四国キャンプ旅行記の4日目です。
今日は、サイトを撤収して道後温泉に向かいます。
その前に、三島キャンプ場について、少しご紹介します。
四万十川の巨大な中州にあるキャンプ場 |
三島キャンプ場は、2024年3月末にリニューアルオープンしたキャンプ場です。
区画オートサイトは6個と少ないですが、別にフリーサイトがあるので、キャパシティとしてはそこそこあります。
道路を挟んで左側が区画サイト、右側がフリーサイト。 |
区画サイトは芝生サイトですが、まだ芝生が根付いていないので、シート状の芝生が升目のようになっています。
これをガイドにすると、テントやタープが真っ直ぐに張れます(笑)。
区画サイトは、それ程広くは無いので、ドームテント1つと中型のヘキサタープ1つ張ると、ほぼいっぱいになります。大型のシェルターなどはちょっと張り難いかもしれません。
今回の私の装備は、オガワの大型ドームテントAIREと、同じくオガワのシステムタープヘキサです。敷地面積は大きいのですが、周囲が斜めになっているため、有効面積は一回り小さくなります。下の写真通り、テントのパネルを前後とも跳ね上げるスペースはありますから、5m以下のツールームなら建てられると思います。
良くも悪くも開放感のあるサイトなので、真夏は直射日光が暑いです(苦笑)。
でも、周囲を四万十川に囲われているので、電灯が一切なく、星を見るには最高のキャンプ場です。
道路を挟んでフリーサイトがありますが、こちらは林間サイトとなっています。夏場は直射日光を避ける上でも、こちらの方が良いかもしれません。
区画サイト横には、バンガローが5棟。こちらも、新しく建てたようで、とても綺麗でした。
区画サイト奥には管理棟があり、設備が充実しています。
トイレは勿論温水式。しかもTOTOの業務用が導入されています。
シャワー室は、脱衣所とシャワーが2ブース。
シャワーは、3分間100円でお湯が出ます。注意点は、お湯を止めていても3分経てば停止することです。但し、水は出るので、夏場は無理してお湯を使わなくても良いかもしれません。
管理棟とシャワー・トイレ施設の間に洗い場があります。
洗い場は、シンクが広く、物が置けるスペースもあるので、とても使いやすいです。
リニューアルしたてなので、シンクもピカピカです。
その他、足洗い場もあるので、水着やサンダルなどを洗うこともできます。
廃捨て場もあります。
廃捨て場内に置いてあるバケツを、サイトまで持って行って灰を捨てることができるので、重い焚火台を使っている方でも大丈夫!
ビジターセンターでは、薪や炭だけでなく、氷も販売されているので、とても便利です。ビニール袋に入って1つ100円とリーズナブルですから、私も滞在中にいくつか購入しました。
このキャンプ場で、最大のポイントは、大きなかまどがあることでしょう。
大小2つの釜があり、小さい方でも1升炊けるそうです。
利用料は、薪と米1升セットで4,000円だそうです。ファミリーでは無理ですが、グループキャンプなら是非挑戦したいところです。
このキャンプ場で1つだけ困ったことがあります。
蚊が多いのです!
しかも、蚊取り線香を焚いていても物ともせず飛んできます!!
テーブル周り4か所に炊いていたのですが、この通り。
川沿いで田んぼもあるので無理もありませんが、ここまでやられたのは初めて。あまりの痒さに、夜中に何度も起きました(苦笑)。
さて、この日の朝食は、ホットサンド。
ホットサンドって、エンターテインメントだと思うんですよね。
具材は、残り物でも缶詰でも良いですし、バナナやチョコなどを入れればスイーツにもなる。
そして、コゲても楽しい(笑)。
お腹を満たしたら、撤収作業。日が昇ると、照り付ける太陽が恨めしいぐらいに暑いです。
スノーピークおち仁淀川キャンプフィールドでもそうでしたが、撤収作業だけで汗だくになりました(> <)
なので、最後にシャワーを浴びてさっぱり。こういう日は、高規格キャンプ場は助かります。
キャンプ場を後にした私たちは、道後温泉に向かう前に、宇和島へ。
三島キャンプ場から宇和島へは、車で約1時間。折角なので、宇和島城を見学に。
宇和島城は、丘の上に立てられたお城で、藤堂高虎によって築城さました。江戸時代に入ってから、伊達政宗の長男、秀宗(ひでむね)が入城し、天守閣などを改築、以後宇和島伊達藩の居城として幕末まで使用されました。
宇和島城は、建築当初の天守閣がそのまま残っており、歴史的にも貴重なお城です。
多くの城は、廃藩置県の時に取り壊されたり、放置されたりしたため、現在でも当時のまま残っているのは、12天守に過ぎません。
この日も天気が良く、10時過ぎで30℃を軽く超えていましたので、暑かったです。標高74メートルの丘の上に建てられているので、当然登らなくてはならないのですが、娘は「あついやん、ほんまに登んの?」とぶーたれる始末。
折角来たのだからと登りだしたのですが、やっぱり暑いです。天守閣の下に辿り着いたころには結構な汗が。
ですが、天守閣に入ると、意外と涼しく感じました。宇和島城は3階建てなのですが、特に最上階は風が抜けて気持ち良かったです。
眺めもなかなか。
天守閣で涼んだ後、時刻も12時を回ったので、お昼を食べることに。宇和島名物の「宇和島鯛めし」を食べても良かったのですが、お寿司が食べたくなったので、「すしえもん 宇和島本店」へ。
お店に行くと、何と20組以上の待ちが・・・。
普通なら、諦めて別の店を探すところなのですが、隣の「道の駅きさいや広場」で時間をつぶすことに。愛媛名物の「タルト」や「みかんジュース」を購入。
販売されていたのは、みかんといよかんを混合した「えひめ100」、愛媛県産の柑橘類をブレンドした「愛媛の味わい柑橘100」、不知火を配合した「愛媛の不知火」の3種類。愛媛の不知火は果汁30%ですが、それ以外は果汁100%で、値段も1本600円前後とリーズナブル。
このジュース、製造元はポン(POM)ジュースで有名な(株)えひめ飲料。普段からポンジュースを愛飲している我が家は、コレだ!と飛びつきました(笑)。結局、私と妻の両実家向けにも買ったので、合計9本購入。重いし嵩張るのですが、車に戻ってキャンプギアの隙間に押し込み、買い物を終了。
さて、すしえもんに戻ったのですが、まだまだ待ち客が多く、テーブルに着けたのは2時半近くでした。
でも、待った甲斐ありでした。朝どれの平目や鯛など、流石は宇和島という新鮮さで美味。地方の回転寿司って、チェーンでも仕入れが違ったりするので、旨いんですよね~。
特に、宇和島鯛めしをお寿司にした、「鯛めし風軍艦」が秀逸でした。鯛のタレ漬けにうずらの卵が乗っていて、見た目にも宇和島鯛めしになっていて美味しかったです。
腹ペコ一家は、写真も撮らずに平らげ満腹に(笑)。
宇和島を後にしたのが15時過ぎ、一路道後温泉に向かいます。今回泊ったホテルは、道後温泉本館から徒歩数分の「ホテルルナパーク」。
ホテルに着いて一服したら、道後温泉の中心街へ。時刻は18時近くでしたが、観光客でごったがえしていました。
道後温泉本館の裏側。 |
道後温泉本館など、行列ができており、チケット購入だけで30分待ちでした。道後温泉には、数十年前に来たことがある妻も、人の多さにびっくりしていました。
昔と違って、外国人が多いのも近年の特徴ですが、本館が最近リニューアルオープンしたことも大きな理由のようです。
商店街の方へ足を進めると、りらっくまから一六タルトまで、様々な店が軒を連ねています。何れの店も、モダンな感じで、お土産などが売られていました。温泉街と言うと、昭和な雰囲気を思い出しますが、道後温泉は随分とハイカラな印象を受けました。やっぱり、インスタ映えが、インバウンド需要を大きく支えているようです。
ということで、愛媛県定番の蛇口からジュース!
私が入ったのは、様々な品種を飲み比べられる、利き酒ならぬ利きジュースができるお店。
ズラッと並んだ蛇口はチョット笑えます。
飲みたいジュースの蛇口を選んで、置いてあるコップに汲みます。
娘は、疲れたからとホテルで寝ていたので、妻と2人で5種類のジュースを堪能。
左から、河内晩柑、天草、弓削瓢柑、せとか、甘平。
河内晩柑は酸味と苦みのある晩柑らしい味。
天草は、甘みのあるみかんジュース。
弓削瓢柑は、グレープフルーツを甘くしたような味。
せとかは、濃いみかんジュースという感じ。
甘平は、甘み・苦み・酸味などが複雑に相まった風味。
値段は、左からだんだん高くなっていくのですが、個人的には河内晩柑が一番でした。
一番高かった甘平は、複雑な風味なのですが、言い換えると一周周ってただのみかんジュースという気がしました。希少品種で、実を獲るのも難しいらしいのですが・・・(苦笑)
さて、お土産屋に、娘が最近集めている「モケケ」があったのでLINEで送ると、「買ってきて」というメッセージが。
こちらは看板代わりの巨大モケケ。非売品です(笑)。 |
なんちゅう無精もんや!!ということで、買わずにそのままホテルへ戻ると、しぶしぶ一人で買いに行くと部屋から出ていきました(笑)。
私は、その間に、ホテルの露天風呂で一息。
流石は、道後温泉。お湯は、濁りの無い透明で、硫黄臭などもありませんが、hpが約9と少し高めのアルカリ性なので、お肌がツルツルに。たまたま、他のお客がおらず、お湯の温度も丁度良かったので、長風呂を楽しみました。
その後は、ホテルの晩御飯。
メインは、アワビ焼きで、伊勢海老付きのコース。
〆は、鯛の釜めし。
生ビールも飲んで、お腹いっぱい。
イヤー、キャンプも良いですが、やっぱりホテル泊が一番!?
その後、部屋に戻ってからも、多少飲んだりはしたのですが、家族3人でカードゲームをしている途中に眠気が襲ってきて私はバタンキュー。
つづく