北海道キャンプ旅行記【道北編】7日目(サロマ湖)

キャンプリポート

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2020年8月16日(日)

この日のアクティビティは、サロマ湖のワッカ原生花園のみとあって、かなり余裕があります。元々の計画では、午前中にサロマ湖、午後は濤沸湖を予定していたのですが、疲れが溜まっていたこともあり、サロマ湖のみに。
そのため、この後の予定を組み替えることにしました。


計画では、この後下記の予定だったのですが、
8月16日 サロマ湖~濤沸湖
8月17日 層雲峡~黒岳
8月18日 美瑛~旭岳
8月19日 富良野~苫小牧


これを、16日はサロマ湖だけとし、以降の予定を半日づつずらして、以下の通りに。
8月16日 サロマ湖
8月17日 濤沸湖~層雲峡
8月18日 黒岳~美瑛
8月19日 富良野~苫小牧


元々、午前中にサロマ湖、午後に濤沸湖というのは、時間的にかなり厳しい予定だったので、濤沸湖を翌日の午前、層雲峡への移動を午後に変更。以降、半日づつ予定がずれたため、美瑛方面から旭岳に上る(といってもロープウェイですが)のを断念。まあ、旭岳はまた行く機会はあるだろうということで、それよりもサロマ湖でゆっくりすることを優先しました。
また、これによって、18日も余裕ができました。当初の予定では、朝に層雲峡から美瑛に移動し、旭岳と美瑛を観光、夕方には富良野のキャンプ場に入る予定で、ここもかなりのネックになっていたので、旭岳が無くなったことで、全体的に余裕が持てました。まあ、元々の計画が詰め込み過ぎだった訳ですが・・・。


さて、そうと決まれば、先ずはサロマ湖へ。朝はぎりぎりまで寝ていたので、いつもの通り車中でパン。サロマ湖のワッカ原生花園(以下ワッカ園)までは、キャンプ場からおよそ45分。丁度9時に到着。



網走国定公園ワッカ原生花園は、サロマ湖を形成している幅200m~700m、長さ20km、約700haにおよぶ国内最大規模の長大な砂州上に広がる海岸草原(原生花園)です。サロマ湖は元々海で、1万年~6千年前に砂州が隆起することで、オホーツク海から隔てられて出来ました。このような湖を海跡湖と言いますが、前日に訪れたクッチャロ湖も同様で、北海道のオホーツク海沿いには、このような海跡湖が多数存在します。



ワッカとはアイヌ語の「真水」を意味し「水が湧くところ」に由来しています。ワッカ原生花園は、サロマ湖を形成している長大な砂州上にあるため、周りは全て塩水です。にも拘わらず、砂州の一部から淡水が湧き出しており、それがためワッカと呼ばれるようになったのです。
このワッカの水ですが、現在も水が湧き出しており、ワッカの森を形成しています。今回の私の最終目的は、このワッカの水でコーヒーを飲むことです。




さて、全長20kmに及ぶ砂州ですが、原生花園として整備されているのは、そのうち10.5kmほどです。歩いて回るにはタイヘンな距離ですので、自転車をワッカネイチャーセンターで借りることができます。

私達も、自転車を借りて、レッツゴー!



ワッカネイチャーセンターから走り出して少し行くと、東屋があります。ここから左右に道が分かれ、右側5.5km、左側5kmの道が続いています。奥には、オホーツク海に通じる遊歩道があります。



東屋の後ろから続く遊歩道を抜けた砂浜。

まずは、右側の砂州の付け根に向かって走っていく道に入ります。
道は、結構アップダウンがあって、運動不足の私には結構ツライ場面もありました。自転車には3段変速が付いているのですが、一番軽くしても坂を上る度に息が上がります。

ところが、娘はスーイスイ。


待っててくれたのかと思うと、一言「おとーさん遅い!」。

若さっていいなーと思ってしまった瞬間(苦笑)。
娘は、私をほったらかして、どんどん走っていきます。
どうやら、風景を楽しむより、自転車で走ること自体が楽しいみたいです(苦笑)。


ワッカ園内から見たサロマ湖。遠くに見える建物はネイチャーセンター。


そうこうするうちに、折り返し地点に到着。この先も道は続いていますが、途中で通行止めになっているとのこと。


折り返し地点から見た砂州の全景。
左がサロマ湖、右がオホーツク海。



さて、東屋に戻りひと休憩。


娘は小腹が空いたとリュックからチョコチップパンを取り出してパクリ!


今度は、東屋から左の道を行きます。



こちらの先には、最終目的地である「ワッカの森」があります。



途中、砂州の海岸線が大きく開けた場所があります。
オホーツク海の水は、思ったほどは冷たくなく、泳げなくはない水温に感じました。



波打ち際で遊ぶ娘。
この後、お約束のようにズボンまで波がかぶってびちょびちょに。



中1と言ってもまだ子供です(苦笑)。



さて、このサイクリング道最大の難所、「第二湖口橋」を渡ります。
私は、少しでも上りの負荷を減らすためジグザグに走るも、あえなく撃沈。途中から徒歩で自転車を押しながら上がります。

娘は、相変わらず、スーイスイ。

橋の上で何食わぬ顔して涼む娘。

嫁は、スーイスイとはいきませんが、顔色一つ変えずゆっくり上っていきます。



流石に、普段から買い物などで、自転車に乗っているだけのことはあります。コンビニですら車で行く私とは大違い(苦笑)。


橋の上に到着。サロマ湖とオホーツク海が一望できて、絶景が疲れを癒してくれます(つまり動くのが嫌で休憩してただけです)。


サロマ湖側。

オホーツク海側。

さて、絶景に癒された後は、橋の坂を下って、一気にワッカの森を目指します。橋を下って直ぐに分かれ道があるのですが、左側がワッカの森に行く道路です。一応、看板があるのですが、かなり気が付き難い位置にあるのでご注意ください。




ここからは、舗装道路が無くなりますので、自転車では少し走りにくくなります。



暫く行くと、右手にトイレがあります。この先に、ワッカの森があります。



ワッカの森に到着。
屋根が見えるのが、ワッカの水が湧いているところです。
写真手前の左側には東屋があり、テーブルとベンチがあります。



水源の周りは、大きな木々が生えており、森を形成しています。淡水が湧き出ているからこその風景です。




早速、ワッカの水を汲みます。水は冷たく、のど越しの良い、美味しい水です。
ここで、お昼ご飯にします。



娘も、自分用のクッカーとバーナーを取り出して、湯を沸かします。
クッカーはコールマンのパックアウェイソロクッカー、バーナーはSOTOのウィンドマスター。慣れた手つきで、バーナーに火を付ける娘を見て、「成長したのぅ」と私。親バカです(苦笑)。
娘のお昼は、パンと、最近ハマっているパスタスープ。



私は、カレーカップ麺。
サロマ湖を望む景色を楽しみながら、ワッカの水で作ったカップ麺を食べます。

実は、この後ワッカの水でコーヒーを淹れるつもりだったのですが、東屋周辺がアブとブヨが多かったので、コーヒーはキャンプ場に帰ってからということにして、お昼は終了。


ワッカネイチャーセンターを目指して、帰途に就きます。


第二湖口橋を見ると、「あれをまた上るのか~」とゲンナリ。ヒーヒー言いながらも橋を渡り、5kmの道を戻ります。



この日は、終日晴天で、今回の旅行で一番天候に恵まれた日でした。直射日光が照り付けるので暑いのですが、オホーツク海からの風が冷たく、とても気持ちが良いのです。

レンタサイクルなので、最後はおしりが痛くなってしまいましたが、とても気持ちよく走ることができ、サイクリング好きの友人の気持ちが分かる気がしました。


ネイチャーセンターで灰になっている私。


これで、本日のアクティビティは終了なのですが、もう一つのアクティビティが待っていました。

「生ホタテを買ってバター焼きを作る」です。


サロマ湖は、ホタテの養殖で有名なので、折角サロマ湖に行くのなら、生ホタテのバター焼きを作ろうと、北海道に来る前から計画していました。実は、先日の宗谷岬から女満別湖畔キャンプ場への道中でサロマ湖を通った時、道の駅に寄ってみたのですが、生ホタテは売っておらず、水産会社の直売店も時間が遅くて閉店していました。ですから、今日は是が非でも生ホタテを入手しなければなりません。

ということで、昨日閉店していた直売店に行ったのですが、生ホタテは売り切れたとのこと。冷凍は売っていたのですが、冷凍であれば東京でも食べられるということで、他の店を探すことに。


本当は、サロマ湖展望台や、ワッカ原生花園と反対側の砂州にあるサロマ湖口にも行きたかったのですが、とにかく生ホタテを手に入れることが最優先でしたので、観光は全て断念。
あと、車も給油が必要で、メーターではあと40kmほどしか走れない状態だったことも影響しました。サロマ湖展望台は、小高い山の上にあり、距離もあるので、下手するとガス欠に。北海道はとにかく広いので、次のガソリンスタンドまで50kmなんていうことはざらですから、リスクは負えません。


さて、能取湖方面に向かう途中にある、「魚の安い店」という看板が目立つ「斎藤商店」へ寄ったのですが、こちらも生ホタテは売り切れ。万が一の保険として、茹でタラバガニとハマグリを購入。


その後、更に国道239号を行くと「ところ道の市」がありました。昨日も、前を通っていて気になっていた店なので、ダメ元で入ると、立派な生ホタテがいっぱい売っているではありませんか!!



やった~!!
この後、ガソリンスタンドで軽油も満タン。あとは、キャンプ場へ戻り、炭火を熾すだけです。



ジャーン!!


この日の晩御飯は、焼きタラバガニ、焼きハマグリ、そしてホタテのバター焼き!
タラバは、664gで2,324円、ハマグリは1個250円、そしてホタテは何と1個100円!!


アイ・ラブ・北海道!!




タラバガニは、食べやすいようにバラしていきます。足は炭火で焼き、身の方はカニ酢に。



ホタテは殻付きの活けですから、貝柱を切って開く必要があります。
使ったナイフは、ブラボーEDC。刃厚があるので、こういう作業では少々使いにくいですが、難なく6個の殻を開くのに成功。この後、ナイフを洗うのを忘れていたので、若干サビてしまいました。私のブラボーEDCは、CPM M4という粉末冶金鋼で、炭素量が多いためサビやすいのです。食べ物に負けて、初歩的なミスをしてしまいました(苦笑)。


さて、仕込みも終了したところで、ホタテをバター焼きに。



辺りには、焦げた醤油とバターの香りが漂います。



焼きあがったホタテバターをパクリ。
娘が昇天していきます(笑)


このホタテ、とにかく貝柱が大きいため、片側だけ焼くと、半生に仕上がります。それはそれで美味しいのですが、この後焼くホタテは、殻から外して両面を焼きました。



焼く時に気を付ける点としては、焼くための皿として使うホタテの貝殻は、深い方の貝殻を使うことです。ホタテの貝殻は、片方が深く、もう片方が浅くなっているため、深い方を使った方が、汁がこぼれ難いです。この時は、それでも汁があふれたので、出た汁をシェラカップにとっておきました。



ここで活躍したのが、レザーマンのスケルツールCX。プライマーが、熱々の殻をつかむのにとても役に立ちます。BBQ用のトングなどでは、こういった細かい作業は無理なので、レザーマンのようなプライマー付きのナイフの出番となります。


さて、ホタテのバター焼きの時にとっておいた汁ですが、これにご飯を入れて、ホタテバターご飯にしました。ここには、ハマグリから出た汁も入っています!



コレ、本当に美味しいので、超おすすめです!!



この日は、日曜日だったので、昨日の喧騒は嘘のようにキャンプ場は空いていました。



湖畔に沈む夕日を眺めながら、キャンプ場の中を散歩。






海鮮焼きでお腹も満たされ、温泉に入った後は、焚火を囲んで一杯。

最高の一日でした。


つづく


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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と娘の3人家族で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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