ガスランタン多灯化計画【キャンピングムーンのガス器具 その3】

2020年10月26日

キャンプ沼 ランタン

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キャンピングムーンは、スノーピークの焚火台や、ユニフレームの焚火テーブルなどの大ヒット商品を、わりと精度高く丸パクリしている、中国の会社です。

そんな困った会社ですが、元々は、厨房製品やガス器具を作っていたようで、アウトドア向けのガス器具も製造しています。PSマークは取得していませんので、アングラな製品であることに変わりはありませんが、精度はマズマズですので、使ってみる価値はあります。


今回は、ガスランタンを多灯化できるアイテムをご紹介します。




キャンピングムーンには、OD缶のガスを分岐できるアダプターがあります。



Z33は左右に2本の腕が伸びており、それぞれにOD缶のオスがあり、中央にも1つあるので、全部で3本に分岐できます。



腕が3本のZ34は、4分岐。



腕が4本のZ35は、5分岐です。



これを使えば、1つのOD缶に対して、複数のランタンを使うことができるようになります。



この手のOD缶を分岐するアイテムは、これまでもクラフト製の物はありましたが、高価なため導入に躊躇していました。しかし、キャンピングムーンの製品は、所謂量産品ですから、値段も手ごろで、多数購入しても財布に優しいのが有難いです。

2020年10月現在、Amazonで3分岐のZ33が2,480円、4分岐のZ34が2,680円、5分岐のZ35が2,980円です。


この分岐アダプターは、勿論、マントルを使うタイプのガスランタンも使用可能ですが、コールマンのルミエールランタンやスノーピークのノクターンなど、炎がゆらめくランタンでこそ真価を発揮すると言えます。
では、詳細を見ていきましょう。



3分岐の左右にノクターンを付けた、一番スタンダードな状態です。


真ん中にもノクターンを追加した、3灯状態。
中央のガス口の高さが少し低いため、高さがそろわないのは残念なポイント。
尚、OD缶はねじ込み式のため、各ランタンの向きが微妙に合わないのは仕様です。


更に、長さ12cmの延長ポールで、中央のランタンを伸ばして高低差を付けた状態。
中世ヨーロッパの燭台みたいでこちらの方が見栄えがいいです(^ ^)


4分岐を使うとこんな感じになります。真横から見ると3分岐に見えますが・・・


斜め上から見るとこんな感じです。


5分岐だとこんな感じです。


斜め上から見た5分岐。
どうでしょうか?かなり豪華に見えますよね(笑)。

これらの中央にルミエールランタンを追加すると・・・



正直、これに点灯すると、豪華を通り越して、派手すぎます!!
( ^ω^)

更に、ここまで豪華にすると、OD缶も豪華にしないと釣り合わないので、これを追加で購入!!


真鍮製のOD缶カバーです。価格は4,780円+送料と値は張りますが、日本製で1点づつ手作業で作られている逸品です。詳細は不明ですが、へら絞りという特殊技術で加工されているため、継ぎ目が無く、大変美しいです。OD缶に対して僅かに余裕のあるサイズに仕上げられているため、230~250のOD缶であればブランドを問わず使用可能というのもありがたいです。がたつきが気になるようでしたら、ゴムシートを裏側に張るという手もありますが、私はあまり気にならないのでそのまま使っています。

このOD缶カバーを付けて、多灯化したのがこちら!!





特に5分岐は全部点灯すると、超ハデです(笑)。



明るさも半端ではなく、小型のマントル式ランタン並みの明るさがあります。

この分岐アダプターを購入する上で不安だったのが、ガス圧が偏ることだったのですが、5灯付けてもほぼ均等に点灯していますので、どうやら問題なさそうです。詳細に調べれば多少のガス圧の違いはあるでしょうが、ガスランタン自体にも個体差があるので、ガス圧の極端な差は感じません。

おかげで、こんな変態的な使い方も可能です。実用性はありませんが。

5分岐のZ35の両端に3分岐のZ33を継いである。
全部にランタンを装着すると9灯ランタンが出来上がる(笑)。


さて、良いことばかりでは無いのが、キャンピングムーン。今回、延長ポールを2本購入したのですが、光沢が微妙に違います。



左の方が光沢が強く、右の方がマットになっています。他のキャンピングムーンの製品と比べると、右のマットの方が正しそうです。


プリントの状態も、微妙に異なり、光沢が強い方(写真下)が、文字も若干太いです。



これぐらいなら、私としてはギリギリ許容範囲なのですが・・・



マットな方がちゃんとはまりません。3回転ほどで止まってしまい、それ以上回らないので、最後まではまらず、ガスも通りませんでした。


途中までしか入らない。

こちらはしっかりはまる。

流石にこれは不良品なので、返品依頼中です(-_-#)
所詮は中華製ということで、製品の当たり外れはつきものですから、購入後は注意が必要です。


さて、品質面は問題ありですが、ガスランタンを豪華にすることができるアイテムではありますので、夜のキャンプシーンを盛り上げるのには役に立ちます。


幅180cmのバタフライテーブルの両端に座れば、気分は西洋貴族(笑)。

このOD缶分岐アダプターですが、アダプター自体はリーズナブルですが、ランタンが大量に必要になってしまうので、トータルでは全然リーズナブルにはなりません(苦笑)


ちなみに、これのおかげで、私はノクターンを4つ追加購入することになりました。
上の写真の、ルミエール+ノクターン×2+OD缶カバー+アダプターで、合計21,000円ほどかかっているので、2台で42,000円!!


本末転倒!?











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