「フォレストパークあだたら」で雪中キャンプと温泉三昧

キャンプリポート 薪ストーブ 雪中キャンプ

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今シーズンは、諸事情により冬キャンプに行くことが出来ず、薪ストーブも宝の持ち腐れ状態でしたが、2/22からの3連休にようやく行くことが出来ました。

場所は、雪中キャンプでも有名な福島県のフォレストパークあだたら。テントサイトも広くて電源も完備、場内には天然温泉があり、利用者は入り放題という、まさに雪中キャンプにはうってつけのキャンプ場です。実は、雪中キャンプ目的で、去年の11月に予約していました。ところが、今年の暖冬で、雪が全く積もっていないことが判明。天気予報でも、最低気温は5度前後、最高気温に至っては14度と、雪など全く望むべくもない最悪のコンディション(あくまで雪中キャンプ目線です。普通のキャンプであれば良いコンディションです(笑)。)
娘も、雪合戦やイグルー作りをやりたいと思っていたので、雪が無いと知った瞬間「雪無いんやったら、ただの寒いキャンプやん!行っても意味ないやん!!」と言い出す始末。
「まあまあ、雪無かったら、フェザースティック作ったり、ブッシュクラフトして遊ぼ」となだめて、ようやく出発。

天然温泉が素晴らしいフォレストパークあだたら

今回利用したサイトは、キャラバンサイト。
かなりの広さがあるサイトで、電源だけでなく、水道(冬季は締切)や、テーブルもある、高規格なサイトです。
テントは、去年の増税前に駆け込み購入したクロンダイク・グランデ。


これだけの広さがあれば余裕で張れると思ったのですが、サイトの最奥に張ると、若干ガイロープを短めにしないと張れませんでした。それでもまあ、そこそこしっかり張れたと思ったのですが、深夜に大変なことに・・・。


場内は、林間にも雪が無い状態。しかも、夜は雨が降るという予報。しょうがないので、とりあえずは温泉に入りに行きます。

宿泊者は8:00~10:00と12:00~21:00まで利用可能。

脱衣場は籠があるだけなので、貴重品はロッカーへ。

温泉は、ナトリウム-炭酸水素塩泉で無色透明。phは、8.6と少し高めのアルカリ性で、入浴すると肌がぬるっと感じる「美肌の湯」です。

外湯は森の木々に囲まれた癒しの空間
出典:フォレストパークあだたら

内湯も開放感があり、サウナもある。
出典:フォレストパークあだたら

私が特に気に入ったのが、源泉温度56.0℃ という本物の温泉で、風呂の構造上かけ流しと循環式を併用してはいますが、基本的には加水・加温なしの源泉かけ流しという点です。湯船の温度は、外湯は若干ぬるく、外気温が低いと温まるには物足りませんが、内湯は41~2度ぐらいの少し熱めになっているので、雪中キャンプで冷えた体を暖めるには最適です。
初日は寒く無かったので、外湯が最高でしたが、2日目は0度前後だったので、内湯がありがたかったです。こんな良い湯に好きなだけ入れるなんて、フォレストパークあだたらは温泉好きでなくても最高のキャンプ場と言えます。

ビジターセンターの裏口から入った廊下。手前が女性、奥が男性のお風呂。

温泉は、ビジターセンターの地下1階にありますが、建物の裏側にある駐車場から直接入ることができるため、離れたサイトの場合は、車で来ると湯冷めしなくて良いです(笑)。


受付横の売店は、ジュースやアルコール類、アイス、お菓子など以外に、各種アウトドアグッズが充実しています。特に、チャムスとコールマンのグッズが充実しており、食器やホットサンドメーカーからガスランタンまで売っていました。



薪も、着火しやすい針葉樹などの板材の薪と、広葉樹の薪が660円で売っていました。値段的には安くも無く高くも無くといったところでしょうか。


右上が燃えやすいバタ薪、左下が広葉樹の薪

さて、薪ストーブを点火し、晩ご飯は冬のキャンプ飯定番のキムチ餃子鍋。

愛用の薪ストーブはテンマクデザインのiron-stoveちび。

吸気口も全開で薪を燃やしていきます。

天板温度は300度とベストな焚き具合。

キムチのまろやかな辛味と、あったか水餃子の相乗効果で身も心も温かくなります。むしろ、夜でも気温が5度以上あったので、温泉+薪ストーブ+鍋で、暑すぎるぐらいでした。


火事と強風

ご飯も食べ終わってまったりしていると、娘が眷属を集めて何やら怪しげな祈りを捧げています。


雪よー降れー
雪よー降れー

この気温じゃ、アナと雪の女王でも雪は無理と慰めていた時、遠くでサイレンの音がしてきました。どうやら、消防車のようですが、フォレストパークあだたらは、山の中腹にあるキャンプ場ですから周りには何もありません。不審に思った私がテントから外をのぞくと、遠くの方にチラチラと赤色灯が見えます。気になったので、見に行ってみると、消防車が10台ぐらい来ていました。



消防団の方に話を聞いてみると、テントが燃えたとの事。そういえば、少し前にボンとガス缶か何かが破裂したような音がしたことを思い出しました。あの音は、テントが炎上した音だったのかと納得。私も気をつけますと言い、テントに戻りました。
キャンプを長くやっていると、色んなトラブルを経験しますが、テントが炎上した現場に居合わせたことは流石に無かったので、私も火事には気を付けようと思いました。

さて、火事には気を付けようということで、薪ストーブを燃やし尽くして消灯と思っていると、風がドンドンきつくなってきました。日によっては、安達太良山からの吹き下ろしの風が強いとは受付で聞いていましたが、ゴゴーッという音とともにテント幕がバタバタとはためき、中心のポールが揺れるので、家族の前では大丈夫と言いつつ、内心はかなりビビってました(苦笑)。



まあ、ローベンスは、最大風速200キロを計測する380馬力の風力発生機で製品テストしており、クロンダイクグランデも、平均150km/h(風速41.6m)、最高160 km/h(風速44.4m)という台風並みの暴風に耐えられるテントですので、スペック上の安心感はありました。しかし、幕内では薪ストーブを焚いているので、万が一倒壊したら火災は免れません。そんなことを考えていた次の瞬間、横殴りの強風を食らった幕が風をはらんで、ガイロープが外れてしまいました!
直ぐに、ペグ袋を抱えてテントを飛び出してみると、30cmのソリッドステークが見事に抜けていました。これはいかんと言うことで、40cmのソリッドステークに交換し、他にも危なそうなペグは40cmに交換したり、2本差しで対応。設営時にもっと注意しておくべきだったと反省していると、周りのサイトからもペグを打つ音が・・・皆さんお疲れ様です!!

風は弱くなる様子も無く、雨も降ってきましたが、気にしても仕方がないと言うことで就寝。トヨトミレインボーも持ち込んでいましたが、それほど寒く無いので(それでも幕内は早朝3度ぐらいでしたが)、念のため使わず、ホットカーペットのみで寝ることに。


娘はコールマンのC0対応の封筒型シュラフを開いた布団スタイルで、電気毛布をプラスして朝までぐっすり。私はというと、ナンガのオーロラライト600DXを持ってきたのですが、暑すぎてシュラフから体を半分出して寝るという、何のために高価なシュラフを買ったのか分からない恰好で寝ていました。ただ、問題は、温度より強風で、テント幕がバタつく度にビクッと目が覚めるので、おちおち寝ていられず、結局早朝の5時には目が覚めてしまいました。

一夜過ぎると辺りは一面の銀世界

早朝5時に目覚めた私ですが、直ぐに異変に気が付きました。テントから外を覗くと、周りが白いのです。ライトをあててみると、一面が雪に覆われています。

テントの中から外を見ると一面の雪景色。写真は7:00頃。

娘の怪しげな祈りが通じたらしく(?)、深夜に雨が雪に変わったようです。日の出は6:20頃でしたので、トヨトミレインボーを点けてもうひと眠り。


トヨトミレインボーは、小型の石油ストーブで、出力も2.5kw(約2150kcal/h)と控えめなため、クロンダイクグランデのような大型テントでは、充分な暖房はできません。しかし、それでも外気温に対して約10度ほどは暖かくなるので、サブとしては結構使えます。今回も、薪ストーブを焚き出す前の早朝の寒さを和らげるのに役立ってくれました。


日の出を待ちきれない私は、起こしても起きない娘をほったらかして、雪に覆われたキャンプ場を散策しました。



雪国の方にはどうと言うことの無い風景だと思いますが、雪の降らない都会育ちの私には、全てが美しく、感動を覚えます。





場内を歩いているうちに、黄色いテープが張られたサイトを発見。昨日のテント火災現場のようです。


雪で埋もれてしまっていますが、フジカハイペットと思われるストーブが確認できました。


転がっている消火器が生々しさを感じます。


フォレストパークあだたらは、東京ドーム8.5個分に相当する敷地面積を誇り、180のテントサイトと、10台の宿泊用キャンピングトレーラーを持つ国内有数のオートキャンプ場です。





そのため、雪に埋もれた場内を歩くだけでも、スノーハイクの気分を味わえます。


7時半頃にようやく起きた娘も、一面の雪景色で一気にハイテンションに。


メジャー片手に、「積雪は約10cmです」と、お天気キャスターのマネゴト。

朝食は、写真を撮り忘れてしまいましたが、UNIFLAMEの角型クッカーで白米2合を薪ストーブの上で炊き、缶詰をおかずに、ご飯と味噌汁。薪ストーブは天板温度を250度ぐらいにしていましたが、それでも火が強すぎたようで、少々芯のあるご飯になってしまいました。

朝食もそこそこに、テントの外へ。雪はまだ降り続いています。



場内の道路は、早くも除雪作業が始まっていました。




前日は全く雪が無かったビジターセンターも、雪に覆われて別世界です。

我が家の雪中キャンプ定番のイグルー作り

さて、私も娘も大好きな、イグルーを作ります。
先ずは、イグルーを作る場所を決めます。大体、直径1.5~2m程度の円形のスペースが必要となります。場所が決まったら、スノーショベルで円を描きます。2人で行う場合は、一人が円の中心に立って、もう一人がスノーショベルを持った状態で、お互いにロープを張った状態で持っていると、きれいな円を描くことが出来ます。


1人でやる場合は、中心にペグを打ってロープを張り、ロープの先にもう1本ペグを結び付けると、コンパスのように円を描くことができます。

円が描けたら、円内を踏み固めて均しておきます。


イグルーを作る場所が決まったら、雪のブロックを作ります。
数週間に渡って雪が降り積もっている場合は、表面の雪を取り除いて、固く締まった雪をノコギリで切り出せばよいのですが、早朝から降り積もった新雪ですので、一旦固める必要があります。

先ずは、周りの雪を手あたり次第集めて山のように盛ります。


その後、ひたすら踏み固めていきます。デコボコが出来たら、雪を詰めてならします。


固まったら、のこぎりで4角に切ります。ノコギリは専用のスノーソーでなくても、普通の折り畳みノコギリで代用可能です。


後は、スノーショベルで掘り出すだけです。



この雪のブロックを大量に作って、ひたすら積んでいきます。


今回は、10cm程度の新雪ということもあり、集めて踏み固めるのが結構な重労働でした。そのため、途中で飽きた娘は、「おとーさん、天井いらんやろ」と言い出す始末。私も、疲れたため、渡りに船と「じゃあ、今回はこのへんにしといて、ファイヤーピットにしよ」と言うことで、焚火台とキャンプチェアを設置。


傍らには、フラスコ置きを作ります。


今回の中身は、ワイルドターキー 8年。アルコール度数50.5%と、普通のウィスキーより少し高めで、味もしっかりしているので、雪中キャンプ向きと言えます。一口飲めば、バーボンらしい甘さとバニラの香りが広がり、後味もカラメルのような苦みとナッティーさを感じ、ストレートでも飲みやすいウィスキーです。

ここで、イグルー作りで役に立ったアイテムをご紹介します。
防寒・防水ゴム手袋です。



ゴム手袋ですので、水を全く通しません。防水のスキー用手袋などでも、縫い目から水が浸み込んできたりするため、どうしても長時間雪に触れていると濡れて冷たくなってしまいます。この手のゴム手袋は、完全防水で裏地には防寒加工もされているため雪を触っていても全く冷たさを感じません。元々は、マイナス60度のマグロ用冷凍庫などで使われている業務用手袋ですので、防寒・防水性能は言うこと無しです。雪中キャンプ以外でも、冬キャンプの冷たい水仕事などでも大いに役立ってくれます。
最近ではショーワグローブのテムレスが有名ですが、他にも色々あるので、ワークマンやホームセンターで見かけたら買うことをお勧めします。

雪質も変わり本格的な雪中キャンプ日和に

さて、ウィスキーをちびちびやりながら焚火をしていたのですが、調子に乗って薪をくべすぎたせいで、壁の一部が崩壊!


娘には、「おとーさん、あほちゃう?そんなに焚火焚いたら雪溶けるに決まってるやん(怒)」と言わる始末。
「まあ、雪はいずれ溶けるんやからええやん」と誤魔化しつつ、娘と周辺の散策に。


樹氷のように雪が細い枝に付いて綺麗です。
私が情景を楽しんでいる横で、娘は「おとーさん、見てー」と呼びます。


「ほらー、ひとがたー」


今年の4月から中学生になるのに、大丈夫か?とちょっと心配になりました。

その後も雪は、降ったり止んだりを繰り返し、時折吹雪のように吹き付けてきたりします。そのため、午後には場所によっては、20cm以上の積雪に。


また、積雪量だけでなく、雪質も変わってきました。前日の深夜から早朝にかけて降った雪は、比較的水分量の多い雪でしたが、昼前からはパウダースノーに近い雪になり、雪合戦をするとボール状に固まりにくい雪となりました。
気温はずっと1~3度程度で推移していたので、雪が溶けることを心配していたのですが、雪質が良かったのは幸いでした。終日氷点下の極寒キャンプに比べれば過ごしやすく、雪遊びには絶好の状態でした。

日が暮れたので、ファイヤーピットでイルミネーションを楽しむ。
使ったのは、ダイソーのムーンライトとミニランタン。

さて、この日の晩も安達太良山から吹き下ろす風が強く、テント幕が激しくゆさぶられます。


とは言え、強風は昨晩に体験済みですので、2日目は心の余裕があります。この日は冷え込んで、外気温はマイナスとなったため、トヨトミレインボーは点けっぱなしで寝ることに。換気のため、出入口の三角窓を5cmほど下げておきました。

キャンプ中の最高・最低気温と薪ストーブの片付けについて

3日目の朝。快晴で片付けにはありがたい天気。

撤収日の朝は忙しいものです。朝食は、前日に焚いておいた白米を雑炊に。水を適量入れて、顆粒出汁と醤油で味を調え、グツグツと煮えたら火を消して、溶き卵を加えます。海苔を加えて出来上がり。早く作れて簡便ですが、体も温まりますし、食器も鍋1つと汁椀にスプーンと最低限で済むので、忙しい撤収の朝によく作る我が家のメニューです。食べながら、次回はフリーズドライのネギを持ってこようと思いました。

さて、この3日間の最高・最低気温をチェックしてみます。最高は、外気温8.8度、内気温26.0度。外気温は1日目が暖かかったので、その時の記録です。内気温については、薪ストーブの面目躍如と言ったところでしょうか。温度計は、入口付近のAフレームに吊るしていたので、薪ストーブの近くであればもっと高かったはずです。
最低気温は、外気温-1.1度、内気温2.1度。雪中キャンプとしては暖かい方です(笑)。

薪ストーブは、前日の22時頃から薪の追加は行っていませんでしたが、朝の7時でもまだ熱を持っており、天板は持てないくらい熱かったです。撤収作業があるので、とりあえず煙突を外して、幕外へ持ち出します。


ロストルを取り出して雪の上に置くと、ジュ―ッと音を立てて湯気が立ちます。


灰を十能で掻き出すと、まだ火がついている小さい炭が出てきます。2日間で薪3~4束相当と、オガライト10kgを使いましたので、灰も鍋一杯になりました。



今回、初投入した自作のダンパー。煙突内のダンパー周辺に煤が溜まっており、充分に機能していたことが分かりました。


夜中に吹き荒れた強風も、3日目の朝は収まっており、快晴で穏やかな天気となりました。


娘と作った雪ダルマが風でこけていました。


前日、焚火やイルミネーションを楽しんだファイヤーピットも、撤収にあたって壊します。


娘が、MSRのスノーショベルを手に「おりゃーっ」という奇声を放ちながら、雪のブロックを次々と破壊。うーん。育て方間違ったかな?

忙しく撤収作業を行っていると、また雪が降ってきました。良く見ると、結晶の形が分かる小さな粒が降ってきます。


写真はiPhone11で撮ったのでちょっとわかりにくいですが、6片の花のような形の結晶が見られました。


撤収作業も終了。テントの跡がきれいに残っています。

テントの跡。初日は雪が無かったことが良く分かる。
テント跡にポツンとある雪は、娘がイグルーの残り雪で作ったペンギンの雪像。


初日は全く雪が無かったというのが良く分かります。まあ、テント設営時は雪が無い方が建てやすいので、結果オーライというところでしょうか。

受付で清算している時にスタッフの方と少しお話したのですが、今年は特に雪が少なく、今回降った雪は今シーズン最大とのことでした。雪中キャンプを楽しみにしていた我が家としても、とてもラッキーでした。

あだたら山 奥岳の湯

キャンプ場を後にして、あだたらロープウェイを目指します。安達太良山の東側には、岳温泉という温泉街があるのですが、そこを通り抜けていった先に、あだたらロープウェイがあります。安達太良山は、ロープウェイで登って山頂付近を散策できるのですが、この日は結構吹雪いていたので、山頂に行くのは断念。

あだたら山ロープウェイ

ロープウェイに隣接するスキー場から安達太良山を望む。
吹雪で霞んで山頂は見えない。

その代わり(というかこっちが本命)、隣接している「あだたら山 奥岳の湯(おくだけのゆ)」に入ることにしました。


この温泉、ロープウェイとスキー場に隣接しているので、時間帯によってはかなり混雑するようですが、私は11時前に入ったので、数人しか入っておらず、ゆっくり入ることが出来ました。
ここの外湯は、安達太良山と抜けるような青空を堪能できる絶景風呂としても有名なのですが、私は、粉雪が舞う中で雪景色を堪能しながら入るという別の絶景を味わいながら入る事ができました。

奥岳の湯は、絶景だけでなく、ph2.5という強酸性の単純酸性温泉も魅力的な温泉で、湯は無色透明で硫黄の香りがほのかに漂います。源泉温度は54.5度の自然湧出で、加水はされていますが、温度調整のためですので、加水量も僅かです。外湯は、湯温を保つために加温はされていますが、循環ろ過ではありませんので、消毒薬の添加も無く、源泉かけ流しと言って良い温泉です。
湯船の温度は43度と熱めに調整されており、私の入った感覚では、外湯・内湯とも42度前後に感じました。この温度が、当日の天候とベストマッチしており、温泉で暖まった体を気温0度の冷たい外気が適度に冷やしてくれるため、いつまでも入っていられる、逆に言うと出られなくなる温泉でした。

少しのぼせてきたので、おもむろに腕を湯船の縁に乗せると、そこに雪の結晶が降ってきます。始めは腕に乗った瞬間に溶けてしまう雪も、腕が冷やされるに従って、溶けるまでに一呼吸かかるようになっていきます。その、ジワリと溶けていく雪の結晶を見続けていると、そこはかとなくはかない気分に浸ることができ、なんとなく高村光太郎の気持ちが分かった気がしました(笑)。

フォレストパークあだたら
http://www.fpadatara.com/

あだたら山 奥岳の湯
http://www.adatara-resort.com/green/okudakenoyu.stm

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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と小学生の娘の3人で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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