発売開始から半年近くが経ち、ようやく店頭で普通に見かけるようになったダイソーのメスティン。一時期は、幻の商品となっていましたが、私もようやく手に入れることができました。
幻だった頃の店頭写真。 |
さて、手に入れたは良いのですが、使い道に困っていたのが実情でした。ダイソーのメスティンは、大きさが80mm×150mm×50mm、容量500mlと小型なため、調理器具としては中途半端です。
「火力調整いらずの半自動炊飯」と箱書きでも謳っているとおり、1合のごはんを炊くのには確かに丁度良いのですが、主食がビールの私にとって、特にソロキャンプでごはんを炊くことがありません。
そんなこともあって、正直持て余していたのですが、先日この小さなメスティンを眺めていて閃めきました。
これ、ソロキャンで串カツ食べるのに丁度よくない?!
試しに、同じくダイソーで購入した12cmの竹串を入れてみると、バッチリなサイズ感!
これなら、油も少なくて済みますし、片付けも楽そう、ということで早速やってみました!
先ずは仕込みです。
串カツは、バリエーションを楽しむ食べ物ですから、仕込みが肝心です。
左から時計回りに、エビ、牛肉、牛カルビ、紅生姜、玉ねぎ、サーモン、貝柱。今回は作りませんでしたが、ちくわチーズもおすすめです。ちくわを4個ぐらいに切り分け、中にクリームチーズを入れるだけ。衣を多めに付けて揚げると、中のチーズがトロットロで最高に旨いです。
大阪では肉と言えば牛ですから、串カツも牛肉になります。私が東京に来て間もない頃、スーパーで買った串カツが豚肉だったので、「騙された!?」と思ったぐらいです。
紅生姜も大阪では定番のメニュー。薄切りにした紅生姜を、串カツや天ぷらにします。
今回使った紅生姜は、矢野農園さんの紅生姜。豊の香梅(とよのこうばい)という梅干しを作っている農園の紅生姜ですから、梅の香りタップリの梅酢で漬けられており、そのままでも最高に美味。
実は、串に刺さった状態で販売されている業務用の紅生姜も買ったのですが、こちらは串が長すぎて、メスティンに入りませんでした(苦笑)。
仕込みが終了したら、あとは、タッパーに詰めて完成。
小麦粉とパン粉は、ビニール袋やジップロックに入れてもっていき、現地で付けます。
キャンプ場に着いたら、いつも通り手早くタープを張って、早速揚げていきます。
小麦粉はビニール袋に入れていき、その中に直接串を入れて付けます。
後は、揚げていくだけなのですが、今回は、アルコール固形燃料を使ってみました。
BE-PAL付録のミニ焚火台にアルコール燃料をセットし、メスティンを加熱。
ところが、思うように温度が上がらず、バーナーを使うことに。
串カツは、揚がりだすと食べるのが忙しくなるので、固形燃料でほったらかしにできると楽だと思ったのですが、120~150℃ぐらいにしかならないので、揚げ物は無理でした(笑)。
バーナーで高温になった所で、保温できるかと思い固形燃料に変えてみたのですが、直ぐに温度が下がってしまい、あえなく撃沈!
紆余曲折、ようやくカリッと上がりました。
合わせるのは、友人から頂いた「ツバメソース ゴールド」。京都の会社が作っているソースで、甘すぎず、あっさりとしている中にコクがあるウスターソースですから、串カツにピッタリ。
アツアツの串カツを、ビールで流し込んで気分はサイコー!
紅生姜が、また絶妙の箸休めになって、いくらでも食べられます(笑)。
みるみるうちに、串の山。
イヤー、よく食べました。
食べ終わったら、後片付けですが、意外と簡単です。
油がまだ温かいうちに、廃油処理剤を入れます。ダイソーメスティンですから、分量は通常の半分で足ります。
これを入れて、暫く置いておけば、完全に固まってくれるので、あとはメスティンごとビニール袋に入れて、家に帰ってから処理します。
ダイソーメスティンでの串カツ。個人的には大成功でした。
大阪出身の私にとって、串カツはソウルフードですから、キャンプで食べられるなんて最高です(笑)。
但し、問題が1つだけ。
やっぱり、串カツは高温で揚げ続けるので、どうしても油がこびりついてしまいます。
家で、かなりこすったのですが、これが限界でした。
メスティンが油だらけになるのさえ目をつぶれば、ソロキャンでの串カツは超おススメです!
ダイソーメスティンなら500円ですから、1つ串カツ専用にしても惜しくありませんし、皆さんもいかがですか?