雨キャンプとサウナとケンさん鉄板

2022年6月20日

キャンプリポート コラム

t f B! P L

最近、公私共に忙しく、3週間ぶりの投稿となります。

このブログは、開設して4年になりますが、こんなことは初めてです。10日以上の北海道キャンプの時でも、ストック記事を事前に公開設定しておくことで、コンスタントに週2本ほど記事をお送りしてきたのですが、今回は、ネタ切れと忙しさが重なってしまい、更新できる記事が無くなってしまいました(^_^;

そんなことで、暫く間が空いてしまいましたが、これから毎週更新していきますので、またお付き合いいただければ幸いです。


今回は、先週行ってきた雨キャンプの話題を中心にお届けします。


浪漫の森

梅雨の季節は、キャンパーにとってはある意味鬼門です。最近のキャンプブームと相まって、人気の高いキャンプ場は1ヶ月以上前から予約しておく必要があります。ですが、1ヶ月先の天気が分かるハズも無く、晴れるかどうかはある意味バクチです。特に、梅雨の季節は、そうでなくても雨率が高くなるので、事前予約するかどうか悩む季節でもあります。

そんなご時世、私も悩んだのですが、6月初めならギリギリ梅雨前でいけるだろうと踏んで、数週間前に予約したのですが、読みが見事に外れて、当日は雨が確実となってしまいました。

私が予約したのは、山梨県鳴沢村にある「浪漫の森キャンプ場」。6サイトしかない「日本一小さなキャンプ場」ですが、ご夫婦で経営されているとてもアットホームなキャンプ場です。

一部のサイトには、テントも張れるウッドデッキがある。

立地面でも、河口湖インターから20分ほどの所にありますから、首都圏からのアクセスが良いのも魅力です。

浪漫の森には、テントサイト以外には、ツリーハウスやドラムハウスなど、個性的なコテージもあるので、キャンプ初心者の方にもおすすめです。



流し台は、広くて大きいのがメインデッキ横にあり、お湯が出る流し台もあります。


トイレもウォシュレット付きで、追加で増築中でした。

こちらは、ピザ焼きに使える本格的な石窯。

これ以外に、後ほど紹介しますが、お風呂も2種類あるので、日本一小さなキャンプ場とは言え、とても施設が充実しています。


雨キャンプのレイアウト

さて、この日は、天気予報で午後から確実に雨が降ることが予想されていたため、当日の朝に電話して、アーリーチェックインが可能か聞いてみると、私たち家族以外は予約が無かったこともあり、10時にチェックインすることができました。

雨キャンプは、設営時に雨が降っていないことが大きなポイントとなります。雨が降っている中での設営は大変ですし、インナーテントが濡れたり、タープが泥だらけになったりと、キャンプを少しでも快適に過ごす上でも、そういったトラブルは避けたいものです。そのため、雨が降る前にキャンプ場に入って、設営だけ済ませてしまいたいと思っていました。

今回チョイスしたのは、タトンカtcの1と2。レクタタープの大小2枚を組み合わせることで、雨でも快適なLDKを作ることができます。


私は、テンマクデザインのフルコットンタープを好んで使っているのですが、コットンタープは水を吸うと重くなるので、撤収も含めて取り扱いが面倒になります。タトンカはTCでコットンより軽く、生地も薄いので、最初から雨が降ることが判っているキャンプには向いています。

尤も、タトンカのタープは、生地が薄いため、ちょっとしたたわみでも、水が溜まって染み出してきます(苦笑)。

10時過ぎにキャンプ場に到着した時は、薄日が射すぐらいだったのですが、12時頃には天気が急変、突然の豪雨に見舞われました。幸い、設営はほぼ完了していたので、事無きを得ましたが、大雨の中設営していたらと思うと、アーリーチェックインできて良かったー(笑)。

キャンプ場は、全面芝で、水はけも良かったので助かりました。


ケンさん鉄板で作るペッパーランチ風鉄板焼き

この日のお昼は、ペッパーランチ風鉄板焼き。

ご飯を炊いて、鉄板に乗せて、周りに肉や貝柱、キノコ類を敷き詰めて、ツーバーナーを点火!

もう、このヴィジュアルだけでビール3杯はイケます(笑)。



ご飯の上には、バターと青ネギに、ニンニク、ショウガをタップリ。コーンを忘れたのは失敗でしたが、十分美味しく頂きました(^_^;


今回使用したのは、GWにメンテナンスと塗装を行ったコールマンのガソリンツーバーナーと、TEAM outsideのツーバーナー用鉄板

この鉄板は、生粋のアウトドアマンで「快適生活研究家」という肩書を持つ田中ケンさんがプロデュースした鉄板で、今年の春に行われたTOKYO outside Festival 2022で購入しました。

コールマンのツーバーナーを使い続けているケンさんが拘り抜いて作ったこの鉄板、とても使いやすくて気に入っています(^o^)


実は、私はこれまで厚さ6mmの鉄板を使っていたのですが、これがツーバーナーのサイズに微妙に合わないため、ワンバーナーしか使えないというジレンマがありました。

ケンさん鉄板と比べると、僅か7cmの差なのですが、この差がバーナーを2つ使えるかどうかに大きく響いてきます。

ケンさん鉄板は、ツーバーナーに合わせてあるということで、絶妙のサイズに仕上げられており、私にとっては鉄板料理には欠かせないアイテムとなっています。実は、家庭用ガスコンロもほぼ同じ寸法なので、キャンプだけでなく、家でも大活躍しています。

鉄板の厚さは、3.6mmと少し薄く感じるかも知れませんが、縁の立ち上がりがしっかりと溶接されているため、鉄板の上の物がこぼれにくいだけでなく、反りも出ないのでとても使いやすいです。

更には、鉄板全体を覆うフタと、コテ兼リフターも付いているので、様々な料理に対応できます。

この鉄板、限定で30個しか作らなかったそうで、既に売り切れていると思いますが、ケンさんのYoutubeライブを見ていると、追加生産するかもしれないという話が出ていました。


五右衛門風呂&サウナと生ビール

さて、この日は予報通り午後はずっと雨が降っていました。幸い、車軸を流すような雨は12時頃の1時間程度でしたが、その後も降り続いていたため、傘が手放せない状態。尤も、こうなることは最初から分かっていたので、食後はぼーっとしながら森の風景を楽しみました。


この日は野鳥が多く、カッコウ、ウグイス、シジュウカラ、コジュケイなどが鳴いており、早朝から夕方まで楽しむことができました。浪漫の森は、周りが里山になっており、広葉樹などの雑木林に囲まれていることもあってか、野鳥の種類が多い気がします。

野鳥の声を聴きながら、緑を眺めるのもキャンプの楽しみ方の一つ。雨の日でも、色々と楽しめるものです。


さて、浪漫の森の特徴は、お風呂とサウナがあることです。お客さんが少ない時は、五右衛門風呂&サウナを、多い時は展望露天風呂を営業するそうで、この日は一組だけでしたので、五右衛門風呂とサウナを使わせて頂きました。

展望露天風呂

五右衛門風呂&サウナ

五右衛門風呂、展望露天風呂ともに、家族単位の貸し切りで、五右衛門風呂が1時間3,000円、展望露天風呂が30分1,000円となっています。

五右衛門風呂は、大人2人ぐらいが入れそうな大きな釜で、下から薪で炊いているので、底からじんわり温かいお湯が上がってくるのが特徴。

シャワーと流しがあり、石鹸やシャンプーなども常設されています。

こんな所にリンちゃんが・・・


サウナは、ダルマ型薪ストーブの上に石を置いた本格的な造りで、お客さんが自分で薪をくべて火力調整します。

薪ストーブ大好きの私にとっては、サウナよりもこっちの方が楽しめました(笑)。

いやー、気持ちよかったです。


そして、風呂上りには、生ビールを一杯。

ジョッキもキンキンに冷やされているので、風呂上りには至福の一杯です。森に囲まれたキャンプ場で、お風呂にサウナに生ビールですから、最高に贅沢な気分に浸れます(笑)。


さて、生ビールのあとはコレ。

最近、近所のスーパーで奇跡的に入手したノンエイジの白州。

先ずはハイボール、その後はロックで。


サントリーのシングルモルトは、山崎と白州の2種類。近年の世界的なウィスキーブームもあって、入手困難な状況が5年以上続いています。

サントリーも増産しているのですが、需要に供給が追い付かないようで、そんなこともあって、店によっては定価4,500円の倍以上の値段が付いていることも(怒)。

ノンエイジですらこれですから、12年や18年なんて、買える日がくるのでしょうか(苦笑)。


浪漫の森は、オーナーご夫婦が、手間暇かけて整備されており、芝生の手入れなども丹念にされています。そのため、芝生を守るために、焚火台の下に敷く耐火ボードとブロックが用意されており、この上で焚火を行います。

私も、自宅の庭では、手塩にかけて芝の手入れをしているので、オーナーの気持ちがよく分かります。

薪は、箱いっぱいのMIX薪が1,000円です。高めに感じるかも知れませんが、量が多いので、リーズナブルです。


無料で使える薪割台まで用意されているなど、オーナーの気遣いがありがたいです。


この日は、あとはポップコーンを作ったり、チキンを食べたりと、まったりと過ごしました。


朝ごはんとモルック

キャンプの朝だけはとても早起きな私は、この日も4時半に起きて、コーヒーを淹れました。

早朝も、まだ雨は降り続いていましたので、朝日を観るという雰囲気ではありませんでしたが、夜明けの森を眺めながらのコーヒーは、何故か自宅で淹れるのとは味が違う気がします(笑)。


朝ごはんは、ケンさん鉄板を使って、ベーコンエッグトースト。



ケンさん鉄板は、フタ付きですから、パンから玉子まで全部鉄板の上に並べて焼けば、一気に作ることができます。ホットサンドメーカーでは、こうは行かないので、ケンさん鉄板の使い勝手の良さが光ります。


朝ごはんを食べた後は、順次片付けに入り、9時半頃には全て撤収。雨も、6時過ぎには止んで、晴れてきたので、撤収作業はやりやすかったです。タトンカは結構乾いていましたが、グロメット周りなどはまだ湿っているので、軽く畳んで家で干すことに。

全部撤収した後は、チェアだけ残して、モルックを楽しみました。

ヘタレな我が家は、1時間ほどやりましたが、全然勝敗がつかず、ひたすらキャンプ場をかけずりまわることに(笑)。

今回のキャンプではモルックをしたかったので、2日目だけでも晴れてくれてヨカッタ~

(*´▽`*)


モルックを楽しんだ後は、「道の駅なるさわ」に併設されている「富士眺望の湯 ゆらり」でモルックの疲れ(?)を癒し、お昼は、吉田のうどん「くらよし」へ。

くらよしは、国道139号を河口湖インター方面へ進んで左折した所にあるので、西湖や本栖湖、ふもとっぱらなどの富士山西側方面からのキャンプ帰りには、必ず寄るお店です。

大阪出身の私にとって、武蔵野うどんや吉田のうどんは、コシが固すぎてブキブキの食感が口に合わないのですが、くらよしは別格。

とにかく出汁が旨いのです。

くらよしの名物は、肉天うどんですが、鍋焼きうどんもおすすめです。強いコシが煮込みに負けないため、鍋焼きうどんに丁度合います。

あとは、6時間以上玉ねぎを煮込んで作られたカレーライスもおすすめです。


以上、雨キャンプとサウナを楽しんだ話でした。


皆さんも、「雨ニモ負ケズ」キャンプを楽しんでください!!



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