これからの季節に絶対欠かせないキャンプでの虫対策

2019年5月22日

キャンプtips

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皆様こんにちは、野外活動沼の住人けい太です。
さて、だんだんと暖かくなってきて、いよいよ本格的なキャンプシーズンに突入!となってきました。しかし、これからの季節、厄介な連中も出てきます。
アウトドアとは切っても切れない、「虫」たち。その中でも、特に厄介なのは、やはり「蚊」と「ブユ(ブヨ・ブト)」でしょう。

私は体温が高い方なので、家族でも真っ先に蚊の猛攻にあいます。また、キャンプシーズン1~2回はブユに噛まれて、1~2週間ほどかゆくて悶絶します。

そんな、キャンプの厄介者である、「蚊」と「ブユ」の対策をまとめてみます。
まずは、「蚊」と「ブユ」がどんな虫か調べてみました。

「蚊」は体温、湿度、二酸化炭素が大好き

蚊は、口がストローのような形状になっており、それを皮膚に刺して血を吸います。実は、血を吸うのは、メスのみで、オスは花の蜜などを吸っています!なぜなら、メスは卵を産むために、より栄養価の高い血を吸うというわけです。ですから、メスの蚊は、血を求めて動物に近づいてきます。そんな時に指標となるのが、私たちの呼吸で出る二酸化炭素と言うわけです。動物が呼吸することで排出される二酸化炭素濃度を嗅ぎ分け、動物の居場所を探知しているというわけです。とは言え、呼吸をしないわけにはいかないので、これは防ぎようがありません。
次に、体温と湿度ですが、蚊は動物の温度が高いことに反応するので、より体温が高い方に集まります。また、湿度も好むため、肌が汗などで濡れていると、それに反応して血を吸いにやってきます。ですので、風呂上がりなどは最悪の条件となります!

「ブユ」は黒っぽい色に反応

ブユは、体長3~5mmほどのコバエのような見た目をしています。吸血するのは、蚊と同様メスのみですが、蚊と違って皮膚を噛み切って出血した血を吸います。噛まれると、蚊と同様に痒くなりますが、噛まれた部分を中心に10円玉ぐらいの大きさで赤く腫れて、それが1~2週間続くため蚊よりたちが悪いです。ブユは、噛まれたその日よりも、翌日以降に痒みと腫れが酷くなるので、「昨日より痒くなってる」という場合は、間違いなくブユに噛まれています!
ブユも蚊と同様に、体温、湿度、二酸化炭素に反応しますが、黒っぽい色を好み、噛む部分も腕などより足回りを噛まれることが多いです。そのため、白やオレンジ色のズボンをはいていると噛まれにくくなります。また、活動時間は、早朝と夕方の涼しい時間帯を好みますが、雨が降っていたりすると終日活動していたりするので注意が必要です。
尚、ブユは、清流などかなりきれいな環境でないと生育できないため、水質の指標昆虫となっています。ということは、ブユに噛まれたら、キレイな環境でキャンプしているということになります(苦笑)。

さて、「蚊」と「ブユ」の生態が判ったところで、私の行っている対策をお教えしましょう。

その1 速攻で蚊に効く「ヤブ蚊バリア」

ヤブ蚊バリア

去年(2018年)から販売されている商品なので、ご存知の方もいるかと思いますが、この商品は確実に蚊に効きます。キャンプサイト周辺を囲うように一周スプレーするだけで、蚊が全く寄ってこなくなります。私も初めは眉唾ものでしたが、自宅の庭で使用して、それまで30秒もあったら数か所刺されていたのが、全く刺されなくなったので、その効果に驚きました。その後、キャンプで使ってみた所、ばっちり蚊に刺されなくなったので、いつも蚊の餌食となっていた私は、ヤブ蚊バリアのおかげで安心してビールを飲めるようになりました。
ヤブ蚊バリアは、1回の噴霧で約8時間効果があります。ちなみに、蚊だけではなくてマダニにも効くのですが、ブユには効かないのが残念な点です。
ヤブ蚊バリアはフマキラーとカダンの2社から発売されていますが、カダンの製品はフマキラーのOEMだそうです。難点は、1本で600円以上するので、ランニングコストがかかる点です(1本でキャンプなら3~5回程度使えます)。




その2 やっぱり安定「蚊取り線香」

蚊取り線香は、蚊に効果的ですが、ブユにもある程度の効果があります。私は、キャンプサイトを囲むように周囲4か所に設置し、更に、イス・テーブル回りに2か所ほど設置します。種類は、色々ありますが、私は金鳥の蚊取り線香が一番効く気がします。より大きい物や太い物もありますが、蚊取り線香の太さより、設置場所を多くする方が効果があるように思います。




その3 焚火の煙は万能!

キャンプと言えば焚火、焚火はやっぱり万能です。焚火に、湿った枝などを使うと煙が多く出ますが、この煙が万能の虫よけになります。蚊やブユはもちろん、ハエやハチなども寄ってこなくなるので、焚火の燻煙が一番効果があります。
松や杉の湿った葉などは、大量の煙が出るので効果的ですし、広葉樹などでも倒木や、日陰に横たえてある伐採木などで少し湿っているような薪は、かなりの煙がでます。
場内に落ちている木を利用してよいキャンプ場では、ぜひ一度試してみてください。ただ、とてもけむくて、目が痛くなったり煙の臭いが服から抜けなくなったりしますが・・・。

まとめ

私のやり方ですが、まず、キャンプ場についたら、キャンプサイト周りにまずヤブ蚊バリアを撒いて、蚊に刺されないようにします。その後、サイトを建てて一通り準備が完了したら、蚊取り線香を焚きます。そして、食事の準備をしつつ、焚火を焚くというような順番で進めていくと、自然と蚊やブユに刺されずにすみます。
ただ、絶対に刺されないというわけではないので、刺されてしまったら虫刺され薬を塗りましょう。特にブユはステロイド系の塗り薬が効果的ですので、キャンプに持参することをオススメします。ブユは噛まれると出血を伴うので、よく見て出血していればブユだと判ります。注射器みたいな形で毒を吸い出すポイズンリムーバーを持参していればベターですが、なくても清潔な水でよく洗って、ステロイド系軟膏を塗るだけでだいぶ違います。




以上が、私の行っている「蚊」と「ブユ」対策ですが、更に厳重にやるのであれば、虫よけスプレーを頭から靴まで全体に衣服の上から散布するのが効果的です。また、ブユ対策としては、ブユはハッカのにおいを嫌う性質があるので、ハッカ油スプレーを使うというのも手です。






それでは、しっかり虫対策をして楽しいキャンプライフをお送りください!

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