PAJAMA MOONのテントBAUを買いました

2022年11月24日

キャンプ沼 テント

t f B! P L

キャンプ沼にハマっている方なら、テントも複数持っていることでしょう。その中には、ノルディスクや、ヒルバーグ、ローベンス、フェールラーベンなどの欧州メーカーのテントをお持ちの方も多いはず。

かく言う私も、ローベンスのクロンダイクグランデを所有しており、北海道のニセコ旭川で雪中キャンプを楽しんでいます。


さて、ここまで酔狂を極めてくると、次に向かう先はヴィンテージテントです。

中でも、マルシャルやキャバノンに代表されるフランスのテントは、佇まいに独特の物があり、他のテントとは一線を画します。

マルシャル 出典:PAJAMA MOON

キャバノン 出典:PAJAMA MOON

問題は、これらのテントは大型の物が多く、重量も重いという点です。これらのヴィンテージテントはフルコットンで、フレームもスチール製のため、軽く40kgを超えてきます。また、このサイズになるとメンテナンスも含めて維持が大変です。

我が家は3人家族ですし、娘も来年は高校生になりますから、ファミリーでキャンプに行く機会は減ります。そうなると、夫婦2人でこんなデカいテントを持っていくのは、完全にオーバースペックですし、そもそも張れるキャンプ場が限られてきます。

そんなこともあり、憧れのヴィンテージテントに中々踏み切れなかった私の前に現れたのが、BAUです。

出典:PAJAMA MOON


BAUは、ビンテージテントの輸入ショップPAJAMA MOONが製作したテントです。ヴィンテージ風のデザインを全面的に取り入れつつ、サイズダウンされて丁度良いサイズに仕上げられています。

BAUに出会ったのは、先日開催されたTOKYO outside Festival 2022 in 昭和記念公園

正面の大きな窓が特徴的で、マルシャルを彷彿とさせます。

昭和記念公園で見たBAUは、グリーンでしたが、ベージュもあります。

出入口は右側にあり、扉の形状も、現代のテントには無い、独特のデザイン。

左側は、ヴィンテージテントには見られないメッシュパネルになっていて、通気性も考慮されています。

そして、一番のポイントの窓。

オガワのオーナーロッジtype52Rなどにも窓はありますが、カーテン付きの大型窓は、ヴィンテージテントを知り尽くしたパジャマムーンらしいセンスが光ります。


インナーテントは、コットなら2人、シュラフなら3人が寝られるスペースがあります。

これなら、3人家族の私たちに丁度良いサイズです。


フレームは、スチール製で、かなりの太さがあります。

ジョイントもスチール製ですから、強度には期待が持てます。オガワは、ジョイントがプラスチック製のため、強風時にフレームがヨレたりするのですが、スチール製であればより強固にフレームを支持することでしょう。

因みに、オガワのプラスチック製のジョイントにも、力をいなす効果があるため、強度が劣る訳では決してありません(私はオガワファンでもあるので念のため)。


BAUは、見かけはレトロなテントですが、素材は最新技術のT/C(ポリエステル65%、コットン35%)ですから、フルコットンに比べて軽さとメンテナンス性の上で有利です。

更には、PUコーティングも一切行っていないという拘り。一般的には、縫い目などはシームテープなどで防水を施し、PUコーティングを行うのがセオリーですが、BAUはあえてそれを行っていません。これは、PUコーティングの経年劣化を考えての事です。

PUコーティングは、加水分解により劣化し、使い方にもよりますが、寿命は5~10年ぐらいと言われています。劣化してくると、コーティング部分がベタベタしてきて、更にはボロボロと剥がれ落ちてしまいます。BAUは、ヴィンテージテントを目指して作られているので、防水性能よりも経年劣化しないことを優先しています。これは、コットン幕を多用する私にとっては、大歓迎の仕様です。


尚、店長と話をしていた時、ポリコットンでもカビるので、干すなどのメンテナンスはしっかりやってほしいとの事でした。パジャマムーンでヴィンテージテントを買うような人なら、そんな事は常識だと思うのですが、意外と見かけだけで購入して、カビが生えたとか色が変色したとか文句を言う人がいるのだとか・・・

全く情けない話です。

バ○な金持ちには、ヴィンテージテントを買ってほしくないと思うのは、私だけでは無いハズ。


BAUは、見た目はレトロでも、中身は最新式のテントです。ポリコットンの使用とダウンサイジングにより、鉄骨フレームのロッジタイプとしては20kgと軽量化されており、設営面でもヴィンテージテントより簡易化されています。

個人的には、フルコットンでも良かったのですが、PUコーティングを一切行っていないという潔さに好感が持てます。

まさか、このテントを購入する人で、雨漏りがするとか文句を言う人はいないと思いますが、そんな人は、コールマンのウェザーマスターかスノーピークでも買ってください(笑)。


さて、購入方法についてですが、11/21からクラウドファンディングのGREEN FUNDINGにて発売されています。12/15日までの期間限定で、数量にも限りがあるようなので、ご興味のある方は、検討してみてはいかがでしょうか。


https://greenfunding.jp/kandsonsstore/projects/6669


ちなみに私は、グリーンの本体とインナーシートのセットにしました。

クラファンが成功すれば、届くのは、2023年4月上旬とのこと。

今から楽しみです(^o^)



プライバシーポリシー及び免責事項

QooQ