ガソリンランタンについてまとめてみました

2019年10月29日

キャンプ沼 ランタン

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先日、親父と電話で話していた時のことです。

親父「そういや、ホワイトガソリンが大量にあるんやけどいらんか?」

私「いや、ランタンもストーブも石油で統一してるからいらんわ。」

親父「もったいないんや。せっかく高級品を買うたのに。」

私「ホワイトガソリンの高級品てなんやねん(苦笑)。」

親父「ついでに、ホエーブスとオプティマスももって帰りいや。」

私「・・・まあ、考えとくわ。」



ホワイトガソリンの高級品というのも気になる所ですが、ホエーブスとオプティマスはなつかしさもあり、少し興味が湧きました。私が子供の頃、親父と良く山に登ったのですが、そこで活躍したのホエーブスのガソリンバーナーでした。ポンピングして、アルコールゲルでプレヒートし、頃合いを見計らって点火すると、シュゴォーと高々と鳴り響くバーナー音とともに青い炎がほとばしる・・・。私がケロシンランタンから抜け出せなくなった原因は、きっと子供の頃にホエーブスを使っていたことにあると思います。

とは言え、現代の便利なギアを知ってしまうと、そんなノスタルジーだけで過去の遺産ともいえるホエーブスを使うのは躊躇してしまいます。それに、30年近くほったらかしになっているホエーブスがそもそも使えるのかも怪しいです。

さて、ホエーブスとオプティマスのバーナーはさておき、ホワイトガソリンの使い道ですが、バーナーで使わないならランタンしか選択肢はありません。

出典:コールマン

私がケロシンランタンのHK500639Cを使っているのは、暖房器具として武井バーナーのパープルストーブを使っていたので、燃料を統一したかったからです。ただ、夏は武井バーナーは使わないので、ランタンだけであれば、ホワイトガソリンも候補に挙がります。
昔は、ガスランタンをメインに使っていたので、ホワイトガソリンのランタンを使ったことが無いということもあり、「ホワイトガソリンの高級品」を試すのにも、ガソリンランタンを買ってみたくなりました。

さて、ガソリンランタンを調べると、結局コールマンの一択になることが分かりました。

ワンマントルランタン 286A

最もシンプルなワンマントルランタン。
明るさは130W相当と、加圧式ランタンとしては少し暗め。1000ルーメンクラスのLEDランタンと同等。
  • 明るさ:約200CP/130W
  • 燃料タンク容量:約590cc 、使用燃料:ホワイトガソリン
  • 燃焼時間:約7.5~15時間
  • 本体サイズ:約直径16x31(h)cm
  • 重量:約1・4kg
  • 定価:14,800円




パワーハウスツーマントルランタン 290A

ワンマントルランタンのマントルを2つにしたモデル。
明るさは190W相当と明るいが、その分燃料消費も倍近くに。
  • 明るさ:約300CP/190W
  • 燃料タンク容量:約940cc
  • 燃焼時間:約7~14時間
  • サイズ:約直径18×35(h)cm
  • 重量:約1.8kg
  • 定価:19,800円




ノーススター2000

コールマンの最新型ガソリンランタン。特殊な筒状のマントルを採用することで、230W相当の明るさを実現。
電池式の着火装置がついているため、ボタンを押しながら燃料バルブを回すだけで簡単に着火する。
  • 明るさ:約360CP/230W
  • 燃料タンク容量:約940cc
  • 燃焼時間:約7~14時間
  • サイズ:約直径17.3×34.3(h)cm
  • 重量:約1.8kg
  • 定価:22,990円




ツーマントル デュアル フューエルランタン

ホワイトガソリンだけでなく、無鉛ガソリンも使えるモデル。
ホワイトガソリンは高価なため、無鉛ガソリンを使えば燃費が劇的に良くなる。
国内未発売のため並行輸入品のみ。
  • 明るさ:861ルーメン
  • 燃焼時間:最大7時間




コールマン シーズンズランタン

コールマンジャパンが日本国内で独自に企画し、米国本社の工場で製造される限定版のランタン。2005年から毎年販売されており、コレクション要素が高い。定価は33,000円(税別)だが、限定300個のためコールマンWEBサイトで応募し抽選となる。そのため、アマゾン等では倍以上の高値で取引されている。

特徴① ランタンモデルはシーズンズランタン定番の200B
特徴② 明るさ:約190CP/130W相当
特徴③ オリジナルのキャリーケースは限定カラー、貝殻のように開閉するクラムシェル型
  • 明るさ:約190CP/130W
  • タンク容量:約590cc
  • 燃焼時間:約7時間~15時間
  • サイズ:約直径17cm×31(h)cm
  • 重量:約1.4 kg




さて、明るさ的にはケロシンに全く及ばないガソリンランタンですが、それでもノーススターなら360CPとペトロマックスHK500の72%程度の明るさがあります。むしろHK500の500CPは明るすぎるぐらいなので、300CP程度が丁度良いとも言えます。
ガソリンランタンの最大の特徴が、光量調節ができることです。ケロシンランタンは、へたに燃料を絞るとジェネレーターのニップル(ガス噴出孔)に煤が溜まってしまうため、常に全開運転となりますが、ガソリンは煤の心配があまりないので、燃料を絞ることで光量調節が可能です。

丸いホヤが魅力的なので、シーズンズランタンが欲しい所ですが、定価が高く、リセールは更に高いため、私のように使い倒したい人には向いていません。ベースになっている200Bは現在は販売されていないため、オークションサイトなどで購入することになってしまいます。
デュアルフューエルは魅力的ですが、ホワイトガソリンを使いたいという趣旨からはずれるのと、なんだかデザインがイマイチなのでパス。
そうすると、286A、290A、ノーススター2000の3択となります。286A、290Aはどちらも21Aというタイプのマントルを使用しているので、まさにワンマントルかツーマントルかの選択となります。290Aは、マントル2個に増やした割には明るさは1.5倍にしかなっておらず、燃費はほぼ倍ですので、効率が悪そうです。しかし286Aの200CP/130W相当は、やはり力不足を感じますので難しい所です。
あと、問題は、ホワイトガソリンランタンだけでキャンプするためには、私のスタイルだと2個は必要になるという点です。詳しくはこちらで書きましたが、ランタンは1個と2個では影の出方が段違いなので、どうしても2個併用したいところです。ガソリンとケロシンのランタンを1個づつ使うとなると、燃料を両方持って行かなくてはならないので手間もかかります。

そうなると、290Aかノーススター20001個と、286Aを買うか・・・。
286Aは、いざとなればケロシン化も可能なので(笑)1個はあっても問題なし。

年末には、実家に戻ってホワイトガソリンの高級品とホエーブスなどを引き上げてくる予定なので、もう少し悩んでみます。

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