しばらく間が空いてしまいましたが、薪割を再開しました。
今回は、写真の玉切り3個を割りました。
最初は軽い気持ちで始めたのですが、これが、虫が出るやら、コブに当たるやらで中々タイヘンなことに・・・
※今回は、途中で虫が出てきますので、虫(特にイモムシ)嫌いの方はご注意下さい。
いつも通り、玉切りを薪割台の上に乗せて、愛斧ヘルコ・ヘリテイジ嬢を振るいます。
次は、クヌギ。
多少の抵抗があるものの、こちらも難なく割れましたが・・・。
薪に無数の穴が空いています。
ということは・・・
※虫が苦手な方向けに写真を小さくしています。写真をタップ(クリック)すると拡大します。
貴様らか!!
割った薪を並べてみると、小さい穴から次から次へと顔をのぞかせる白い悪魔が!
折角なので、ピンセットで捕獲し、ステンレストレーに並べてみると・・・
全長5mm程度のイモムシたち。大猟です(笑)。
大きさから見て、カシノナガキクイムシに間違いありません。
去年、割って乾燥しておいた薪から大量の白い粉が出ていたので、カシノナガキクイムシ(以下カシナガ)ではないかと疑っていましたが、実物が発見されなかったので断定はできませんでした。
成虫もいました。
お尻の形状からメスのようです。
カシナガは、クヌギやブナの木に付く虫で、最終的には木を枯らしてしまう害虫です。これにやられると、切り倒して廃棄する以外に方法が無いという厄介な虫です。去年の夏は、自宅近所の公園でも発見されており、街中でも意外と身近にいる虫でもあります。
私が購入している玉切りは、公園や河川敷などの木を伐採したもが使われているので、カシナガの害に遭って切ったものに当たったようです。
さて、気(木)を取り直して薪割再開。
これも、クヌギですが、直径が太すぎたためか、予め半分に切られた玉切りです。
一部に節のような物がありますが・・・
虫か何かに食われた跡が大きなコブになっています。
とりあえず、コブを避けて、周りを割ります。
問題はここからです。コブの部分は繊維が複雑に絡み合っているので、一筋縄では割れません。
何発か打ち込んでも割れないので、ひっくり返して反対から割っていきます。
ようやく割れましたが、これでもまだ直径10cmを軽く超えているので、もう少し小さく割らないと、薪ストーブに入りません。
斧を叩き込んでも、コブの周辺に沿ってしか割れないため、力が上手くかかりません。
這う這うの体(ほうほうのてい)で何とか割り切りました。
そして、この玉切りからもカシナガを発見。
どうやら、同じ木の玉切りだったようです。
まだ、クヌギの玉切りは残っているので、他のからもカシナガが出てくるかもしれません。
とりあえず、穴のいっぱい空いている薪は、十分に天日干しできるよう、別に並べておきました。薪が乾燥してしまえば、中の虫も死ぬからです。
たった3玉しか割っていませんが、虫やコブで大変でした(苦笑)。