北海道キャンプ旅行記【道北編】6日目(稚内~宗谷岬~網走)

キャンプリポート

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 2020年8月15日(土)

6日目の今日は、北海道キャンプ旅行の折り返し地点。実は、この日が今回の旅程の中で最大の山場でした。何せ、稚内から宗谷岬経由で、最終目的地の網走にある女満別湖畔キャンプ場まで、およそ320kmを走破することになるからです。普通に走っても5時間はかかる所に、色々と観光も詰め込んでいるため、17時までにキャンプ場に到着できるかどうかがカギになります。





そんなこともあり、朝8時にホテルをチェックアウトし、先ずは宗谷岬を目指します。朝食は、前日にセイコーマートで買ったパンを車内で食べました。



宗谷岬に向かって走っていくと、巨大な風車が見えてきます。サロベツの風車も圧巻でしたが、こちらも見ごたえがあります。



宗谷岬に行く前に、「白い貝殻の道」へ。



白い貝殻の道は、読んで字のごとく、貝殻を砕いて道に撒いてある道路で、空の青と道の白のコントラストが美しい道です。道幅は、車一台分しかありませんが、待避所が多く設けられているので、譲り合いながら走ることができます。



道の美しさもさることながら、景色も素晴らしく、宗谷丘陵独特の風景が広がっています。この、緩やかなでこぼこがある地形は、周氷河地形と言われるもので、氷河期に地中の水が凍結と融解を繰り返すことで地盤が崩壊し、少しずつ地面が動いたことでできた地形です。



宗谷丘陵では、このなだらかで木が殆ど生えていない地形を活かして、牧畜と風力発電が行われています。



この風力発電所は、宗谷岬ウインドファームと呼ばれており、全部で57基の風車があります。総出力は5万7000kW、これは、稚内市の年間消費電量の約6割に相当するそうです。



これらの風車は、殆どが牧場内に設置されているそうで、土地の有効利用にも繋がっています。北海道らしい工夫ですね~。



風車ばかりに目が行きがちですが、丘陵全体が牧場ですから、そこら中に巨大な牧草の束が置いてあります。




中には、白黒の模様が入ったカバーがかけられているものも。
ぱっと見、牛っぽく見えますかね?(笑)



白い貝殻の道から県道の方に出ると、牧場が多く、巨大なトラクターと行き交います。



写真を撮っていると、「モーッ」という声が。牛を運んでいましたか(笑)。



丘陵内でひと際目立つ山の上には、陸上自衛隊のレーダー基地があります。稚内、礼文島、宗谷丘陵と、自衛隊基地が多く、この地域が北方の最前線であることを改めて感じます。



宗谷丘陵の眺めを堪能した私たちは、宗谷岬へ。
生憎の天候で、樺太は見えません。



日本最北端の地です。



礼文島のスコトン岬が北緯45度27分51秒、宗谷岬が北緯45度31分22秒と、僅かに宗谷岬の方が高緯度でした(笑)



宗谷岬にある宗谷岬灯台も、当然日本最北端の灯台。



宗谷岬には、大岬旧海軍望楼があります。写真で見ると手すりがあるので、望楼に上れそうに見えますが、残念ながら上がれません。


窓から中を覗いた写真。


明治35年(1902年)に建設されました。将に日露戦争(1904~1905年)前夜、緊張高まる中で立てられたわけです。



さて、一通り宗谷岬を見て回って、時刻は10時半。お昼にはまだ早いのですが、帆立ラーメンで有名な「元祖帆立ラーメン間宮堂」へ。営業は10時開店と早くから空いている店ですが、10時半で既に満席近くになっていました。



今回の北海道旅行で目を着けていたのが、利尻島の「らーめん味楽」とこの「間宮堂」。もう一軒、稚内の「らーめん青い鳥」も行きたかったのですが、ラーメンばっかり食べる訳にもいかず今回は見送りました(苦笑)。



間宮堂の塩ラーメンは、元祖帆立ラーメンの名に恥じず、一口目からホタテの香り漂うとても美味しいスープが絶品です。スープの量は多めですが、塩気が抑え気味なので、全部飲み干せます(笑)。
食べ始めて直ぐに、「これは、おじやがウマいはず!」と思い、ライスを追加!



ラーメンを食べ終わった所に、ライスオン!!


皆さんも是非やってください。でないとホタテの旨味タップリのスープが勿体ないです!!



さて、お腹を満たした私たちは、網走に向けてひたすら海岸線を走ります。私が北海道を好きな理由の一つに、道の風景があります。北海道は、独特の風景が広がっているので、車で走っているだけでも飽きないのです。本州や島嶼部の海岸線を走っていると、入り組んだワインディングロードが多いのですが(それはそれで楽しいですが)、北海道は、海岸線も一直線なので、道路も直線道路が多いのが特徴です。
2日目に走った小樽から稚内のオロロンラインもそうでしたが、宗谷岬から網走まで続く国道239号線も、オホーツク海沿いの海岸線をひたすら走っていきます。



中でも、猿払村道浜猿払エサヌカ線は圧巻です。総延長12.6kmに渡る直線道路で、左右が原野と牧草地帯のため、周りに何も無いひたすら真直ぐな道を走ることができます。


道の向こうが陽炎で水面のように反射する。北海道の直線道路ならではの光景。



周囲には、街灯も看板もありませんから、写真を撮る上でも最高のスポットです。



道に停車して原野を見ていると、何かアフリカのサバンナにでも来たような錯覚に襲われます。ライオン出てこないかな~(笑)
この道路、いすゞのトラックのCMでも使われたそうです。



エサヌカ線を抜けると、クッチャロ湖があります。休憩もかねて、少し寄ってみました。



このクッチャロ湖、日本で北から2番目の湖です。1番は、礼文島の久種湖。これで、最北端と2番目の2つの湖を見たことになります。

クッチャロ湖は、海岸から少し離れていますが、昔は海だったところが砂州で閉じられてできた汽水湖です。そのため、塩分濃度が高く、独特の植物が生息する湿地になっています。前回の北海道旅行で行った、野付半島や霧多布湿原と並んで、ラムサール条約にも登録されており、冬であれば白鳥の群れが湖一面にやってきます。



さて、休憩もそこそこに、ドライブ再開。クッチャロ湖からは、まだ目的地まで230kmもあります。クッチャロ湖を出たのが13時過ぎですが、そこから延々と国道239号を走っていきます。



途中、オホーツク海を眺められる駐車帯で休憩。この時点で15:20分。いくら、北海道の道路が好きな私でも、流石に飽きてきました(苦笑)。



サロマ湖、能取湖を越えて、ようやく女満別湖畔キャンプ場に到着。
時刻は17時を回っていましたが、観光案内所兼キャンプ場事務所が空いていたので、早々に手続きして、テントを設営。
この日は、土曜日ということもあり、キャンプ場は大盛況。人気の湖畔沿いは空いていませんでしたので、私たちは道路側の空いたスペースに。
女満別湖畔キャンプ場は、多くの北海道のキャンプ場同様、予約不可のキャンプ場で、全てオープンサイトですから、早い者勝ちです。空きスペースが無いことが心配だったのですが、人気の湖畔以外はそこそこ空いていたので助かりました。


さて、テントの設営もそこそこに、キャンプ場入口にある「山水美肌の湯」へ。やっぱり、キャンプ場から歩いて行ける温泉があるのは良いです。
「山水美肌の湯」は、大人390円とリーズナブルなのですが、石鹸やシャンプーなどが設置されていないため、持ち込む必要があります。売店でも販売しているのですが、私たちは慌ててテントまで取りに帰りました(苦笑)。
泉質はアルカリ性単純温泉で、pH8.9のアルカリ性。泉温43.8度の源泉かけ流しですから、贅沢にお湯を楽しむことができます。
CX-8はシートが良く、乗り心地も良いので、ロングドライブでも疲れにくいのですが、流石に下道をこれだけ走ってくると結構疲れました。そんな疲れを温泉で癒して、テントに戻れば、冷えたビールがクーラーボックスで待っています(笑)



やっぱり、温泉がキャンプ場の近くにあると良いですね~。


さて、時刻は19時過ぎ。あたりもすっかり暗くなったところで、晩御飯の用意。今日は、簡便に、トマトソースパスタと、チーズオムレツ、野菜サラダの3品。



トマトソースパスタは、ソーセージを輪切りにして玉ねぎと一緒に炒め、市販のトマトパスタソースを入れて温めます。



そこへ、コッヘルで茹でたショートパスタを入れて、軽く混ぜれば完成。調理時間10分ほどですから、時間が無い時には助かります。



パスタのゆで汁は、コッヘルにとっておき、フライパンを洗うのに使えば、片付けのひと手間を減らすことができます。

この日は、ちょっと肌寒いこともあり、2ルーム内で晩御飯。女満別湖畔キャンプ場は、焚火台が使えるので焚火しても良かったのですが、疲れて焚き付けを準備するのもめんどくさくなってしまったので、明日に持ち越し。


食後にテントの外で一杯やっていると、キタキツネがやってきました。



キツネは臆病なので、あまり人間の近くには寄ってこないはずなのですが、キャンプ場の中にはキツネがちらほら・・・。
どうも、人間の食べ物に惹かれてやってきているようです。
見た目は可愛いですが、餌をやってはいけないのは、野生動物の基本。それに、キタキツネはエキノコックスという寄生虫の媒介者でもあります。エキノコックスは、人間にも感染し、エキノコックス症を発症するので、注意が必要です。

「君たちにやる餌は無いよ」と声をかけるとなく言うと、暗闇の中、どこかへ去っていきました。


つづく


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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と娘の3人家族で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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