雨の日の簡単テント片付け・撤収方法とメンテナンスについて

2019年9月3日

キャンプtips キャンプ入門

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先日、長野方面に2泊3日でキャンプに行ったのですが、見事に3日間とも雨に降られてしまい、設営から撤収までずっと雨の中の作業となってしまいました。

事前に天気予報で3日間とも天気の状態が悪いことは分かっていたので、サイトも雨を前提に設営します。最初にテンマク×ユニフレームのREVO TARP L コットンタープを斜めに張り、サイドをポールで跳ね上げ、ogawaのドームテントアイレの入口をタープ下に差し込む形で建てました。


時折物凄い豪雨に遭い、タープ下まで水が溜まるぐらいで、排水路を掘ったりと苦労しましたが、タープ下で焚火をしたりと、それなりに楽しい3日間を過ごしました(今回のメインだった美ヶ原は、雨交じりの曇天で観光どころではありませんでしたが)。

雲海というより雲に覆われた美ヶ原

さて、雨のキャンプは、これまでも何度も経験しているのですが、雨中での撤収はあまり記憶が無いので、その顛末も含めてご紹介したいと思います。

撤収のポイント

撤収の順番については、晴れの時と変わらず、基本的には小物から片付けていき、最期にタープを畳みます(詳細はこちら)。晴れの時と大きく違うのが、下が濡れていて物を置くと全部濡れてしまうという点です。小物やテーブル、チェア等の片づけ方はあまり変わりありませんが、テントとタープは幕体自体が濡れている上に、撤収時も畳むために地面に置かざるを得ないのでグランドの状態によってはドロドロになってしまいます。

今回利用した赤倉の森 オートキャンプ場は、幸いサイトの地面に細かい砂利が巻かれており、水はけも良かったので、サイト全体がぬかるんだ泥状態ではなかったので、テント撤収時には、地面にそのまま置いて畳みました。これがドロドロのサイトだと、テント類も泥だらけになってしまうので大変です。
このトラブルを避けるためには、ブルーシートを2~3枚持って行くことをお勧めします。テントのサイズにもよりますが、だいたい5mほどの全長があれば、ブルーシートの上でテントを畳むことが出来るので、汚れてドロドロになるのを防ぐことが出来ます。
もし、ブルーシートを持ってきていなかった場合は、ドロドロになるのはあきらめましょう(笑)。

さて、畳み方ですが、特に雨中であれば拭いても無駄ですので、びちょびちょのまま、適当にたたんでしまいます。私は、TRUSCOのトランクカーゴ70L(無印良品の収納ボックスとしても有名)をテント・タープ収納に使っていますので、これに濡れたまま畳んだテントを放り込んでしまいます。



私の愛用のタープは、殆どがコットンなので、濡れるととても重くて、畳みにくくかさばります。今回使用したREVO TARP Lも大型のコットン製のため、適当に畳むと元の収納袋には入りません。とは言え、雨中できっちり畳むのは至難の業ですので、これも適当に畳んで、大型のビニール袋に入れてしまいます。スーパーやホームセンターでも売っている80L前後のビニール袋であれば、ラフに畳んでも入るので便利です。

雨の日のテント・タープ撤収のポイント

  • 無理してキレイに畳もうとせず撤収優先
  • 大型の収納ボックスを使えば、濡れたままテントを入れられるので便利
  • 適当に畳んで、80L前後のビニール袋に詰めてしまう

帰ってからの後片付け

雨のキャンプは、撤収よりも後片付けが大変です。
まず、程度にもよりますが、雨に少し濡れた程度であれば、干すのが一番です。濡れたまま放置すると、化繊であれば雑菌がわいて臭くなります(傘を干さずに放置した時のニオイ)し、コットンの場合は最悪カビが生えます。
干し方ですが、一番良いのは庭や公園でテントやタープを建てて乾かすのが良いです。その時の天候にもよりますが、化繊であれば2~3時間で乾きますのでお勧めです。建てる場所が無い場合は、ベランダなどで物干し竿に引っ掛けたりして、できる限り風通しよい状態にして乾かします。スペースに限界があると思いますので、インナーとフライシートを分けて順番に乾かすなど、工夫して干しましょう。

問題は、帰宅した日が雨で干せない場合です。
そのまま放置しておくと雑菌がわくので、すぐに干せない場合は、まずは風呂場などで水洗いをしましょう。水道水には塩素が含まれており、洗うだけで雑菌の繁殖を抑えることができるので、ニオイやカビを防ぐことができます。
これは、幕体の汚れがひどい時も同様で、しっかり水洗いすることが重要です。
その後、翌日にしっかり干して乾燥できれば、メンテナンスは終了です。

防水・撥水スプレーは効果的か?

よく、テントやタープのメンテナンスで、防水・撥水スプレーをすすめるサイトがありますが、きっちり幕体のメンテナンスをしていれば、殆ど不要です。まず、誤解の多い防水と撥水について説明します。
防水とは、水が内側に浸透してくるのを防ぐことです。一般的な化繊の幕体は、ポリウレタンコーティングという防水処理が行われており、水の浸透を防いでいます。
撥水は、水をはじくという意味ですので、幕体の表面に水滴が付着したのをはじいて落とす作用のことを指します。水が浸透するのを防ぐのではなく、幕体上で水滴をはじいて水が内部に浸透するのを防止します。一般的には、防水スプレーと書かれていても、効果としては撥水の意味である場合が多いです。
多くのテント・タープでは、幕体の表側は撥水加工がされており、雨が降っても水をはじいて下に流れるようになっています。この撥水効果が薄れてくると、水を十分にはじくことができず、幕体上にべたっと濡れた部分ができたりします。この濡れている所は撥水効果が落ちているので、水が幕内に浸透しやすくなっていますが、裏側でも防水加工されているので、すぐに内部まで濡れてくるという訳ではありません。
とはいえ、撥水効果が低下しているとそれだけ水に幕体がさらされているわけですから、良くはありません。この撥水の低下した状態ですが、殆どが幕体の汚れが原因です。いくら撥水処理されていても、その上に汚れが付着すれば、そこだけ水のはじきが悪くなります。ですので、メンテナンスとしては、水道水でキレイに洗うのが一番です。テントを建てて水洗いし、汚れの目立つ部分は柔らかいタオルなどで軽くこするのが良いです。テントを建てられない場合は、水道水を十分に含ませたタオルで拭くだけでも汚れは落ちます。たいていの場合は、これで撥水効果は戻ります。
汚れを洗っても撥水効果が復活しない場合は、残念ながら撥水性能が低下していると思われます。どうしても撥水性を復活させたい場合は、撥水スプレーを使うことになりますが、最近のテントは、UV加工など様々な化学処理がされているので、市販の撥水スプレーを使うのは注意が必要です。メーカーのwebサイトなどを確認して、使用してよいか十分に確認してください。

以上、雨の日の撤収と、後片付けのポイントをまとめてみましたが、いかかでしょうか。
皆さんのキャンプライフの参考になれば幸いです。

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