キャンプを始めたい方へ ~キャンプ場選びから道具まで~

2019年3月18日

キャンプ入門

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近年、キャンプがブームになりつつあり、キャンプやアウトドアに興味をお持ちの方も多いと思います。
今回は、初めてのキャンプを成功させるためのノウハウをご紹介したいと思います。
最後に、私のおすすめのキャンプデビューに最適なキャンプ場もご紹介させていただいていますので、参考にしていただければと思います。

※本ブログでは、オートキャンプを基準にして書いています。

道具は全てレンタル


キャンプ,タープとキッチン

当然ですが、キャンプをするには色々と道具が必要になります。

ざっと挙げると、
テント、タープ、テーブル、チェア、バーベキューセットorバーナー、食器、焚火台、寝袋(シュラフ)、マット。
全部そろえると、結構大変です(特にお金が)。

まだ、これから本格的に始めるかどうかも分からないのに、これだけ用意してしまうのは勇気がいりますよね?

まあ、買ってしまって自分を追い込むという方法もありまが・・・(苦笑)。

ですので、道具は全てレンタルすることをお勧めします。今のキャンプ場は、レンタル用品が充実しているキャンプ場があるので、そういうキャンプ場を利用するのをお勧めします。
但し、グランピングはあまりおススメしません。何故かというと、キャンプの楽しさは、その過程にもあるからです。テントを建てたり、火を熾(おこ)したり、今までやったことが無いことにチャレンジするのも楽しさの一つですので、ぜひ体験してみてほしいです。グランピングだと、既に建ててあるテントで、用意されたコンロを使って、用意された料理を作って食べるということになるので、日常生活との違いがあまりなくなり、キャンプの醍醐味である、非日常を楽しむというのにはちょっと物足りないと思います。

行く日はできれば平日

大都市近郊のキャンプ場は、GWや連休、夏休みシーズンは結構混雑します。場合によっては、自然の中に来たのか、人混みに来たのか分からないようなキャンプ場もあります。
私も、秋にキャンプに行きたくなって首都圏から車で2時間ほどのキャンプ場に行ったことがあるのですが、テントサイトが全て埋まってしまっていて、段々畑跡地の仮設駐車場にテントを張ったことがあります。これでは、自然の中でのんびりとはさすがにいきません。
平日であれば、人気のキャンプ場でも結構空いていることが多いです。

ほったらかしキャンプ場

ここのキャンプ場は、温泉も歩いて数分のところにあるため大人気のキャンプ場で、休日は予約開始してすぐに埋まってしまいます。でもそんなキャンプ場でも、平日は結構空いているので、楽に予約できたりします。
私は、嫁と娘の3人家族なので、家族でキャンプとなるとどうしても学校が休みの休日になりますが、春休みや夏休みであれば平日を狙えるので多少は空いていたりします。
以上、私のおススメは、初キャンプ行くなら平日ということになります。

行く場所は季節で選ぼう

ベストシーズンは、春秋です。これはもう、単純に、夏は暑く冬は寒いからです。もちろん、夏は高原(1000m以上)のキャンプ場に行けば涼しくていい気持ちですが、長野・岐阜や東北方面など、都市部から離れているので、結構大変です。後でも述べますが、遠いキャンプ場は初めてのキャンプではおススメしません。遠いと行くまでに時間がかかり、キャンプを楽しむ時間が短くなるからです。
ちなみに、4~5月と10~11月は、行くキャンプ場によってはかなり寒いです。標高が低くても山の中は気温が下がりやすく、肌寒いことがあります。事前にその季節の最低気温を調べておいて、着るものを考えましょう。
また、夏~秋にかけてはキャンプ場によっては虫が多いので、虫が苦手な方は避けた方が良いかもしれません。でも、キャンプは自然の中でやるものですので、多少の虫は仕方がないのであきらめてください(^_^;)。
冬は、寒いのでハードルが高いですが、装備がしっかり整えばベストシーズンになります。何故なら、人が少なくキャンプ場が空いているし、夏と違って虫もいないからです。とは言え、一番ハードルが高い季節なので、初キャンプには残念ながら向きませんし、そもそも冬場に空いてるキャンプ場が少ないです。
以上、私のおススメは、春>秋>夏(場所により1番)の順番となります。

初キャンプは近場がおススメ

キャンプ場を選ぶにあたってですが、何より立地です。自宅から車で3~4時間までの距離にあるキャンプ場を選びましょう。

理由は、
①近場の方が疲れにくい
②時間を有効活用できる
③トラブルがあったらすぐに帰れる

①は当然、近い方が移動が楽です。また、キャンプ場に行く前に食材などの買い出しをしたりするのにも時間がとられますので、時間的な余裕を持つのにも3~4時間程度の距離がちょうど良いです。ちなみに、食材はキャンプ場でバーベキューセットなどを予約することもできますが、できれば自分で食べたいものを買っていきましょう。自然の中で自分が好きなものを食べるのが一番です!

②は、キャンプ場の入場時間などとも関係があります。殆どのキャンプ場が、13時以降入場となっています。ですので、朝に家を出て13時頃に到着できるキャンプ場が、一番時間を有効活用できるキャンプ場ということになります。私は、だいたい11:30頃にキャンプ場の近く(といっても車で30分ぐらいの距離)に着いて、そこで軽い昼食をとりつつ食材なども購入してキャンプ場のチェックイン開始頃に付けるように、時間を逆算して家を出発しています。
また、キャンプは旅館と違うので、着いたら終わりというわけにはいかず、様々な準備が必要となります。テントを建てたり、テーブルやチェアを並べたり、料理の準備・・・色々とやることがあるので、準備だけで慣れないと2時間はかかります。ですので、もしも17時過ぎなどの遅い時間にキャンプ場についてしまうと、準備ができたらもう日が暮れて真っ暗ということになってしまいます。特に秋は暮れるのが早いので、日没時間に気を付ける必要があります。暗い中で慣れない作業を行うのはかなり厳しいですので、14時頃までにキャンプ場に到着できるようにしましょう。

③ですが、トラブルは気を付けていてもやっぱり起こることがあります。お子さんと一緒だと、けがや虫刺されなどのトラブルはつきものですし、初めてのキャンプだと、テントで良く眠れないなどもあるでしょう。お子さんが小さいと、発熱や体調不良ということも考えなければなりません。そんなときでも、自宅から近いと簡単に帰れますし、時間的に近いという安心感があるので心の余裕が生まれます(これが一番重要です)。

以上、私のおススメは、自宅から車で3~4時間までの距離にあるキャンプ場でした。

キャンプサイトの種類はオートサイトを選ぼう

キャンプサイトの種類,オートサイト

キャンプ場でテントを建てる場所のことを”サイト゛と言います。サイトには、区画サイト、とフリーサイトがあります。区画サイトは、1グループのスペースが予め割り当てられているサイトで、ロープやブロック、植木等で仕切られているのが一般的です。カーポート付きの物はオートサイトと呼ばれており、車を横付けできるので荷物を下ろすのがとても楽ですし、貴重品を車の中に入れておけるなど何かと便利です。
フリーサイトは、どこでも好きな場所にテントを建てられるサイトです。大きな広場ようなところで好きな場所に建てられ、1グループにつきテント1張りタープ1張りが基本です。また、車については、乗り入れてそのまま停車してOK、乗り入れはテントの設営・撤収時のみで駐車場に停めないといけない、乗り入れ自体が禁止の3種類があります。乗り入れ禁止は、駐車場から自分の荷物を運ばなければならないため、結構大変です(キャリアを貸してくれるキャンプ場もあります)。フリーサイトは、自由に場所を選べるので自由度が高く、空いていれば区画サイトより広く使えるのですが、反面自分でサイトの状態を見抜く必要があり、隣のグループとの距離感など、初めての方には難しいです。また、区画サイトよりトイレや水場から離れていることも多いので、不便を感じると思います。
以上のことから、初めてのキャンプでは、車横付けできるオートサイトがおススメです。尚、サイトの状態ですが、地面が芝生で広さがカーポート含めて8m x8mを目安にしてください。下が芝生であれば、雨が降っても泥だらけになりませんし、広さもこれ以下だと狭さを感じ、隣接サイトの方との距離感も気になるからです。

結局どんなキャンプ場がおススメ?

ふもとっぱらキャンプ場

キャンプ場は、立地、施設、サービスについて千差万別です。初心者の方は迷うと思いますので、下記の基準で探してみてください。あくまで初キャンプということを前提に考えています。これが絶対ということは無いので、好みに合わせてもらえればと思います(というか妥協が必要となる場合が多いです)。

①レンタルや販売が充実している

初キャンプは全てレンタルすることを前提にしているので、必須条件となります。
テントは、初心者向けに建て方をアドバイスしてくれるキャンプ場もあります。あと、キャンプ場でレンタルしているテントの種類が事前に判れば、テントメーカーのWEBサイトで建て方を事前に調べておくと良いです。最近はYoutubeで建て方動画がアップされている場合も多いですので、参考になります。

【レンタル】
テント、タープ、テーブル、チェア、バーベキューセットorバーナー、調理器具(フライパン・鍋など)、食器、焚火台(直火OKなら不要)、寝袋、マット(寝袋の下に引く)、LEDランタン

【販売】
薪(焚き火用として)、着火剤、マッチ(ライター)、炭orバーナー用ガス缶

タープは無くても良いですが、あった方が快適です。サイト(キャンプ場でテントを建てる場所)の状況にもよりますが、芝生等で木が生えていないサイトだと、日差しがきついと辛いです。また急な雨が降ってもタープ下に避難できるので、何かと便利です。

②設備が充実している

トイレ、流し台があるのは当然ですが、トイレもウォシュレット式から汲み取り式まで、色々あります。流し台は、食器洗いだけでなく、普通に手を洗う、水を汲むなど、色々とご厄介になりますので、数が多い(サイトから近い)方が便利です。但し、トイレも流し台もサイトの真横とかはいやですよね~。少し離れているけど、歩いて1分以内が丁度良い距離です。ちなみに、俗に高規格キャンプ場と言われる料金が高めのキャンプ場ほど、こういった設備が充実しています。
あとは、遊具(アスレチック)や、小川、釣り堀など、色々とアクティビティが充実しているキャンプ場もありますが、初めてのキャンプでは、そこまで手が回らないと思いますので、優先度は低めで良いと思います。
ちなみに、もし急に雨が降ってしまったら、バンガローに代わることをおススメします。初キャンプだと、雨の中ではかなり辛いと思います。私も、初めてのキャンプで雨が降って、テントの中まで染みてきて夜中に目が覚めました。雨の中でのキャンプは色々とノウハウが必要となるので、万が一に雨が降ったら、バンガローに避難できるキャンプ場の方が良いです(シーズンだとバンガローが空いていないこともあるので注意が必要です)。

③お風呂がある

お風呂も、シャワーから、源泉かけ流し温泉があるキャンプ場など様々です。実は冬はあまり汗をかかないので、キャンプ場にお風呂が無くても困らない場合が多い(翌日に温泉に寄るなど)のですが、夏場はテントを建てたり、物を運んだりと意外と重労働になるので、お風呂は入りたくなります(バーベキューのあとは匂いも付きますしネ)。キャンプ場はシャワーが多いですが、立ち寄り湯が近くにあるかなどもキャンプ場選びの基準に入れてみてください。アルコール大好きな私は、歩いて行ける立ち寄り湯があるキャンプ場が選択基準になっています(笑)。

以上が、初めてキャンプをする場合のおススメでした。

初めてのキャンプにおすすめのキャンプ場

グリーンパークふきわれ

群馬県沼田市にあるキャンプ場。
標高650メートルの高原で、夏でも比較的涼しく、キャンプ場近くには観光でも有名な「吹割の滝」があります。
レンタル品も豊富で、手ぶらキャンププランもあります。


鬼怒川温泉オートキャンプ場

栃木県日光市の鬼怒川温泉街の少し北に位置するキャンプ場。
鬼怒川の山に囲まれた渓流沿いに位置し、大自然を感じることが出来ます。
また、施設内には温泉があり、キャンプ宿泊者も利用可能(料金は別途必要)。


キャンプアカイケ

山梨県の河口湖ICから約20分にあるキャンプ場。首都圏からのアクセスが良いことも魅力。
高規格キャンプ場というほどではありませんが、レンタル品が充実しており、敷地面積は6haにも及ぶ広さがあります。
薪は有料もありますが、場内に積んである伐採木が無料で利用できるため、焚火好きにはうれしいキャンプ場です。
キャンプ場には珍しく体育館があるため、雨が降っても屋内で遊べるので、ファミリーにも向いています。
手ぶらキャンプ向けには、「ロゴスグラマラス」レンタルパック、スペシャルレンタルパック(いずれも1日1組限定)というパックが用意されています。

http://www.camp-akaike.jp/

北軽井沢スウィートグラス

長野県北軽井沢にある、おそらく日本で一番有名な高規格キャンプ場。
通年営業しており、寒い冬でも雪中キャンプなどで予約が絶えないほどの人気です。
とても広いドッグランがあるなど、愛犬家キャンパーからも支持されています。
レンタル品も充実しており、手ぶらキャンプを楽しむのに向いています。

https://sweetgrass.jp/

かぶとの森テラス

三重県亀山にあるキャンプ場。
名阪国道の南在家ICから車で5分ほどの山奥にあり、とても自然が豊かな環境です。トレイルランニング、ノルディックウォーキング、森林ヨガなど、アウトドアアクティビティが充実しているのもこのキャンプ場の特徴。
大阪から約90分、名古屋から約60分という立地も魅力です。
コテージから手ぶらキャンプまで、様々なプランが用意されています。

http://kabutonomori.com/

休暇村

休暇村は、全国の自然豊かな地域で展開しているリゾートホテルと温泉の施設ですが、そのうちの28か所がキャンプ場を併設しています。
リゾートホテルが運営しているキャンプ場ですので、設備も整っておりとても快適で、更には温泉も楽しめるというのが高ポイント。
テントやタープが常設されている手ぶらキャンププランと、更に朝夕の食材もセットになった完全手ぶらプランが用意されているので、とにかく一度キャンプを体験してみたいという人に向いています。
キャンプ場の運営期間については、各休暇村で異なりますので、予約時に確認しておいてください。


スノーピーク 手ぶらCAMP

アウトドア大手ブランドのスノーピークが手掛ける手ぶらキャンププラン。
スノーピークの名に恥じないおもてなし感は、ちょっと他のキャンプ場では味わえないと大人気で、特にキャンプが初めての方におすすめです。
手ぶらCAMPは、スノーピークの直営キャンプ場である、新潟県Headquarters、北海道十勝ポロシリCampfield、大阪府箕面Campfield、高知県おち仁淀川Campfield、高知県土佐清水Campfield、大分県奥日田Campfield、の6か所だけでなく、全国各地の提携キャンプ場でも行っているので、詳しくはスノーピークのサイトをご覧ください。

https://www.snowpeak.co.jp/sp/teburacamp/


以上、私のおすすめする初めてのキャンプにピッタリのキャンプ場でした。尚、手ぶらキャンププランは、食材が含まれていない場合が多いので事前にご確認ください。


では、楽しいキャンプライフをお楽しみください!!


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