GOOD OPEN AIRS myX(マイクス)は、横浜にあるちょっと変わったアウトドアショップです。
myXは、神奈川トヨタ自動車という自動車販売会社が運営しています。ですので、車のショールームを兼ねており、myXオリジナルのカスタムカーも展示・販売されています。
ルーフやバンパーモールをマットブラックに仕上げた「ファミキャン シエンタ」。 内装もウッド調に仕上げられたmyXオリジナルモデル。 |
クルマとアウトドアの組み合わせによる提案というのは、最近ではオートバックスがかなり力を入れていますが、myXは1996年に開業していますから、20年以上の歴史があります。
myXは、イベントにも力を入れており、以前私もイベントに行って色々と買ってしまったことがあります(詳しくはこちら)。
残念ながら、去年はコロナ禍でイベントが全て中止となってしまいましたが、今年はせめて秋にはイベントを再開してほしいと願っています。
そんなことで、myXに先日行ってきたのですが、色々と発見があったのでご紹介したいと思います。
myXに車で行くと、地下駐車場に案内され、そこから店舗に入ることができます。
駐車場から入った地下1Fの店舗は、マウンテンバイクを中心とする自転車と、ルアー系フィッシンググッズを取り扱っています。
私は自転車は専門外ですが、色んなモデルが展示・販売されており、各種パーツも豊富に取り揃えられているので、クルマ+自転車を楽しむ方にはタマラナイでしょう。
奥にはカフェがあり、天井にはイルカのオブジェが飾ってあります。
さて、螺旋階段で上がると、1Fはアウトドアショップになっています。
フロアは、ウェア関連とアウトドアグッズ関連で分かれています。
ウェアは、ノースフェイスやパタゴニアなどの定番から、ちょっとマニアックなグリップスワニーまで取り揃えられています。
グリップスワニーの難燃性素材のダウンコートがセールで30~50%OFFになっていて、かなり惹かれたのですが、今回はパスしました。
アウトドアグッズコーナーは、焚火台や薪ストーブが所狭しと並べられており、自称焚き火ストの私もテンションが上がります(笑)。
先ず目に入ったのが、コレ。
Work Tuff Stove(ワークタフストーブ)。
最近流行の3面ガラスの薪ストーブです。
蓄熱性と遠赤外線の熱放射の面では、耐熱ガラスは鉄に劣るので、暖房面では不利なのですが、テント内で焚火を眺めるという意味では魅力的です。
特に私が気になったのが、このティンダーキューブという薪ストーブ。
岐阜県の(株)森の生活社 山の家という薪ストーブ専門店が製造・販売している薪ストーブです。
アウトドア向け薪ストーブとしては珍しく、扉にグラスファイバーロープが取り付けらえており、密閉性が高められています。
ストーブ全体も、分厚い鉄製で、かなりの暖房効果が期待できます。
オプション品も豊富に取り揃えられているので、テント内にインストールするのも無理なく行えそうです。
もう少しで衝動買いしそうになったのですが、サイズが幅31×奥行33cmと少し小さいので購入を断念。
自宅に保存している薪は、長さが35~40cmですので、奥行きが少し足りません。斜めにすれば入らないことはありませんが、それでも長めの薪はノコギリで切らないと入りませんので、使い勝手が悪いです。
うーん、奥行き45cm程度のモデルであれば即買いしたのですが、残念!?(笑)
次に、焚火台コーナーですが、こちらもmyXは普通のアウトドアショップとは一味違ったラインアップが目を引きます。
一番の特徴は、北海道の金属加工メーカーのアウトドアブランド、TRIPATH PRODUCTS( トリパスプロダクツ)を豊富に取り扱っていることです。
トリパスプロダクツとmyXのコラボ商品の薪割用楔(クサビ)。 |
GURU GURU FIRE(グルグル・ファイヤー)というこの焚火台。デザインも目を引きますが、これがコンパクトに分解収納できるのですから驚きです。以前から購入を検討しているのですが、なかなか我が家の稟議が通りません(苦笑)。
写真右奥にあるのは、グルグル・ファイヤーと並ふトリパスプロダクツの看板製品、MOKUME TABLE(モクメ・テーブル)です。写真で見るよりは小ぶりに感じ、ソロやデュオ向きといったところです。
他にも、ベルモントのTABIやTOKOBIなど、マニアックな商品が並んでいます。
特にTABIは、このサイズで火床の耐荷重量が15kgと強靭で、工夫次第では8インチくらいのダッチオーブンも使えます。
写真は発売前のプロトタイプ。 |
これで重量423gなのですから、驚異的です。
他に気になったのが、ソロ向けの鉄板類。
こちら、ベルモントの極厚鉄板ミニ。
うーん、ソロ向けとしてもちょっと小さいかなー。
こちらは、一見タブレットデバイスに見えますが・・・
ムラコのグリルタブレット。
ムラコは、スタイリッシュな焚火台のサテライト ファイヤーベース (F001)から始まったブランドですが、グリル鉄板も一味違った製品に仕上げられています。
チョット欲しかったのですが、売り切れてました(苦笑)。
焚火関連以外でも、色々と特徴があるので少しご紹介します。
マットレスコーナーは、実物が展示されているだけでなく、カットモデルもあるので、内部構造も含めて確認できます。
コッヘルや調理器具も色々ありますが、中でもメイド・イン・神奈川と銘打ったフライパンが魅力的でした。
フライパン全体がかなりの厚みがあり、高い蓄熱性が期待できます。
重量は、私の愛用しているリバーライト製のCOCOpanよりも重いので、かなり厚手なフライパンです。
スタンダードなフライパンから、中華鍋や玉子焼き器まで、豊富にラインアップされています。
あと、店頭特価で販売されていたのがグレゴリーのザック類。
うーん、カラーリングがガンダムチック(むしろ水中型ガンダムかアクアジムか・・・)なのが、良くも悪くも気になりました(笑)。
他にも、フライ返しやお玉を模ったキーホルダーなど、細かい所まで見ていくと普通のアウトドアショップでは扱っていないようなオモシロ商品が豊富にあり、見ているだけでも楽しくなります(ちなみに、このキーホルダーは娘にせがまれ購入・・・)。
さて、アウトドア用品コーナーから2Fに上がると、クルマのショールーム兼関連グッズ売り場となります。
myXは、トヨタ系列のディーラーですから、トヨタ車が展示されています。
トヨタのSUVフラッグシップと言えばランクルということもあり、ランドクルーザープラドが展示されていました。
ショールームでは、大型の2ルームと連結されて展示されていました。
テントは、ドイツのVAUDE(ファウデ) 。
流石はmyX、テントも一味違うメーカーの物を展示しています。ちなみにこのテント、販売もしているようでしたので、バイヤーの仕入れ力も半端ではありません。
プラドは、本格的なクロカンであるランクルに比べ、舗装路での乗り心地とラグジュアリーに振っているので、個人的にはあまり好きではないのですが、車高が高くフロアも高めなので、ステップに足をかけて乗り込むと、クロカンらしい目線の高さが気分を盛り上げてくれます。
特徴的なのが、横開きのリアドア。普段の生活では不便ですが、本格的なオフロード車は、スペアタイヤをリアドアに装着していることが多いので、横開きが多いのです。
なんちゃってクロカン(失礼!)のプラドで横開きというのは実用性では?ではありますが、スタイル重視であれば納得。
リアガラスだけ上に跳ね上げられるのも、車中泊などで活躍しそうです。
2Fは、クルマのショールームだけでなく、関連グッズも充実しています。
ルーフキャリアや、定番のトランクカーゴなどだけでなく、ファブリック製のフォールディングシェルフなど、アウトドアショップらしい提案が随所にあり、クルマとアウトドアの両方の目線で楽しむことができます。
私が気になったのがコレ。
実物エンジンの分解品。
カムシャフトなんかは、焚火のロストル代わりに使えるかもと思ったのですが・・・。
非売品でした(ガクっ)。
こちらは、販売品のツールキャリーケース。
キャンプでも色々使えそうです。
以上、クルマとアウトドアの両方が楽しめるmyX、いかがでしたでしょうか?
今月末まで、アウトドア用品20%OFFの「NEW YEAR SALE 2021」をやっていますので、横浜近郊の方はぜひ一度行ってみてください!