冬に向けた薪ストーブのメンテナンス

2020年11月26日

DIY 薪ストーブ

t f B! P L

遂に今年もやってきました。


薪ストーブの季節です!!


先週は、毎日最高気温が20度オーバーで、11月下旬とは思えない天気が続きましたが、今週からは本格的な寒さが到来しそうです。


我が家は、冬キャンプ、特に雪中キャンプが大好きですので、薪ストーブは欠かせません。ということで、寒さが本格的になる前に、薪ストーブのメンテナンスを行うことにしました。



私は、テンマクデザインの「iron-stoveちび」を愛用しています。去年、「フォレストパークあだたら」で使用した後、段ボール箱に詰めたまま物置に入れっぱなしにしていましたので、状態を確認します。



天板が結構錆びています。この上で食事を作ったり、ホットワインを暖めたりしていたので、それが原因で錆びたようです。



内部もかなり錆が広がっています。




ガラスも煤で半分黒くなっています。



iron-stoveちびは、使い始めて今年で3年目ですが、庭で焼き芋などを焼いているのも入れると、年間20日ほど使っている計算になりますので、結構ハードに使っている方かもしれません。


鉄製の薪ストーブですので、錆びるのは仕方が無いのですが、あまりに錆が進行すると、薪ストーブの寿命が縮むので、思い切って本格的なメンテナンスをすることにしました。



用意したのは、サビ取りクリーナー耐熱ペイントコート金属ブラシです。
他に、金属タワシ激落ちくんを使いました。


先ず、金属ブラシを使って、全体の錆を落としていきます。




あまり、変わりが無いように見えますが、これでも金属タワシなどで腕がだるくなるぐらいこすった後の写真です(笑)。


鉄製のロストルも、かなり酷く錆びています。



全体が錆びていて、一部は浮いているので、少しこするとボロボロと錆が剥がれ落ちます。



根気よく錆を落としたら、なんとか復活しました。



扉の窓ガラスは、激落ちくんでこすると、意外と簡単に汚れが落ちました。




これで落ちなかったら、薪ストーブ用のガラスクリーナーを買わなければならない所でしたが、杞憂に終わりました。


さて、一通り錆を落としたら、次は、KUREのサビ取りクリーナーの出番です。使用方法には、先にぬれタオルで拭いて濡らして、その上にサビ取りクリーナーを塗ると書かれています。それもそのはず、このクリーナーは、かなり粘性が高く、原液のままでは塗り広げにくいのです。



天板は、特に錆が酷い部分に塗り広げます。



写真で白く見えるのは、クリーナーが乾燥したからです。

中もタップリと塗り広げます。



10分程放置したら、水で洗い落とします。粘性が高いので、落ちにくく、ホースで水をじゃぶじゃぶ流しながら、雑巾でこすり落とすという、これまた結構な重労働。おかげで翌日は軽い筋肉痛でした(苦笑)。


洗い終わったら、乾いた雑巾で拭いて、水気をしっかり取ります。そのまま放置したら、錆が再発して台無しですから(笑)。



拭き終わったら、念のため1時間ほど天日干し。


どれぐらい錆が落ちたかというと・・・





天板の写真を撮り忘れてしまいましたが、結構きれいに落ちました。赤さびが落ちて、地の鉄の灰色が見えています。奥の側板は錆がとりきれていませんが、完全に取るのは大変なので、見なかったことにします(笑)。


ここまで錆が落ちれば、あとは、KUREの耐熱ペイントコートをスプレーしていきます。



錆びだらけだった天板が、きれいに復活(^o^)


中も、この通り。







耐熱ペイントとは言え、耐熱温度は600度までなので、中子は直ぐに剥げ落ちるかもしれませんが、塗らないよりは良いだろうということで、全部塗っておきました。


さて、塗り終わった翌日、薪ストーブに火を入れます。耐熱ペイントは、200度程度で1時間加熱することで硬化するので、仕上げに焚いてやる必要があります。


クヌギの薪を、奥と手前に2本入れます。



クヌギ薪の間に、杉の小割や薪割時に出た端材を入れます。



上に焚き付けを置いて・・・



点火!



この瞬間がタマリマセン ( *´艸`)



あとは、ここから温度を気にしながら、2時間ほど焚いていきます。



翌日、完全に冷えてから、中を確認してみると・・・




問題なさそうです。扉口の部分も塗装の剥がれは無く、きれいです。

ロストルを取り出して灰をとり除いてみましたが、底面もしっかり塗装が硬化しています。



上から中子を覗いても、塗装に問題ないことが判ります。



ここが一番、温度が上がる部分ですから、塗装が剥げていなければ成功です。



天板の塗装も問題なし。実は、硬化前に火ばさみで引っ掻いてしまい、塗装にキズが付いてしまったのですが、そのままで硬化してしまっています。ちょっと失敗(笑)

どうも、硬化前は塗装が熱で一旦柔らかくなっていたようで、ちょっとしたことでもキズになるようです。次回は気を付けよう。

あと、天板の丸蓋も塗装を忘れて錆びたままで、変に目立っています。

これは後日塗り直さないと(^_^;)


ちなみに、側面は目立った錆びが無かったので、塗装はしませんでした。



これで、メンテナンス終了。


今年の冬キャンプが楽しみです!!



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