先週、キャンプギアのメンテナンスをしていた時のことです。
リビングから庭に出ようと掃き出し窓から身を乗り出したのですが、バランスを崩してしまい、思わず左手で窓のサッシをつかんだ瞬間、激痛が！！
サッシをつかみ損ねて、小指がサッシに引っかかった状態で倒れ込んだため、ほぼ全体重が小指にかかったのです。
しばらくその場で悶絶していたのですが、指の骨を触ってみても痛くはなかったので、骨折はしていないと判断。指の付け根は、ちょっとでも動かすと激痛が走るので、捻挫かなと思い、そのまま様子を見ることにしました。
１週間たって、腫れはだいぶ引いたのですが、痛みは引かず、むしろ痛みが増しているように感じたため、流石にこれはおかしいと思い病院に。
レントゲンを撮ってもらうと、冒頭の写真の通り、小指の付け根部分の骨がポッキリ逝っていました(T_T)
先生からは、「よく1週間も我慢しましたねー」と言われましたが、指を動かさなければ痛くなかったのでただの捻挫と思い込んでいました。
だいたい、今まで2階から階段を転げ落ちたり、木から落ちたりしたことはありましたが、一度も骨折しなかったので、これぐらいで骨折するとは思ってもみなかったのです。
先生からは、「これは手術が必要ですねー、明日の午前中空いてます？」と言われ、「手術！？大げさな・・・」とは思ったのですが、紹介状をもらい翌日病院へ。
病院では、早速CTを撮って患部の状況を確認。
担当の医師からは、「いやー○○先生は私の先輩なんで、手術と言われると嫌とは言えないんですが・・・」と前置きしながら、このまま固定しているだけでも治ることは治るという話でした。内心、「やっぱり、あの先生、大げさなこと言って」と思い、少しほっとしました。
手術しなくても、パソコンなどを使うデスクワークであれば、全く問題ないとのことでしたが、小指を完全に曲げることができなくなる可能性が高いとのこと。
まあ、しょうがないか。
でも・・・
左小指が重要になる場面に思い当たったのです。
それは、薪割りです。
薪割は、剣道と同じで、振りかぶった斧を玉切り（丸太を薪の長さに切りそろえたもの）に打ち込む瞬間に、左手を絞り込む必要があるのです（右利きの場合）。この時、小指がしっかり柄にかかっているかがポイントになるため、薪割にとって左手小指はとても重要な指なのです。
うーん、愛斧ヘリテイジ嬢を思う存分振るえなくなるのは・・・
「やっぱり、手術します。」
「わかりました。実は昨日○○先生から電話があって、手術が必要と言われていたので、必要な根回しはしてありますから、午後には手術可能です。」
〇〇先生、後輩に何をゴリ押ししとんねん！
もし、手術せんかったらどうするつもりやねん！
さて、そんなことで、急転直下すぐに手術することに。
血液検査や心電図などの基礎検査を終えて、午後２時には手術室へ。
小指の骨折ですから、局所麻酔です。
手術は、小指横を少し切開して、剥離した骨をピンで固定するという簡単なもの。
モニターには、X線映像がリアルタイムで表示されているので、術式の状態を患者も見ることができます。
医師「いやー、思ったよりひどいですね。折れた骨が一部つながってると思ってたんですが、完全に割れてますよ。」
やっぱり、手術してよかったと自分に言い聞かせます（苦笑）
「行きますよー」という医師の声がした後、
チュイイイーンガリガリガリ
あっという間に２本のピンというか針金みたいな物を打ち込まれ、手術は30分ほどで終了。
お土産にもらったX線写真。見事に２本の針金が打ち込まれています（苦笑）
１ヶ月ほどは、こんな状態です。
さて、手術が終わったら、その場で退院。手術と言っても、簡単な骨折手術ですので入院することもありませんでした。
会計は・・・
46,290円
手も痛いけど、懐も痛い！！
