バーナー|キャンプに必要な物の選び方(初心者向け)その8

キャンプ入門

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キャンプに必要な物を、初心者の方にも分かりやすくまとめて紹介!!
第8回は、1つは持っておきたいバーナーについて考えてみます。


キャンプでは、料理をしたりお湯を沸かしたりするための熱源として、焚火・炭・バーナーの3種類があります。バーベキューを楽しむなら炭火ですし、私のような焚火好きであれば料理にも焚火を使います。でも、早朝にコーヒーを淹れたり、ホットサンドを作ったりという時には、バーナーが役に立ちます。私もキャンプに行くとき、薪を満載していても必ずバーナーは持っていきます。

では、まずバーナーの種類から見ていきましょう。

バーナーの種類

ガスバーナー


燃料にガスを使うバーナーです。アウトドアで使用されるガス缶は、丸いドーム状のガスカートリッジ(OD缶)と呼ばれるものが一般的ですが、最近はカセットボンベ(CB缶)が使えるモデルも増えてきました。カセットボンベであれば、コンビニでも売っているので手に入りやすく、コストも安いので助かります。
ガスバーナーの弱点は、寒さに弱い点で、氷点下での使用などでは火が付かない場合もあります。そういった用途向けには、イソブタン、プロパンなどが混入されている寒冷地向けのガスカートリッジもあります。通常のカセットボンベなどのガスは、ブタンガスが充填されていますが、ブタンは気化温度が0.5度のため氷点下ではガスが出なくて使えなくなります。そこで、イソブタン(気化温度-11.7度)、プロパン(気化温度-42.1度)を混ぜることで、氷点下でも使えるようになります。
ちなみに、カセットコンロも立派なガスバーナーですが、風に弱いのでアウトドアでは使い難いです。カセットボンベでも有名なイワタニが出している、風に強いアウトドア向けカセットコンロであれば十分使えますが、スーパーで売っているようなものだと厳しいです。

ガソリンバーナー


燃料にホワイトガソリンを使うバーナーです。ガソリンは、ハイカロリーで寒さにも強く、携帯性も高いので、登山でよく使われています。ガスだとかさばるので、少しでも荷物を減らしたい登山では重宝されます。ホワイトガソリン以外に、自動車のガソリンも併用できるもでるもあります。
一方で、ガソリンバーナーは、ポンピングとプレヒート(予熱)が必要なので、手間がかかります。(SOTOのMUKAストーブは、特殊な構造でプレヒートが不要)

ケロシンバーナー


燃料にケロシン(灯油)を使うバーナーです。ポンピングとプレヒート(予熱)が必要で、とても手間がかかります。
また、火力調整があまりできないので、常に強火で使うことになります(弱火にすると、不完全燃焼をおこして、煤が発生します)。
昔は結構あったのですが、現在では国内で入手可能なモデルは、武井バーナーとマナスルの2種類になってしまいました(輸入除く)。


上記以外に、アルコールバーナー(液体と個体がある)や、ガス・ガソリン・ケロシンがマルチで使える製品などもありますが、メジャーな製品ではないので、今回は割愛させていただきます。
結論から言えば、ガスが一番となります。昔はガソリンバーナーが一番と言われており、ホエーブスというバーナーなどは多くの登山家に愛用されたものですが、1992年に製造中止となりました。ホエーブスは、プレヒートに別途燃料アルコールを使わなければならず、プレヒート自体にも数分かかりました。今の製品はプレヒートが簡単になり、ずいぶん手間が減りましたが、それでもガスの簡便性には敵いません。
ケロシンは、ランタンの項目でもご説明した通り、燃費が良く高火力なのですが、プレヒートがガソリン以上に必要で、火力調整もほとんどできない(全開しかできない)ため、ガソリンバーナーより扱いが大変です。

では、前置きが長くなりましたが、私のおすすめのバーナーをご紹介いたします。

おすすめのバーナー

ソト レギュレーターストーブ ST-310 

ソト(SOTO)  レギュレーターストーブ ST-310

ソト(SOTO)は、ガスバーナー関連の製品を多く製造・販売している新富士バーナーが展開しているアウトドアブランドです。ソトは、クッカーやダッチオーブンなども販売していますが、社名にバーナーと入っている通り、特に優秀なバーナーが多くラインアップされています。
ST-310は、カセットボンベが使え、収納もコンパクトで、とても使いやすいバーナーです。
また、マイクロレギュレーターと言う気温が低くても安定してガスが出るように調整してくれる機構を持っているため、寒さに弱いカセットボンベの欠点を補ってくれます。
点火スイッチが五徳(ゴトク)より本体側についているため、再点火時などにゴトクを触って火傷してしまうという欠点がありましたが、点火スイッチの延長レバーと、ゴトクの滑り止め+熱伝導対策のシリコンチューブ、専用ポーチがセットになった「アシストセット ST-3104CS」が発売されたので、それとセットで購入することをおすすめします。

このモデルは、オプションパーツも豊富で、風防(ウィンドスクリーンST-3101)や溶岩プレート(ST-3102)などがあり、自分好みにカスタムして使うことができます。

ソト ウインドマスター SOD-310

ソト(SOTO)  マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310

ウィンドマスターは、バーナーの形状をすり鉢状にすることで風に強いように工夫されているモデルです。また、マイクロレギュレーターと言う気温が低くても安定してガスが出るように調整してくれる機構を持っています。そのため、風に強く低温にも強い、本格的なアウトドア向きバーナーに仕上がっており、2013年度のグッドデザイン賞も獲得しています。
標準でついているゴトクは3本足で小さいので、フォーフレックスという4本足の専用ゴトクが別売されていますので、それと一緒に購入することをおすすめします。
私が評価するのは、これだけの高機能を詰め込んでいるにもかかわらず、とても小さいことです。そのため、クッカーに250mlのOD缶と一緒に入れることができ、とてもコンパクトにまとまります。

コールマンのパックアウェイソロクッカーにOD缶とSOD-310を入れている。

他にもEPIやプリムスなどにも高火力・高耐風性のモデルはありますが、利便性・収納性などを考慮するとSOD-310に軍配が上がります。私は、EPIの「NEOストーブS-1030」というガソリンバーナー並みの高火力モデル(最大4500Kcal)も持っていますが、コンパクト性から結局SOD-310ばかり持ち出しています。

ソト FUSION(フュージョン) ST-330

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ FUSION ST-330
カセットボンベが使えるバーナーとしてST-310以上におすすめしたい製品が、このFUSION(フュージョン)ST-330というモデルです。外観上の大きな特徴は、バーナー部分とボンベ部分を分離することで、火元からボンベを離した状態で利用することが可能な点です。ST-310は、バーナー部分にボンベが直結される構造のため、ボンベ部を覆ってしまうような大型のスキレットや鉄板が使い難かったです。ボンベ部分まで鉄板などがかかってしまうと、鉄板からの輻射熱でボンベが暖められ、最悪爆発するので大変危険です。また、別売の点火スイッチを使用しても、ゴトクの間から指を入れる構造上の問題は解決されず、あまり使い勝手は良くありませんでした。
このST-310の欠点をボンベ部分を分離することで解決したのがST-330です。バーナーとボンベ部分を分離する構造というのは、他社製品も含め既に様々な商品が発売されており、ソトでも既にST-301というボンベ分離型のバーナーが製品化されていますので、別に珍しい形状と言うわけではありません。
今回、満を持して発売されたST-330の何が凄いのかというと、これまでのソトのバーナーの様々な機能が結集されているという点です。ST-310同様のカセットボンベが使えてマイクロレギュレーターが内蔵されているという基本スペックに、ウィンドマスターSOD-310の風に強いすり鉢状バーナーを採用し、ST-301と同様のボンベ分離型としてゴトクも大型化するというように、これまでの製品のいいとこどりといった形で、まさにフュージョン(融合)という名に相応しい製品に仕上がっています。
2019年4月10日の発売開始時は、大人気で暫くは入手困難になったほどですが、今ではAmazonなどでも購入可能です。

最後に注意点ですが、ST-310、SOD-310はゴトクがあまり頑丈ではないので、大型(10インチクラス)のスキレットやダッチオーブンなどを使用する場合は、別途ゴトク(クッカースタンド)を購入することをおすすめします。私は、ZAFIELDの「 五徳 クッカースタンド」を使用しています。


このクッカースタンドは、高さ調整ができるため、OD缶を付けたSOD-310のように背の高いバーナーにも対応しています。側面が風防を兼ねた鉄板になっており、耐荷重量が40kgもありますので、寸胴でとんこつラーメンも作れます(笑)。

以上、キャンプに必要なもの(初心者向け)その8 バーナー編でした。










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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と娘の3人家族で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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