私のアウトドア・ビジネス兼用シューズ【メレルCHAMELEON 8 STORM】

2022年9月2日

キャンプ沼

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私は、職業柄展示会に参加することが多いです。観る方もですが、説明員などで現場に立つこともしばしば。特に、説明員の時は長時間立ちっぱなしで、時には昼食を取る暇も無く1日中立っていることもあります。

1日中立っていると、脚の疲れよりも足の裏が痛くなります。脚力については、子供の頃から登山で鍛えたのでそれなりにあるのですが、足の裏は、中年太りで増加した体重の負荷が集中するので、数時間立っているだけで悲鳴を上げます(苦笑)。

そんなこともあり、最近、靴を新調しました。

購入したのは、メレルのCHAMELEON 8 STORM(カメレオン 8 ストーム)です。


メレルについて

メレルは、アメリカの腕利きウエスタンブーツ職人ランディ・メレルが中心となって、1981年に誕生したブランドです。メレルが最初に制作したオーダーメードのハイキングブーツが口コミで全米に広がり、元冬季オリンピアンのクラーク・マティスと、その友人のジョン・シュバイツァーがこれを高く評価、メレル・ブーツ・カンパニーが設立されます。

メレルブランドの特徴は、職人であるメレルによって細部にまで渡って徹底的に拘って作られていることで、初期の名作「Orignal Leather Hiking Boots」などは、ファクトリー生産とは思えない品質を達成、メレルの名を不動の物にしました。

その後、様々なブーツやハイキングシューズなどを開発、今ではアウトドアシューズの代表的なブランドとなりました。


CHAMELEON 8 STORM(カメレオン 8 ストーム)

カメレオン8ストームは、軽登山やトレッキングに向いたローカットのアウトドアシューズです。メレルでは定番のモデルで、8は第8世代のモデルと言う意味です。

見た目は、普通のスニーカーですが、アッパーはGORE-TEX®(ゴアテックス)、アウトソールはVibram(ヴィブラム)で武装した本格的なアウトドアシューズです。


GORE-TEX®(ゴアテックス)は、言わずと知れた完全防水・透湿メンブレンシートで、ノースフェイスやモンベルなど、多くのアウトドアブランドで採用されています。アウトドア好きの方なら、アウターなどで1着はゴアテックスのモデルをお持ちかと思います。

カメレオン8ストームは、更にアッパーのアウターに撥水性・耐久性に優れたラギッドメッシュが採用されています。一見、防水性に不利に見えるメッシュ構造ですが、水がかかっても水玉になって流れ落ちるほど撥水性が良く、メレルのテクノロジーに驚かされます。


アウトソールはヴィブラム社の最新モデル「Vibram XSトレック エボ」が採用されています。私のような昭和生まれのおっさんにとっては、ヴィブラム(ビブラム)という名前にはとても思い入れがあります。

1980年代当時、登山靴と言えばキャラバン、ソールと言えばビブラムと言われたほどで、将に登山靴の代名詞になっていました。当時、BE-PALで浦沢直樹がアウトドア漫画を連載していた事があるのですが、そこでビブラムソールの話題が取り上げられていたことを覚えている人は、かなりのアウトドアマニアです(笑)。


私がCHAMELEON 8 STORMを選んだ理由

私は、冒頭でも述べた通り、展示会などで長時間立ったままとなることがあります。これまで、革靴やビジネスシューズなど様々な靴を試してきましたが、ビジネス向けの靴はいずれも歩きやすい構造とは言えず、アウトソールも耐衝撃性に欠けます。ましてや、インナーは中敷きも含めてクッション性が低く、立ち作業による足裏へのダメージは避けられません。

それで、クッション性が高く、長時間履いても疲れないシューズをということでメレルを選択しました。

私の選択したカメレオン8ストームは、オールブラックのモデルですから、ビジネスシーンで履いていても目立ちません。


履き心地は十分満足できるレベル

実際の履き心地はどうかというと、実に良いです。

シューズ全体の形状が縦長なので、足の甲の部分が広い日本人にはやや不向きな形状ですが、全体の形状が良いのか、フィット感は高いです。普段26.5を履いている私は、27.0を選択したのですが、シューズ内で足がずれる感覚も無く、歩きやすいです。

アウトソールは、硬質でガッチリしたヴィブラムソールではありますが、適度なねじれと高い耐衝撃性を兼ね備えているため、とても履き心地が良いです。勿論、グリップ感も高いため、固いコンクリートの上から、ぬかるんだ土の上まで、抜群の安定感があります。

また、中敷きも含めてインソールのクッション性が高いため、足裏へのダメージが一般的なスニーカーと比べても全然違います。


当然、アッパーはラギッドメッシュとゴアテックスの組み合わせですから、完全防水と言え、先日の雨キャンプでも全く浸水しませんでした。これは、ビジネスシーンでも有効で、土砂降りの雨の中、展示会場まで15分ほど歩いたら、ズボンはびちょびちょになりましたが、靴下は全く濡れませんでした(苦笑)。


カメレオン8ストームは、スニーカーに比べれば結構重く、私の購入した27.0cmモデルで実測440g(片足)あります。シューズは、軽ければ軽い程良いわけですが、軽いということは、耐久性や耐衝撃性などをスポイルすることにつながります。つまりは、どこでバランスを取るかが重要となるのですが、その点、カメレオン8ストームはかなりハイレベルでバランスしています。

ローカットですから、ガレ場の多い登山道などには向きませんが、キャンプやトレッキングなら軽量性と耐衝撃性を兼ね備えたとても良いモデルだと思います。


唯一の欠点は、他のアウトドアシューズに比べても値段が高いことです。私は、近所のABCマートで1.8万程で購入しました。

とは言え、ビジネスからアウトドアまで様々なシーンで履きこなせるので、個人的にはとても気に入っています。





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