建てる場合でもフロアシートを保護することができます。

幕体を広げたら、対角線沿いに1本づつペグダウンしていきます。ペグ用のループは、ベルトで微調整可能ですが、なるだけピンと張れるように、片方をペグダウンしたら反対側から軽く引っ張ってペグダウンするときれいに張れます。一人でも張れますが、全部で10か所あるので、2人でやった方が楽です。


ペグダウン用ベルトループは1か所につき2つ付いていますが、下の方だけペグダウンします。

センターポール(左)、出入口用のAフレーム(中央)、収納袋(右)

ペグダウン出来たら、センターポールを立てます。このセンターポールの組み立てと収納にはちょっとしたコツが必要となります。
クロンダイクのセンターポールは、入れ子構造になっています(マトリョーシカじゃないのがポイント!)。


写真は、入れ子になったセンターポールを全部取り出した状態ですが、それぞれが上下逆に入れられています。


細い溝が入っている方が上で、ここに次の段のポールを差し込んで行きます。


収納する時は、一段づつ上下逆さまにして入れていかないと、写真のようにうまく収納することが出来ません。これに気が付かづ、私も最初悩みました(笑)。


5段分組みあがったら、センターポールの上下に吸盤状のプロテクターを取り付けて完成です。

さて、センターポールを立ちあげたら、あとは周囲のガイロープを張っていきます。
ガイロープは、幕体に固定されていますので、それを解いてペグダウンしていきます(10本)。


だいたい1m以上は離さないと、ピンときれいに張れません。ガイロープには、アルミ製のペグに留める金具が付いているのですが、滑りが猛烈に悪いので、無理して引っ張るとロープを痛めてしまいます。


そのため、この金具を使わずに、そのままループしたロープを直接ペグに留める方が良いです。
あと、この時に、最初にペグダウンした時の上の方にあるベルトループもペグダウンすると、より強固に張ることができます。

あとは、入り口のAフレームを組み立てます。



Aフレームは、差し込むベルトが内側のフロア付近に用意されているので、そこに差し込むだけです。
その後、入り口上部のハトメにAフレームのピンをさし込み、付属のゴムキャップをはめます



最期にAフレームトップ近くのガイロープを固定すれば完成です。


尚、煙突ポートですが、ベルクロテープでがっちり固定されていますので、煙突を使いたい場合は、センターポールを立てる前に開けておきましょう。私は、初めて設営した時に煙突ポート開けるのを忘れていて、大変な目に遭いました。高さが3mもあるので、手が届くはずもなく、ポールを外そうにも、10本のガイロープを緩めないとビクともしないので、設営をやり直す羽目に・・・。

張ってしまえば、最早グランピング!

さて、張ってしまうと、改めてその大きさに驚かされます。薪ストーブを入れても、かなりの広さが確保されています。


私の使用しているテンマクデザインの「irom-stoveちび」は、幅478 mm、(脚を広げた最大幅660㎜)、奥行き335mm、高さ294mmと、キャンプ用薪ストーブとしては大きい部類に入りますが、このテントの中ではこじんまりした感じになります。


フロアは十分な広さがあるため、センターポールを挟んで片側に2畳のホットカーペットが余裕で敷けます。


Aフレームの出入口は、巻き上げてフックで止めることもできるので、フルオープンにしてしまうと、テントの中から景色が眺められ、贅沢な気分を味わうことが出来ます。

寒い冬に薪ストーブにあたりながら幕内から富士山を眺める。将にグランピング!?

尚、出入口の幕には窓も付いているので、就寝時にストーブを使っていても十分な換気ができます。

左側が少し空いているのがベンチレーター。写真中央の太いパイプが煙突、その右がセンターポール。センターポールにはランタンフックが取り付けてある。写真では逆向きに取り付けてしまっている(@_@)

ベンチレーターは、トップに設けられており、赤い紐を引っ張ることでオープンできますが、トップの生地が丈夫で、思ったほど空けることが出来ませんでした。これは暫くならしが必要かもしれません。ただ、サイドウォールには、ベンチレーションも兼ねた窓が設けられているので、こちらを全てをオープンにすると、風通しは良いです。

さて、一番困ったのが、ランタンフックです。一応ランタンフックが付いているのですが、最上段のポール5段目に付けるため、全く手が届きません!
そこで、タープポールなどに使うランタンフックを使おうとすると、センターポールが太すぎて全くハマりません!!
このポール、入れ子構造になっていることもあり、かなり太くなっています。

5段目:31mm
4段目:37mm
3段目:43mm
2段目:47mm
1段目:52mm

市販のランタンフックは、殆どが最大32mm径までしか対応していないため、やっぱり5段目にしか付けられません(泣)。
もうこうなったら、パイプ用治具などを工夫して自作するしかありませんので、後日挑戦してみたいと思います。

あと気になったのが、室内空間がとにかく広いので、暖房効率が悪い点です。薪ストーブであれば全然OKですが、トヨトミレインボーのような小型ストーブでは、幕外温度+5度程度で、最大出力で焚いても+10度は厳しい状態でした。ですので、冬シーズンにグランデでグランピングするには、それなりに高出力なストーブが必要となります。
(ストーブについての詳細はこちら


まあ、ランタンフックなどの問題はありますが、とにかくこのサイズのテントが建てられる場所さえあれば、巨大なリビングをアウトドアに作りだすことができるという、最早本末転倒な状態が完成します(笑)。

電源に余裕があるサイトなら、こたつを持ち込むのもアリかもしれないと、妄想は続くばかりです。

このテントを使った雪中キャンプは、2月末に予定していますので、行って来たら感想を追加したいと思います。



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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と小学生の娘の3人で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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