テーブル|キャンプに必要な物の選び方(初心者向け)その4

2019年3月18日

キャンプ入門

t f B! P L
キャンプに必要な物を、初心者の方にも分かりやすくまとめて紹介!!
第4回目は、やっぱり無いと不便なテーブルについてまとめてみます。


皆さんも、日常生活でもテーブルを使わない日はほとんど無いと思います。キャンプでも同様で、テーブルが無いと不便です。もちろん、レジャーシートを敷いてピクニックのように直に座って食事するのもありですが、椅子に座ってテーブルで食べる方が長時間だと楽ですし、飲み物なども地べたに置くより安定して置けるのでこぼしにくいなど利点が多いです。
私が昔バーベキューに行った時、BBQコンロから直接食べられるのでテーブルが無くてもいけると思い、テーブルを持って行かなかったことがあるのですが、食材や飲み物を置いたり、調理したりする場所がなく、小さなクーラーボックスをテーブルがわりにして苦労しました。その時、やっぱりめんどくさがらずにテーブル持ってきたらよかったと後悔しました。

テーブルの素材

さて、そんなテーブルですが、これまたいろんな種類があって悩ましいですが、私はテーブルは先ず素材に注目しています。テーブル天板の素材は、鉄やアルミのような金属素材と、木や竹などの木製素材に大別されます。木製系でも、天板にコーティングがされているもの、無垢材などにより取扱上の注意点があるので気をつけて選んでいただきたいです。
天板が金属の最大のメリットは、アツアツのスキレットやダッチオーブンが直接置ける点です。アウトドアですし、鍋敷きなどを気にせず火から下ろしたスキレットをワイルドにテーブルに並べて直接食べられるのは、楽&楽しい(ラク&タノシイ)ですよー。
一方、木製品の天板は、見た目もよく食材を並べるとインスタ映えして、料理がより美味しくいただけます。気をつける点としては、コーティングがされていれば多少こぼしても拭けば綺麗になりますが、無垢材は確実にシミになります。特に赤ワインは目立つので、丸いシミがつかないように クロスをひくなどしたほうが無難です。

収納サイズ

素材以外に気をつける点は、収納サイズです。テーブルは大きいので、どれだけ収納時に小さくなるかが重要となります。収納方法は大きく分けて2種類、単純に二つ折りにするか、天板を丸めて畳めるかとなります。
二つ折りタイプは、テーブルのサイズが大きくなるほどかさばるので、車載時の収納を考える必要があります。但し、組み立てはテーブルを開いて足を出すだけですので、非常に簡単で早いというメリットがあります。
一方、ロールテーブルと言われる天板を丸めて畳めるタイプは、より収納性が高まるので、車載時に隙間に押し込むことができます。

テーブルのサイズと人数の関係

キャンプ用テーブルのサイズは、だいたい60cm×60cm、90cm×60cm、120cm×60cmの3種類に分類できます。一番小さい60cm×60cmで1~2人、90cm×60cmで3~4人、120cm×60cmで4~6人が対応人数となると考えてください。
勿論、テーブルが広ければ広いほど色々物が置けて便利ですが、その分車載とサイフに響いてきます(笑)。
ちなみに私は家族3人(大人2人、子供1人)で、90cm×60cmのサイズをメインに使っていますが、少し小さいかなとは思いますが、これ1つでも問題ありません。冒頭の写真は、コールマンのコンフォートマスターバタフライテーブルで、更に奥にはサイドテーブルを追加しているので、とても広々としています。但し、収納サイズが長辺120cmもあるので、車載時にはルーフボックスが必要となります(苦笑)。

おすすめのテーブル

コールマン ナチュラルウッドロールテーブル

コールマン ナチュラルウッドロールテーブル

天板が天然木(スギ)、脚はアルミで出来ており、木のナチュラル感と収納性を上手くバランスさせたテーブルです。天板が細い板を並べた構造で、ショックコード(ゴム紐)でつながっていて、折りたためる構造になっているため、コンパクトに収納できます。
サイズは、65cm×70cm、90cm×70cm、125cm×70cmの3タイプから選べるので、人数に合わせて一番良いサイズを選べます。
高さも、40cmと70cmに調整可能のため、スタイルに合わせて使えるのも魅力です。

FIELDOOR ウッドロールトップテーブル


天板、脚など主なパーツが全て天然木(ブナ)で作られているテーブルです。木の風合いが良く、収納もコンパクトになるのが魅力です。高さが45cm固定ですが、立食でバーベキューなどをしない限り、問題にはなりません。
サイズは、50cm×40cm、90cm×60cm、120cm×70cmの3種類。流石に50cm×40cmは、2人でも少し狭いと思いますので、ソロ用と考えた方が良いでしょう。

キャンパーズコレクション フォールディングテーブル

キャンパーズコレクション フォールディングテーブル

ホームセンターでも売っていて、キャンプテーブルとしては、最も安価かつ簡単に手に入るテーブルです。天板は、合板に樹脂塗装されたものですので、スキレットなどの熱いものを直接置くと溶けますし、塗装も耐水性が高くないので、長時間水にさらされると天板が歪みます。
テーブルとしては、とても軽く、脚も折り畳み式のしっかりした脚なので、使用感はとても良いです。天板が樹脂コーティングなので、汚れてもウェットティッシュなどでさっと拭けて汚れが付きにくいですし、脚も円筒状のアルミのため錆に強く、メンテナンスが楽です。
高さも差し込み式の脚で37.5cmと70cmに調整可能です。
見た目に反して天板の耐荷重量が40kgと十分強く、サイズも60cm×60cm、90cm×60cm、120cm×60cmの3タイプから選べます。
そして何より、一番大きな120cm×60cmでも5,000円前後で購入できるため、コストパフォーマンスが良いです。

キャンパーズコレクション タフライトテーブル

キャンパーズコレクション タフライトテーブル

簡単に言うと、上記フォールディングテーブルの天板がメッシュ状の金属製になったモデルです。金属製ですので耐久性が高く、細かいメッシュ構造とすることで軽量化も図られており、大変使い勝手の良い製品に仕上がっています。そんなこともあって、2016年のグッドデザイン賞も獲得しています。
全体がマットブラックで塗装されており、塗装自体も高い耐熱性があるため、スキレットやダッチオーブンを直接置けて便利です。
脚は差し込み式になっていて、70cmと37.5cmに調節可能、サイズも60cm×60cm、90cm×60cm、120cm×60cmの3タイプから選べます。
意外な弱点は、メッシュ構造のため、飲み物などをこぼすと下にもるので、自分の足にかかります(笑)。あと、粘性の高いケチャップやマヨネーズをこぼすと、ふき取るのに手間がかかります。特にメッシュパネルの中央に通っている補強フレーム上にこぼすと、拭き取るのがタイヘン(T_T)ですので、気を付けましょう!

コールマン コンフォートマスター バタフライテーブル/120

コールマン コンフォートマスター バタフライテーブル/120

コールマンには、“コンフォートマスター”というサブブランドがあります。通常のコールマン商品よりも、材質やデザイン、構造などを見直したより高品質で高額なラインナップが特徴です。そのコンフォートマスターのテーブルがこのバタフライテーブルになります。天板は一見天然木に見えますが、グラスファイバーにメラミン樹脂で塗装されています。木目調で少しザラっとした感触があり、高級感が漂っているので、林間サイトなどで使うととても映えます。
メラミン樹脂は、高級家具などにも使われている素材で、耐衝撃性・耐摩耗性、耐水性、対候性に優れており、アウトドアユースにおいても高い性能を発揮します。また、天板をグラスファイバー製とすることで、重量が5.7kgと軽量化が図られているため、見た目よりかなり軽く感じます。
構造は、天板中央で長辺二つ折りにする構造ですので、ロールテーブルほどコンパクトになりませんが、その代わり(?)に天板を開いて折り畳まれた脚を広げるだけと、簡単に組み立て可能です。
高さも、44cm・60cm・70cmと3段階に調整可能。
定価が19,440円とお高いので、初心者におすすめするにはちょっとアレですが、製品としては間違いなく「良い物」ですので所有欲を満たしてくれます!
コンフォートマスターシリーズは、Amazonなどでは取り扱いが無く、コールマンのオンラインショップかアウトドア用品店でしか購入できませんのでご注意ください。私は、WILD-1で購入しました。

ユニフレーム 焚き火テーブル ラージ


元々は、焚き火テーブルという55×35×37cmの小型テーブルがあり、その大型版。焚火テーブルは、天板がステンレス製で熱や傷に強く、焚き火を使ったダッチオーブン料理などを直接置けるテーブルとして人気がありました。軽くて、折りたたむと厚さ2.5cmとコンパクトですが、耐荷重量は約50kgと高い強度を誇るため、焚き火テーブルを複数つなげてメインテーブルとして使うキャンパーが続出。
それで、メインテーブルとしても使える、「ラージ」が登場した訳です。サイズは、70×45×37(高さ)cmと、4人で使うのには少し小さいですが、ノーマル2つとつなげて使うと、100×70×37(高さ)cmと十分な大きさになります。
食事が終われば、またバラして、サイドテーブルとして使うなど、様々なレイアウトに対応できるのが最大の魅力です。

以上は、普通のテーブルですが、これ以外にファイアテーブル(囲炉裏テーブル)と言われるモデルがありますので、ご紹介します。

ファイアテーブル(囲炉裏テーブル)

ファイアーテーブルは、焚火台などを囲むように並べて使用できる製品で、焚火で調理しながら食事をするというような使い方ができます。
近年は、キャンプでのアクティビティとして焚火が人気上昇中ですので、焚火を鑑賞しながら食事をするメインテーブルにも使えるファイアーテーブルも、様々な製品が発売されています。

キャンパーズコレクション タフライトファイアープレイステーブル

キャンパーズコレクション タフライトファイアープレイステーブル

上記で出てきた、タフライトテーブルのファイアテーブルバージョンです。タフライトテーブル同様の特徴を有しているので、とても優秀な製品です。
長い2本のテーブルと、その間に橋を架けるような形でつなげる短いテーブルで構成されており、幅(短辺)も長い方は25cmに対し、短い方は16.5cmと狭くなっています。
短い方のテーブルは、脚が片側1本しかないので、独立して使用することができませんが、2つを合体させて1つの小さなテーブルとして利用できます。
耐荷重量は、長い方のテーブルが最大80kgもあるので、ベンチとしても使用できます。
尚、高さは27cm固定で、総重量5キロとなっています。
このテーブルは、収納性が高いことも大きなポイントです。短い方のテーブルが折り畳んで長い方のテーブルの中にすっぽり入るため、収納時は100cm×25cm×8cmとコンパクトになります。

尾上製作所(ONOE) マルチファイアテーブル

尾上製作所(ONOE) マルチファイアテーブル
キャンパーズコレクションのタフライトファイアープレイステーブルは、長・短2本づつのテーブルを組み合わせて囲む形ですが、こちらは、4本同じ大きさのテーブルを組み合わせる形です。尾上製作所の製品は質実剛健なものが多いのですが、このテーブルも同様で4本で重量9キロと、タフライトの2倍近いです。この重量は、天板がスチール製であるためで、鉄板に丸いパンチング穴をあけて多少の軽量化を図っています。
耐久性の点では申し分ない強さを誇っていますが、とても重いです。
高さは、27cm固定ですが、別売のアイアンレッグ(LOWとHIGHの2種類がある)と組み合わせると、下の写真のような形になり、キッチンテーブルとしても活用できるスグレモノです。
尾上製作所(ONOE) マルチファイアテーブル+アイアンレッグ


さて、私のおすすめのテーブルですが、キャンパーズコレクションのタフライトテーブルとなります。やはり、構造上、耐久性・耐熱性に優れ、重量も比較的軽量で取り回しやすいというのが最大のポイントです。
予算が許せば、ユニフレームの焚き火テーブルシリーズです。作りが良く、様々なレイアウトにも対応できるなど、耐久性も含めて長く使える製品であることは間違いありません。
とにかく安く抑えたいという場合は、キャンパーズコレクションのフォールディングテーブルでも十分に使えますので、予算に合わせて選択してもらえればと思います。

また、ファイアテーブルについてですが、こちらもキャンパーズコレクションのタフライトファイアープレイステーブルになります。尾上製作所のマルチファイアテーブルの方が4本とも同じ大きさで、それぞれ独立して利用できるので、レイアウトの柔軟性が高いのですが、脚がハノ字に開くタイプですので耐荷重量に難があります。私も、この2つのどちらを買うかで悩んだのですが、タフライトの脚は直角に開くタイプのため、耐荷重量が最大80kgとマルチファイアテーブル(耐荷重量20Kg)よりも優れています。
あと、使ってみて分ったのですが、タフライトは、短い方を2本組み合わせたテーブルのサイズが、65cm×33cmとテントの中で使うのにも丁度良い大きさになるので、重宝しています。

さて、普通のテーブルかファイアテーブルかとなると、難しいです。私は、常に両方キャンプに持っていきますが、タフライトファイアープレイステーブルの出番が一番多いです。


これは、私が焚火好きで、キャンプ中はずーっと焚火の前に座っているからです。ですので、焚火をメインに考えるのであればファイアテーブル、そうでなければ先ずは普通のテーブルという選び方になると思います。
どうしても決めきれないというのであれば、ユニフレームの焚き火テーブルにしておきましょう(笑)。

以上、キャンプに必要なもの(初心者向け)その4 テーブル編でした。











プライバシーポリシー及び免責事項

QooQ