TOKYO outside Festival 2022 in 昭和記念公園をリポート

2022年11月1日

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TOKYO outside Festivalは、生粋のアウトドアマンである田中ケンさんがプロデュースしているイベントです。今年は、新型コロナによる2年間の中止を経て、3月に新宿で開催されましたが、それに続いて10月29日から30日の2日間、昭和記念公園でも開催されました。

私の記憶が正しければ、年2回開催されたのは初めてじゃないかと思います。

と言うことで、私も行ってきたので、その模様をリポートしたいと思います!!



イベント会場の入口から入ると、先ずは定番のコールマンのブース。

286Aのレッドランタンは、相変わらず品薄状態が続いています(苦笑)。



こちらは、M.W.Mという新進気鋭のアウトドアブランド。

READY Tent 2というこのテントは、空気を入れると自立するエアフレームテント。

エアフレームと言えば、ロゴスが先駆者ですが、こちらも色々とよく考えられています。

特徴的なのが、様々な形に変形するフライシート。フライシートのサイドをペグダウンすれば、ツールーム風に、キャノピーポールで跳ね上げれば大型タープにと、様々なスタイルに簡単変形。

設営は空気を入れるだけ。フライシートもエアフレームに固定されているため、付属ポンプで空気を注入すればOK。10分程で設営可能だそうです。

フライシートは着脱可能とのことですが、雨で濡れたら、そのまま畳んで持ち帰り、晴れた時に公園などでそのまま設営して乾かしてしまうのがおススメだとか。

空気を抜く時は、注入口のバルブを開けば空気が抜け、ある程度抜けたところで、写真左側のバルブも開けてたたみます。

窓には、独自の雨避け用のシートが付属しています。通常のテントの窓は、メッシュパネルのみですが、READY Tent 2は、この雨避けシートのおかげで、雨が降っていても窓を開けることができます。高温多湿の日本の環境に合った、良い提案だと思います。


とにかく、設営時間の短さに拘ったというM.W.M。流石は大阪の会社、イラチの大阪人の心をよく分かっています(笑)。



こちらはスポーツオーソリティー等を営む株式会社メガスポーツのアウトドアブランド「TARAS BOULBA」。タラスブルバへの個人的な思い入れは以前書いた通り

で、タラスブルバのフラッグシップテント「キャタピラー」が「グラムキャタピラー」に進化してました。

フライシートの内側が、ブラックシートで覆われており、高い遮光性を誇ります。

また、フレーム強度が微妙だったメインポールも、接合部分が進化して、強度アップが図られています。

まあ、形状がogawaのア○ロンに激似なのがアレですが、これはこれでアリだと思います。


こちらは、小型ツールームの「キャタピラー2ルーム ベビー」。

高さが145cmしか無いので、テント内では頭が当たってしまいますが、コンパクト志向のデュオ用としては中々のモデルだと思います。


他には、ツインポールのシェルターや、ワンポールテントなど、近年の流行を取り入れたモデルがラインアップされていました。




さて、テントつながりで言うと、ビンテージテントの輸入ショップPAJAMA MOONが出店していました。

PAJAMA MOONは、マルシャルやキャバノンを中心に、廃版となった欧州のビンテージテントを専門に扱っているショップで、私もインスタをフォローしています。そんなPAJAMA MOONが、オリジナルのテントを出品していました。

形状は、古き良きロッジタイプ。

デザインは、マルシャルを思わせつつ、色はグリーンベースでやや落ち着いた感じに仕上がっています。

正面の大型の窓が特徴的。庇が無いのが残念ですが、マルシャルなどは正面に出入口があるため庇が有効ですが、このテントは左右にあるので、機能面では仕方が無いです。


出入口は右側にあり、扉の形状も、現代のテントには無い、独特のデザイン。

左側はメッシュパネルになっていて、通気性も考慮。

窓は、レトロなデザインのカーテン付き。

インナーテントは、コットなら2人、シュラフなら3人が寝られるスペースがあります。


店長に聞くと、素材は軽さも考慮してTCにしたとのこと。フレームは、耐久性も考慮して、ジョイントも含めてオールスチール製。


マルシャルは、6人以上の大型テントが中心となるため、とにかく大きいことが、私が購入の二の足を踏んでいた理由です。また、既にメーカーが倒産しているため、補修などのメンテナンス面でも不安があります。

しかし、これなら家族3人なら丁度良いサイズで、取り回しも楽そうです。メンテナンス面でも、マルシャルを購入するよりは安心感があります。

ogawaのオーナーロッジtype52Rの購入を検討していた私としては、これは大きなポイントになります。

11月中旬には、クラウドファンディングのGREEN FUNDINGにて、タープ付きで15万円程を予定しているとのこと。

個人的にはフルコットンの方が良かったのですが、嫁も気に入ったみたいなので、買う気満々の私(笑)。


さて、ここで、会場全体をご紹介しましょう。

先ずは、コールマンと並んでoutside Festival常連のJEEP。昭和記念公園は広いので、デモ走行を行っていました。

キャンピングカーなども並んでいますが、私が気になったのがコレ。

ルーフテントを乗せたランクルですが、後部をカットして大幅に改造してあります。



カッケー!!


そして、私の目を惹いたのがコレ!!

ビンテージのボンネットバスを改造した、キャンピングカーというか展示用デモカー。



黄色いスクールバスといえば、「Row Row Row a boat・・・」


スクールバスをジャックして逃走する犯人。


追い詰めるハリー・キャラハン。


「・・・俺も何発撃ったか忘れちまった。賭けて見るか?」


これを見て、ダーティーハリーを思い出した人は、私だけじゃないハズ。

まあ、このバスは、シスコじゃなくてロスですが(笑)。



outside Festivalが特徴的なのが、レクリエーションを中心にしていることです。

電動カートや、バンジートランポリン、スライダーなどお馴染みのアトラクションから、フライングディスクや、エアホイールなど、盛りだくさんです。


エアホイールの電動一輪車は、試乗をやっていたので乗ってみたかったのですが、中年のおっさんがキャーキャー言いながらフラフラ乗っている姿を想像すると痛すぎるのでやめました(苦笑)。



ケンさん拘りのキャッチ&イートこと、魚釣り体験コーナーもありました。

左の水槽で魚を釣って、右の屋台で調理してもらうというスタイル。


ショップも様々なお店が出店していますが、その多くのショップで、体験コーナーが設けられています。








テンマクデザイン×CAMMOCのコラボテントは、インスタ映えスポットになっていました。






トランクカーゴのブースでは、トランクカーゴに箱を詰めるゲームをやっていました。

横には、TERNの電動アシストミニベロが展示されていました。

日本でも大人気のモデルで、私も気になっている一台です。娘には「、電動アシストに乗ったら運動にならへんやん」とツッコミを入れられ、購入を見送っていますが(苦笑)。



個人的に気になったのが、HOBIE JAPANのシーカヤック。脚ふみペダル式のため、オールで漕がなくてもよく、釣りにはベストなカヤックです。



そしてこちらは、4人乗りのカヤック。ペダルも4人分あるので、家族や仲間でワイワイやると楽しそう!


まあ、我が家にはこんなバカでかい物を置く場所はありませんが(苦笑)。



ここで、私の体験も少し。

株式会社茶茶が出店していた和菓子のショップ。イチゴ大福おいしゅうございました。


ペロッと食べちゃったので写真はナシです(苦笑)


私が体験を楽しんだのが、中央軒煎餅の「CAMPdeOKAKI」。

作り方は簡単。フライパンで煎るだけです。


煎っていると、だんだん膨れてきて、焦げ目が付いてきます。5分程で、カリカリのおかきの出来上がり。

あとは、お好みのスパイスで味付けして完成。粉末状のスパイスは、おかきにくっつき難いので、少量のサラダ油を振りかけるのがコツ。

焼きたては、アツアツで、美味しかったです。

昭和生まれの私にとっては、要するにかき餅なのですが、キャンプでコロコロやる楽しさは、ポップコーンにも通じるところがあり、なかなかのアイデアだと思いました。

ということで、揚げおかきと豆おかきを購入。今度のキャンプで楽しみたいと思います。



こちらは、岩手の谷地林業。切り炭で有名ですが、ケンさんのYoutubeライブをチェックしている人なら、燼 [ZIN]の方が興味があるでしょう。

ケンさんが、全面的に監修している、BBQコンロ兼炭壺です。

炭でBBQをして、その後蓋をして消すだけで持って帰ることができるという、スグレモノ。

本体の底に、空気穴があり、その上に灰受け皿を置いて、ロストル上で炭を燃焼させる構造。



本体が2重構造になっているなど、かなり燃焼効率に拘って作られています。


また、小型のソロ用は、蓋がそのままテーブルになるなど、更なる工夫がされています。

ロストルはオプションですが、こちらも見たことが無い太さのステンレス棒で作られています。

何れも一生モノのコンロですが、この手の物は既にいっぱい持っているので・・・ゴメンナサイ(苦笑)。



岩谷産業のFORE WINDも展示販売をしていました。


タフまるから始まり、FORE WINDブランドを立ち上げるまでになった岩谷産業。PRIMUSブランドも展開しているので、アウトドアの世界でも昔から定評のあるメーカーではありますが、カセットコンロの元祖としてここまで来たことには、感慨深い物があります。



さて、今回私が一番お世話になったのがZASSENHAUS coffee & camp。


私が、コーヒー豆を挽いて飲むようになったのが中学生の頃。以来40年近く、コーヒー豆を挽いてきましたが、やはり世界最高級と言われるグラインダーで挽いたコーヒーを試したくなり、長い間物色していました。そこで行き着いたのが、COMANDANTE。ネット上ではCOMANDANTEが最高峰と専らの噂なのですが、天邪鬼な私は流行物がキライ。それに、ミルに3万5000円以上出すのは流石に悩んでいました。

そんな私が会場で出会ったのが、ZASSENHAUSのバリスタプロ。店頭で手に取って挽いてみると、豆を切る感触に感動。挽きあがりの豆の香りが立つのがよく分かり、フレンチプレス向けの粗びきもサイズが整っており、出来は間違いなく一級品。

色々と店長とコーヒーにまつわるお話をさせていただき、バリスタプロを購入することに。結局、高級グラインダーの購入に当たって、誰かに背中を押してもらいたいだけだったのですが、店長の人柄にも惹かれて購入を決断しました(^ ^)


ZASSENHAUS coffee & camp

https://zassenhaus-coffee.stores.jp/



最後は、ケンさんのBBQ講座を見学。

ケンさんの軽妙なトークと、キューブロールの良い香りで会場が沸いていました。



アウトドア系のイベントというと、最近は、人気のブランドや新商品を買い漁るイメージが強くなり、何か違うなーと感じていました。物欲キャンパーの私が言うのも何ですが、個人的にはキャンプギアでマウント合戦とかアホかと思っているので、アイテムを買ってナンボっていうようなイベントは個人的にはあまり楽しめません(とは言え、ブログネタになるので行くのは行きますが・・・苦笑)。

あと、そういうイベントは、自称ブロガーとかインスタグラマーとかが、怪しい名刺を配っているのをちょくちょく見かけます。全員がそうとは言いませんが、そういう人の記事って、大概中身ペラッペラの提灯持ち記事で、メーカーへのリスペクトやモノに対するアイが感じられないんです(まあ、金貰って提灯記事書くのはWEBメディアでは昔からのことなのですが)。

話が逸れましたが、TOKYO outside Festivalは、ケンさんのアウトドアへの愛に満ち溢れたイベントになっています。ケンさんの人脈で集めたであろう出店者の人達と話をすると、製品についての背景から、自分が何故その商品を売っているのかという理由まで、色々と見えてくるのです。

勿論、そんな背景を知らなくても、老若男女が楽しめるイベント、将にアウトドアのお祭りですから、今後も永く続けて欲しいと思いました。



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