ランタン|キャンプに必要な物の選び方(初心者向け)その7

キャンプ入門

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キャンプに必要な物を、初心者の方にも分かりやすくまとめて紹介!!
第7回は、夜更かしの友、ランタンについて考えてみます。

ランタン

キャンプ場は、当たり前ですが夜になると暗いです。^_^
キャンプ場にもよりますが、トイレ周辺を除いて照明が殆ど無い場合が多いです。これは、別にケチってる訳ではなく、星を見るのには照明が無い方が良く見えますし、明るすぎると眩しくて寝にくいというのもあります。しかしながら、晩御飯を真っ暗闇で食べるわけにもいかないので、そこでランタンの出番という訳です。
ランタンの使用にあたって注意する点は、ランタンの置く場所と個数です。
先ずはこの図を見てください。


サイトのレイアウトを上から見た図ですが、テーブルの真ん中にランタンを配置しています。これでは、ランタンの光が目に入って不快ですし、ランタンの向こう側は見えません。


次の図は、ランタンをテーブルから離れた場所に置いた場合です。これならテーブル全体に光が当たるので全体を見渡すことができます。


更にランタンを2つに増やした場合では、影が少なくなって、よりテーブル上のものが良く見えます。ランタンは点光源なので、光が当たっている反対側は影になります。ランタンを2つ以上に増やすことで、影を無くしより快適に過ごせるようになります。理想は3個ですが、2個でも配置を工夫することで影を最小限に抑えることができます。

ランタンの種類

LEDランタン

ジェントス(GENTOS) エクスプローラー EX-1000C

現在では、最もポピュラーで使いやすいランタン。
電池式と充電式がある。

ガスランタン

コールマン(Coleman) ガスランタン
ガスをマントルという特殊な布の中で燃焼させることで光を取り出す構造のランタン。
OD缶というアウトドア用ガス缶を使用するが、一部の製品にはカセットボンベ(CB缶)を使うものもある。

ガソリンランタン

コールマン(Coleman) ノーススター チューブマントルランタン
マントルの中でガスを燃焼させる形式で、燃料にホワイトガソリンを使用する。ホワイトガソリンは、アウトドアショップなどで入手可能。最近は、ホームセンターのアウトドアコーナーでも販売している。

ケロシンランタン

ペトロマックス(PETROMAX) HK500
マントルの中でガスを燃焼させる形式で、燃料に灯油(ケロシン)を使用する。灯油は、ガソリンスタンドでも販売されているので手に入りやすく、燃料代も安い。

その他のランタン

ここまでにご紹介したものが、照明として利用することを基本としたランタンですが、それ以外に照明として利用するには暗いけど、キャンプを盛り上げるのに欲しくなるランタンがあるのでご紹介したいと思います。

ガスランタン

コールマン(Coleman) ルミエールランタン
上記で紹介したガスランタンは、マントルの中でガスを燃焼させることで強い光を発生させるタイプだが、このランタンはガスを直接燃やすタイプ。炎のゆらめきが美しく、焚火ストにはたまらない一品。

オイルランタン・オイルランプ

オイルランタン

オイルに浸かった芯に火をつけるタイプのランタン。炎の光を直接の光源として使うので、メインにするには暗いが、ロウソクに比べるとそこそこの光量がある。構造的に単純なため壊れにくく、芯も交換可能なため、100年以上前のアンティーク品などもあり、これだけで一つの沼を形成していてとても危険なジャンルでもある。
燃料は、灯油が基本だが、パラフィンオイルや、レインボーオイル(オイルランタン専用のオイル)などもある。
ハリケーンランタンが最もポピュラーだが、それ以外にもカンブリアンランタン、マリーンランタンなど、様々な種類がある。

※パラフィンオイル、レインボーオイル等は、煤が出にくいという記載がありますが、実際には灯油とそれほど変わりません。煤は不完全燃焼を行った場合に出るので、芯の出す量を調節することが重要ですので、専用オイルでも芯を出し過ぎると煤が出ます。むしろ、灯油はこぼすと臭いので、匂いの方が利点として大きいです。

キャンドルランタン

要するにロウソクを燃やすためのランタン。光は弱いが、逆にこれが独特の光を放つため、複数並べて使うなどすると、とても幻想的な情景を生み出すことができる。
キャンドルランタンも、実用品からアンティークまで種類が豊富で、自分の一品を探し出す楽しみがある。

ランタンの光量について

以上、ランタンと言っても色んな種類があることをご理解いただけたかと思います。そこで、今度はランタンの肝心な光量についてご説明します。比較しやすいように、一覧にしました。

利便性明るさ
(ワット換算)
燃料費
LED70W
ガス200W×
ホワイトガソリン230W
ケロシン×400W

製品にもよりますが、最も明るいのはケロシンで、次にホワイトガソリン、僅差でガス、最後がLEDになります。例えば、ケロシンランタンの"PETROMAX(ペトロマックス)HK500"とLEDランタンの"GENTOS(ジェントス)エクスプローラー EX-1000C"を比較すると、400W対70Wと、6倍近い差があります。これだけ見ると、LEDの完敗に見えますが、キャンプで必要な光量がどれぐらいか考えると、LEDランタンでも1000ルーメンを超える製品であれば十分な明るさがあります。更に、LEDの光は直進性が高いため、平面にLEDを並べた構造の製品は、スペック以上の明るさを持ちます。LED以外のランタンは、点光源であるため、ランタンを中心として放射状に光が広がります。そのため、距離が離れるとドンドン暗くなっていきます。言い方を変えると、ランタンで照らしたい方向以外にも光を放射しているので、光エネルギーを無駄にしているとも言えます。
逆にLEDは直進性が高いため、収束した光で遠くまで照らすことができます。簡単に言うと、効率よく光を利用できることになります。ジェントスのEX-1000Cは、従来のランタン形状をしているため、LEDの特性を生かした構造ではありませんが、LUMENA7(ルーメナー7)のような製品は、面光源になっているため、全ての光を前面に放射するので効率よく光を利用することができます。ですので、仮に同じ1000ルーメンで照らしたとしても、EX-1000CよりLUMENA 7の方が明るく感じます。
※ルーメン:単位時間あたりに放射される光の量のことで、LED照明の明るさを比較するための単位です。

さて、光の解説を長々としてしまいましたが、実は利便性の面から考えると、LED以外はあり得ません。LED以外のランタンは、全て熱を発しますので、使用中はかなりの高温になります。特にケロシンランタンは、熱量がすごいので冬場の暖房替わりになるくらいです。ランタンを使う場面は、タープ下やテント内など熱に弱い物の近くで使用する頻度が高く、高温を発するランタンは使い難いです。また、燃料を燃やして発光しているので、テント内のような密閉空間では、一酸化炭素中毒にも気を付けなければなりません。

点灯についても、LEDはスイッチ一つですぐ点きますが、それ以外の物は手間がかかります。ガスランタンは、ガス缶にランタン本体を取り付けて点火するだけなので、まだ比較的簡単ですが、ガソリンやケロシンは燃料を入れた後ポンピングと言うタンク内に空気を送り込んで圧力を高める作業が必要で、更にケロシンはプレヒートというアルコールで温めて灯油を気化する作業まで必要となります。私は、ケロシンランタンが好きで使っていますが、慣れた私でも燃料入れから点灯まで5分ぐらいかかります。

メンテナンス面では、圧倒的にLEDです。燃料系ランタンに共通するのが、マントルですが、これは布(の様なもの)で出来ており、初めて使うときは、空焚きという作業が必要になります。マントルを本体に取り付けて、一度燃やして灰状にするのですが、この灰の状態のマントルが非常にデリケートなので、ちょっとしたショックで壊れてしまいます。
私もキャンプに持って行く時は、慎重に運んでいるのですが、それでもたまにマントルが壊れてしまうことがあり、その度にマントルを付けなおして空焚きすることになるので、マントル代もバカになりません(1個400円ぐらい)。
※空焚きやポンピングについては、下記が参考になりますので、ご興味のある方はご覧ください。
https://hyakkei.me/articles-338

ガソリンやケロシンは、マントル以外にも、煤掃除、ニップルやヴァポライザーの交換、ポンプカップへの注油など、様々なメンテナンスの手間がかかりますので、そういった手間が好きな方でないと使い続けるのは厳しいです。

最後に燃費ですが、これもLEDが有利です。ケロシン(灯油)は安いですが、圧倒的に手間がかかるので、安いだけでは選べないランタンです。ガスはガソリンやケロシンに比べて簡単に使えますが、燃費が一番高いです。LEDは乾電池がメインですが、最近は充電式も増えてきましたので、一層燃費が安くなっています。

以上のことから、私のおすすめのランタンは、LEDランタンと言うことになります。

おすすめのLEDランタン

ジェントス エクスプローラー EX-1300D

最大1300ルーメン

ジェントス(GENTOS)は、LEDランタンと言えばジェントスと言うぐらい、最もポピュラーなメーカです。EX-1300Dは、これまでのフラッグシップだったEX-1000Cの後継機で、明るさも、これまでの最大1000ルーメンから1300ルーメンにアップされています。
ランタン型のため、光が360度全体に行きわたるタイプですので、必要な面だけ照らすことができるLEDの長所をスポイルしてしまっている点がちょっと残念です。しかし、ワット換算で最大90W近くの光量がありますから、直視できないぐらい明るく、メインランタンとして十分使えます。
 最大の弱点は、重いという点で、単一電池4本込みで1220gとヘタなガスランタンより重いです。 

ジェントス エクスプローラー EX-109D

最大1000ルーメン


EX-109Dは、Amazon限定のLEDランタンで、最大1000ルーメンの明るさがるのに3000円台前半で購入出来るという、高子スパな製品です。
EX-1300Dよりも小ぶりで、重量も電池込みで816gと軽量化されています。
吊り下げについてですが、EX-1300Dと違って、底にフックが付いており、トップを外してひっくり返してぶら下げることができます。そうすると、影が少なくより全体を照らすことができるので、テント内などでも重宝します。 


ジェントス エクスプローラー SOL-013C

最大530ルーメン
ジェントス(GENTOS) エクスプローラー SOL-013C

こちらは、EX-1000Cより一回り小ぶりなランタンで、単一電池3本となります。流石に530ルーメンだと暗いですが、テント内であればこれでも十分ですし、オープンタープ内で使う場合は、タープポール間にロープを張って2個以上吊り下げて使用するとそれなりに光量が確保できます。EX-109同様、底にフックが付いているので、トップを外してひっくり返してぶら下げることができます。
重量も、電池込みで830gとEX-109D同等です。

ジェントス エクスプローラー EX-036D

最大450ルーメン


EX-036Dは、単3電池を使用するランタンです。使用本数は6本と多いですが、エネループが使える点が大きいです。点灯時間も、最大出力で約18時間と、SOL-013Cの20時間と遜色ないので、ランニングコストの良いモデルです。 
本体重量が、電池込みで400gと軽量なのも大きな魅力です。

NNINE ルーメナー7(LUMENA7)

最大1300ルーメン
NNINE ルーメナー7(LUMENA7)

2017年の発売以来、多くのキャンパーから注目されているルーメナー。最大1300ルーメンの明るさもさることながら、面光源のため効率よく照らすことができます。充電式で、最も明るいHighモード(1300ルーメン)で8時間の利用が可能なため、2日ぐらいまでなら充電なしで使えます。モバイルバッテリー機能もあるので、スマホの充電などにも活用できるため、キャンプシーンではとても心強いアイテムです。
重量も220gと軽いです。


尚、防水・防塵機能・耐衝撃機能が追加されたLUMENA2(ルーメナー2)という商品もあります。

以上が、私のおすすめですが、どう組み合わせればよいかを考えると、エクスプローラー EX-1300DとSOL-013Cを1台づつか、SOL-013Cを2台です。EX-1300Dについては、トップは外れますが、逆さ吊りのフックが付いていないので、そのままでは逆さ吊りできない点に注意が必要です。
ちなみに私はSOL-013CとEX-777XPという古い型の2台を使っています。EX-777XPは360ルーメンと暗いですが、2台合わせて使うとそれなりの光量があるので、必ずキャンプに持って行きます。メインにはケロシンランタンを使っていますが、マントルのトラブルや、ヴァポライザーの不調などで使えない場合もあるので、そういった時にはメインランタンとしても活躍しもらっています。
ルーメナー7も良いのですが、バッテリー切れを考えるとどうしても電池の方が交換ができるのでリスクが低く、私としては導入に慎重になってしまいます。
冒頭でも書いた通り、ランタンは複数ある方が影が無くなって快適になりますし、トラブル対策も考えて、最低2台は導入することをおすすめします。


以上、キャンプに必要なもの(初心者向け)その7 ランタン編でした。









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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と娘の3人家族で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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