テント|キャンプに必要な物の選び方(初心者向け)その1

2019年3月18日

キャンプ入門

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キャンプって、色々と道具(マニア?は、キャンプギアと呼んでいます)をそろえないとできないと思いがちですが、最低限まで絞れば、結構少なくて済みます。そこで、キャンプに必要なものをご紹介しつつ、どんなものを揃えれば良いかをまとめてみたいと思います。
第1回目の今回は、絶対に必要なもの~テント~についてまとめてみます。

テントの種類

当たり前ですが、テントは最も重要なアイテムです。これが無いと単なる野宿です(笑)
テントは、形状によって、ドーム型、ツールーム型、トンネル型、ティピー型、ロッジ型などがあります。それぞれ、形状によって建て方や容積が異なり、メリット・デメリットがあるので買うときに一番悩む(値段も!!)アイテムです。詳細を書くと、大変なのでここでは簡単に説明します。

ドーム型

スノーピーク アメニティドーム
出典:スノーピーク

一番普及しているテント。普及しているということは、合理的でコストパフォーマンスに優れているということでもあるが、言い換えると個性が無いとも言える。特に2大メーカーのテントを買うと他人とモロ被りする。

メリット:比較的立てやすい、使いやすい、風に強い、安い(メーカーによる)
デメリット:個性が無い


ツールーム型

スノーピーク ランドロック
出典:スノーピーク

1つの大きなテントで、中にリビングと寝室が分かれているテント。ドーム型テントとドーム型タープを合体させたような形状。これ1つ立てればタープも全てカバーできるのが利点だが、全体が大きいため、小さなサイト(テントを立てる場所)では、建てられない場合がある。

メリット:1個建てればOK、広い、リビングも全面テントに覆われるので虫に強い
デメリット:大きく重い、建てるのが大変、たいてい高い


トンネル型

DOD カマボコテント
出典:DOD

文字通り、トンネルのような形をしたテント。アーチ状のポールを複数幕体に差し込んでペグダウンし、ロープで引っ張って立てる形式のものが主流。ツールームに比べると立てやすく、中もツールーム同様にリビングと寝室がある。数年前からDODのカマボコテントという製品が大ヒットしており、最近一躍注目されている型でもある。

メリット:1個建てればOK、広い、リビングも全面テントに覆われるので虫に強い、立てるのがドーム型と並んで簡単。
デメリット:風に比較的弱い(メーカーによる)


ティピー型

テンマクデザイン サーカスCotton Version
出典:テンマクデザイン

円錐型(多角錐型)のテント。テントの真ん中に1本のポールを立てて、それで幕全体を支えているため、ワンポールテントとも言われる。昔のネイティブアメリカンの住居の形をモチーフにしている。円錐形をしているので、テントの端の方は幕に当たるため、物を置く程度にしか使えず、立て付け面積に対して室内の有効面積が狭い。(壁面を立ち上げて対策しているテントもあるが、容積ではやはり他の形状の方が有利)
派生型として、ベル型というのもある。

メリット:慣れたら建てやすい(最速で建てられる)、風にも比較的強い、雪には最強
デメリット:立て付け面積に対して室内の有効面積が狭い、ポールが意外と邪魔


ロッジ型

Ogawa ロッジシェルター
出典:オガワ

要するに丸太小屋(ロッジ)みたいな恰好をしたテント。伝統的な形状で、根強いファンがいる。天井高があり解放感があるので、快適に過ごすことができる。オガワのロッジシェルターが有名。

メリット:天井高もあり広い、個性的
デメリット:大きく重い、風に比較的弱い


以上の通り、メリット・デメリットを簡単にまとめてみましたが、じゃあ初心者は何を買えばいいの?となると思いますが、やっぱりドーム型ということになります。個性が無いとか色々書きましたが、一番使いやすく、他のタープなどと組み合わせて使用すると、レイアウトも含めて柔軟に運用できるからです。私もドームテント1つに複数のタープを組み合わせて使用しています。キャンプサイトが広ければ大きいタープ、狭ければ小さいタープ、林間ならタープなしなど、ロケーションに合わせて柔軟に組めるのが最大のメリットです。大きなツールーム型だと、狭いサイトだと建てられないことがありますが、ドーム型+タープだとサイズに合わせて設営が可能です。
更に、設営もティピー型についで早くできますし、風などに対する堅牢性もあるため、使い勝手が良いです。あと、たいていのドーム型は、入口のフライシートを跳ね上げることができるので簡易タープとしても使用でき、前室(フライシートとインナーテントの間の隙間、靴や物が置けて便利)が大きなテントだと、簡易リビングとして活用することもできます。
グループキャンプでは、大型のトンネル型やツールーム型だと大人数で宴会できるので良いですが、ファミリーキャンプメインであれば、設営・撤収が簡便で柔軟性の高いドームテント1つと複数のタープを組み合わせて楽しむのがおすすめです。ティピー型もおすすめではありますが、有効容積が立て付け面積の割に狭いのと、前室が無い(テンティピはオプションでありますが)ので雨の時濡れるなど使い勝手の面ではドーム型に一歩譲ります。
私が、11日間の北海道キャンプ旅行に行った時もティピー型にするか迷ったのですが、結局ドームテント+オープンタープにしました。急な雨でも、前述の通りフライシートを跳ね上げてテントだけで乗り切ることもでき、改めてその利便性を実感した次第です。
個人的には一番重要と考えているのが、設営時間です。テント建てるのも楽しい?ですが、やっぱり遊ぶ、食べる、飲むに時間を使いたいので、設営が簡便な方が良いです。あと、私はキャンプに観光を加えることが多いので、多少キャンプ場に着くのが遅くなっても、パパッと建てられるというのが大きなウェイトを占めています。短時間に建てられるということは、楽に建てられるということで、観光で多少疲れていても苦にならないというのも大きなメリットです。

ということで、長く使えるドーム型が一番のおすすめになります。

テント選びのポイント

さて、ドーム型と言っても、各メーカーからピンキリで出ていますので、選ぶ上でのポイントを押さえておきましょう。

生地の厚さは、耐水性だけでなくプライバシーにも影響する

Amazonを見ていると、1万円切るモデルから10万オーバーまで各種あります。一番の違いは、テントの生地です。生地が薄い物は、耐水圧が低く、ひどい場合は雨漏りがしたりします。また、生地が薄いとテントの中が透けて見える場合もあります。基本的にはドームテントは、インナーテントとフライシートの2重構造になっているので、中がモロに透けて見えることはありませんが、それでもプライバシー面では気になります。
また、安い物はポールの太さも含めて耐久性の面でも不安があるので、正直あまりお勧めできません(苦笑)。

耐水圧は1800mm、生地はフライ75d、フロア210dが目安

生地の耐水性の目安として、耐水圧とD(デニール)という単位があります。
耐水圧は、生地に直径10cmの水の柱を立て、生地に染み出してきた際の水の高さを数値化したものです。耐水圧1000mmとは、水の柱が1メートルで水が染み出してきたということになります。値が大きいほど耐水圧が高いことを表しています。
目安としては、フライシートの耐水圧は1800mm以上、フロアシート(インナーテントの地面に触れるフロア部分)で3000mm以上となります。但し、フロアシートに関しては、グランドシート(後述)を敷く場合は、シートが直接地面に触れないので、耐水圧1800mm程度でもOKです。

一方、デニールは、糸の太さを表す単位で、長さ9000mの糸の重さ(g)を単位として使っています。60デニールであれば、9000mの糸の重さが60gということになります。値が大きいほど、糸が太いことを表しており、生地がより厚く耐久性があることを示しています。
目安としては、フライシート70d、フロアシート210dとなります。特にフロアシートは、室内を歩いたりする時に体重がかかるので、210dぐらいの耐久性が無いと、小石などで破れる恐れがあります。

大きさは〇人用では分からない

殆どのテントには、〇~〇人用というように対応人数が書かれていますが、実際にはそこまで入ることはまずできないと考えてください。
対応人数で使おうとすると、テント内でシュラフに入ってぎゅうぎゅうになることになるので、快適に使うには1~2名分差し引いて考える必要があります。例えば、4人用と書かれていても、実際は大人3人か、大人2人小学生2人程度が快適に使える限界となります。
とは言っても、メーカーによっても人数表記はかなりバラバラなので、インナーテントの長さで考えると分かりやすいです。テント内で寝るときに使うマットがありますが、だいたい1人用で幅60cm前後となります。1人あたり幅60cmではぎゅうぎゅうになってしまうので、1人あたり75cmで考えてください。4人家族であれば、75cm×4人=300cmが目安となります。子供でも、寝相の問題もあるので、同じく75cmを目安とすると安全です(笑)。

とにかく通気性が重要

日本の夏は、とにかく蒸し暑いです。1000mを超える高原でも、真夏の昼間はかなり暑くなりますし、十分に気温が下がるのは22時以降だったりします。そこで重要になるのが、テントの通気性です。
コールマンやスノーピークなどのメジャーブランドは、各種ベンチレーターが設けられており、熱い空気が天井付近から抜ける構造になっています。

コールマン タフドーム/3025のベンチレーター
出典:コールマン・ジャパン

また、ベンチレーターだけでは十分な風通しが得られないので、フライシートの前面(出入口)と後面の両方が空けられるタイプだと、かなり風通しが良く快適に寝ることができます。

3シーズンか4シーズンか

3シーズンとは、春・夏・秋のことです。一般的に日本でキャンプのオンシーズンとなります。一方、冬はキャンプのオフシーズンですが、最近は冬キャンプ人気が高まってきています。この冬まで使えるテントが4シーズン対応などと言われるタイプとなります。
大きな違いは、スカート(マットガード)にあります。

オガワのファシル。テント下部の色の濃い部分がスカート。

スカートがあると、外部からのすき間風を防ぐことができるので、真冬の寒い時期でも比較的快適に過ごすことができます。とは言え、冬のキャンプは、別途色々考える必要があるので、無理に4シーズンテントを買う必要はありません。むしろ、3シーズンと冬でテントを使い分ける方がベターです。

冬キャンプについてはこちらにまとめてあります。

グランドシートは必ず使おう

グランドシートとは、インナーテントの下に敷くシートです。グランドシートの役割は3つ。①インナーテントのフロアシートの痛みを防ぐ、②防水・防湿性を高める、③汚れから守る、です。
①の痛みを防ぐですが、これが一番重要です。テントを張る場所は良く整備された芝生とは限りません。小石があったり、木の根があったりと、平坦でない場合が多く、こういった凸凹がテントのフロアシートを痛める原因になります。そのため、グランドシートを敷くことで直接テントが凸凹に当たることが無くなり、テントを長持ちさせることができます。
②の防水・防湿性は、雨の日はもちろん、晴れていても地面は湿気ていることが多く、そうした湿気からテントを保護することができます。勿論テントは防水加工されていますが、湿気により防水加工が痛みますので、少しでもテントを長持ちさせるためにも、フロアの防湿を心掛ける方が良いです。
③の汚れから守るですが、これは片付けも考えると一番重要かもしれません。テントを建てるグランド状態が湿った土だと、テントのフロアシートはかなり汚れます。また、地面が乾燥しているように見えても、翌朝には地面からの湿気でびしょぬれ状態になります。濡れたまま畳むと、カビ臭くなってしまうので、干さなければならなくなり、かなり面倒です。グランドシートを使っていれば、テントが土に触れないので汚れないので、メンテナンス性も考えると、グランドシートを敷いておくべきです。
さて、グランドシートは、ホームセンターで販売されているブルーシートなどでも代用可能ですが、できればテントメーカーのグランドシートを使ってください。一番の理由は、テントのフロアの大きさに合わせられているので使いやすいことです。ブルーシートだと、フロアより大きめの物を買って、はみ出た部分を折りたたんで使うことになります。これが意外と面倒ですし、フロア保護の点ではテントメーカーのシートの方が厚手でしっかりしているので、できればしっかりしたグランドシートを使ってください。
特に、オガワのグランドシートは、厚みがあって耐久性・耐水性が高いのでおすすめです。

初心者におすすめのテント

で、ここまで長々と書いてきましたが、結局おすすめのテントは何なのよ!?と言われそうなので、ピックアップしました。

コールマン(Coleman) タフドーム/3025

出典:コールマン・ジャパン

コールマンは、アメリカのアウトドアメーカーで、1900年頃に創業された歴史の古いメーカーです。創業当初はガソリンランプの販売・リースを行う会社で、その後、ガソリンランタンとガソリンストーブで有名になっていきます。ランタンのロゴが、創業当初からの伝統を物語っています。
そんなコールマンのドームテントのド定番、コールマンタフドームシリーズ。
その中でもタフドーム/3025は、最もコスパの良いテントです。出入口は前面の1か所だけですが、フライシートの下から上のベンチレーションへと空気が循環する、サークルベンチレーションシステムがあるので、蒸し暑い夏場でも快適に使えます。

サークルベンチレーションシステム
出典:コールマン・ジャパン

タフドーム3025は、安いとはいえ、生地や機能性はしっかりとしており、快適なテントです。大きさは、インナーが約300×250×高さ175cmと、大人2人子供2人の4人家族でも十分な大きさが確保されています。

唯一の欠点は、定番すぎてキャンプ場でかぶりまくることです(苦笑)。

コールマン(Coleman) タフオープン2ルームハウス

出典:コールマン・ジャパン

キャンプでも定番と言われるコールマンのタフドームシリーズですが、その中でも2020年カタログからラインアップに加えられたタフオープン2ルームハウスはかなりの意欲作です。

写真でもわかる通り、フライシートの前面部分が大きく広げられるようになっており、付属のポールを使うと、広いリビングが出来上がります。
長辺が370cmありますので、中型のオープンタープぐらいの大きさがあり、張り方も色々アレンジできます。
ドームテントを建てるだけで、オープンタープも建てられると考えると時短にもなりますし、狭いサイトであれば、大型のタープが張れない場合もあるので、活躍の場は意外とあります。

コールマンのテントには、ダークルームテクノロジーという太陽光を90%もカットするタイプもあるので、朝ゆっくり寝たい方は、コールマン直営のオンラインショップを確認してみてください。

コールマン(Coleman) タフワイドドームV 300/スタートパッケージ  2021 NEW 

出典:コールマン・ジャパン

コールマンの定番ドームテントのタフワイドドームが2021年にリニューアルされV(5)になりました。
基本スペックは変わらず、幅300×奥行き300×高さ185cmという室内サイズも従来モデルと同様ですが、新たに採用されたベントフレームによって、室内空間がより広くなっています。フレームに曲げ加工を施し、テント壁面の立ち上がりが大きくなったため、室内の隅々まで有効活用できるようになっています。
幅・奥行きが300cmというのは、大型なドームテントの部類に入りますが、家族4人でもゆったり使えるので、ファミリーにおすすめです。インナーシートとグランドシートがセットになっているので、初心者が最初に購入するテントとしても最適です。

スノーピーク(snow peak)  アメニティドーム


スノーピークは、新潟県燕三条に本社を置く、1958年に創業した日本のアウトドアメーカーで、コールマンと並んでキャンプ界の2台巨頭です。社長自らがアウトドア好きで、徹底的に品質に拘った商品開発を行っており、その高品質・高耐久性から全商品に永久保証制度を適用していることでも有名です。
アメニティドームは、コールマンのタフドームシリーズと双璧をなすテントです。
タフドームシリーズとの最大の違いは、広い「前室」があるということです。アメドはS/M/Lの3タイプありますが、Mで前室サイズが幅280cm×奥行185cmあり、靴を置くだけでなく、畳んだテーブルやチェア類を置くこともできます。ちなみにタフドーム3025+の前室は幅170cm×奥行140cmですが、フライシートの傾斜があるため、メアドに比べるとあまり広くありません。
キャンプで意外と初心者が見落としがちなのが、ごみと食材の置き場です。キャンプ場は、カラスやネコだけでなく、場所によってはシカ、タヌキ、キツネまで様々な野生動物がやってくる場合があります。そのため、ごみや食材は寝るときはテントの内側に入れておく必要があります。食材などはテント内に入れてしまって問題ありませんが、ごみは入れたくないですよね?キャンプ場は、ごみ持ち帰りや有料の場合も多く、その場で捨てられない場合は置き場に困ります。そんな時に、前室があるとごみが置けるので、とても便利です。もちろん、車の中に入れてしまうのもアリですが、ごみは結構こまめに出るものなので、いちいち車を開けるのは面倒で、やっぱり手近における場所があるのが良いです。これが、前室があると良い一番の理由です。
あとは、前室のレイアウトが、正面開口部が斜めになっていて、側面にも小さな出入口があるのですが、これがすごく便利です。正面のフライシートを跳ね上げてイスを並べておくと、テント内にアプローチしにくくなるのですが、横から出入りできるので便利なだけでなく、くぐって出入りする遊びを子供が喜んでやってます(笑)。
アメドの最大の弱点は、室内高が150cmと低いことです。これは、他のスノーピーク製品と同様に強風にも耐えられる作りになっているためで、剛性とのトレードオフとなっています。他にも、スカートが無いというのが欠点ですがこれはタフドームシリーズも同様です。

スノーピーク(snow peak) エントリーパック TT

スノーピーク(snow peak) エントリーパック TT
スノーピークと言えば、アメドことアメニティードームが定番ですが、エントリーパックTTは、ヴォールトというテントとヘキサタープがセットになった商品です。
ヴォールトは、ドームテントではなく、トンネル型ですが、サイズ的にはドーム型に近い使い方ができるテントです。また、建て方としては、先にフライシートを建てて、インナーテントを吊り下げるタイプですので、雨の日の撤収が楽になるというメリットがあります。
ドーム型での雨中の撤収は、フライシートを畳んだ後、インナーテントを畳むため、どうしてもインナーまで濡れてしまいます。しかし、ヴォールトは、インナーテントたたむ→ポール抜く→フライシートたたむとなるので、インナーシートを濡らすことなく畳むことができるため、乾かすのはフライシートだけで済むというのが大きなメリットです。
他の大きな特徴としては、このサイズで2m弱の前室というかリビングがあり、ツールームに近いレイアウトになっていることです。そのため、タープなしでも大人2人子供2人ぐらいならぎりぎり使えるサイズがあります。インナーも285×220cmですので、若干狭いですが家族4人で使える大きさが確保されています。
このテントのデメリットは室内高が150cmしかない(タフドーム/3025は175cm)ため、大人はテントの中で立つと、少しかがまないといけないという点です。
また、ペグダウンが10か所(更にロープを張るとプラス16本)と、通常のドーム型なら最低4本で済むことを考えると少し手間がかかります。
あと、タープまで含めると、最大16mほどの縦長のスペースが必要となるため、かなり広めのサイトでないと張れないというのが欠点です。
長々と書きましたが、エントリーパック TTは、初心者から中級者まで使える良いテントです!

オガワ(ogawa) ピスタ


コールマン、スノーピークという2大ブランドが有名ですが、オガワも1914年(大正3年)に小川治兵衛商店という名で始まった、創業100年を超えるテントメーカーです。実は2011年に一度破産していますが、その後現在のキャンパルジャパンという会社に引き継がれています。
ピスタは、そんなオガワを代表するドーム型テントです。他のドーム型テントと異なり、2本のメインポールを、インナーテントの4隅に差し込んで立ち上げ、ポールにインナーテントをフックで吊り下げていくタイプのため、設営がより簡単です。
ベンチレーションが完備されているのは当然、後面もフライシートを巻き上げてメッシュパネルにすることができるので、とても風通しが良いテントです。
スカートも付いているので、4シーズンテントとしても使える優秀なテントです。
ピスタは、小型サイズのピスタ34(インナー220×220cm)と中型サイズのピスタ5(インナー270×270cm)があります。

実は、4面パネル全てをメッシュにできるアイレというテントがあったのですが、残念ながら2020年からラインアップから外れることになってしまいました。

北海道の十勝エコロジーパークオートキャンプ場にて

とにかく抜群の風通しを誇り、とても快適なテントだったのですが、495×310×184cm(インナー300×300cm)とドームテントとしては大きすぎたためか、あまり人気が無かったようです。
私は、このテントで11日間の北海道キャンプ旅行に行ったのですが、とても快適に過ごせましたので、個人的にはとてもおすすめなテントです。
現在流通している在庫限りとなりますので、ご興味のある方は今のうちに購入ください(苦笑)。

ロゴス(LOGOS) Tradcanvas エアマジック ドーム  2021 NEW 

出典:ロゴス

ロゴスも歴史の古いメーカーで、1928年に大阪市港区に船舶用品問屋「大三商会」が創業したことに遡ります。その後紆余曲折があり、1985年にロゴスブランドによるアウトドア用品の本格展開をスタート。ホームセンターのアウトドアコーナーで、カエデのシンボルマークを見たことがある方も多いと思いますが、テントから焚火台まで、あらゆるキャンプギアを販売しています。
このテントの特徴は、何と言ってもロゴス独自のエア注入式構造。付属の手動ポンプで空気を入れるだけで設営完了。設営時間も僅か100秒と、圧倒的な早さを誇ります。
初心者でなくても、テント設営時間は意外とかかるため、面倒な作業の一つ。しかも、小さなお子さんがいるファミリーだと、子供の面倒を見ながら設営するのはタイヘンです。でもこのテントなら、空気を入れるだけですから、一人でも簡単に設営できます。
ロゴスは、エア注入式のテントに力を入れているメーカーですので、耐久性も心配なし。


以上、長くなりましたが、キャンプに必要なもの(初心者向け)その1 テント編でした。










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