UNIFLAME(ユニフレーム)山クッカー角型3は、最も調理に向いているソロクッカー

2021年9月30日

キャンプtips

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アウトドア向けのクッカーは、各社から様々な商品が発売されています。中でも、ソロ向けの小型のクッカーは、スタンダードな丸型から角型まであり、大きさも様々です。
ここ数年は、トランギアのメスティンが物凄く流行っていますが、天邪鬼な私はどうしても好きになれません(笑)。

ユニフレーム 山クッカー角型3

そんな私が、長年愛用しているソロクッカーが、今回ご紹介する、UNIFLAME(ユニフレーム)の山クッカー角型3です。


山クッカー角型3は、鍋大、鍋小、フライパンの3種類がセットになっています。山クッカーを謳っているとおり、この3点をスタックしてコンパクトに収納できる点は、登山向きと言えます。

ユニフレーム 山クッカー角型3 鍋大、鍋小、フライパンのセット
左から鍋大、鍋小、フライパン

ユニフレーム 山クッカー角型3を付属の収納袋に入れたところ
メッシュの収納袋が付属。オレンジの色はアウトドアでも目立つので無くしにくい。

素材は、アルミですので、チタンに比べて熱伝導率が良く、調理に向いています。
このクッカーの最大の特徴は、鍋大にインスタント麺が丁度入るという点です。丸型のソロクッカーは直径が小さいため、インスタント麺を茹でる時には割らなければ入れることができません。また、麺全体を湯に浸けるためには、多少多めの湯が必要になります。

ユニフレーム 山クッカー角型3 インスタント袋麺を入れた写真

袋麺ピッタリな山クッカーは、キャンプでお酒を飲んだ後、〆のラーメンをこよなく愛する私にとって、大変ありがたいスペックなのです。ファミリーキャンプの時も、1人前のラーメンを作るのに、大型のクッカーを出すのは面倒ですし、出来上がったらそのまま食べられるこのクッカーは、大変重宝しています。

ちなみに、鍋小をスタックしない場合は、インスタント麺を2袋まで入れることができる点も良いです。インスタント麺をコンテナに適当に入れておくと、物が当たってバラバラになってしまったりするので、クッカーに入れてそのままコンテナに入れれば、インスタント麺の保護にもなります。

ユニフレーム 山クッカー角型3 鍋大と小の比較

山クッカー角型3は、こうしたスペックから、ラーメン用クッカーとして有名ですが、もちろんご飯も炊けます。フタが軽いので、重しは必要ですが、鍋大で2合、鍋小で1合のご飯が炊けます。
これを利用すると、鍋小で1合炊いて、鍋大でレトルトカレーを暖め、カレーライスを作ることもできます。

さて、山クッカー角型3は、ソロクッカーとしては珍しくフライパンが付いているのも大きな特徴です。

ユニフレーム 山クッカー角型3のフライパン

ユニフレーム 山クッカー角型3のフライパン ハンドルを固定したところ
ハンドルについているストッパーをフライパン側にスライドすることで固定できる。

鍋はアルマイト加工されているだけですが、フライパンはフッ素樹脂加工がされており焦げ付き難くなっています。フッ素樹脂加工は、耐久性の面ではイマイチですが、目玉焼きなどが焦げ付かないので便利です。あまり使っていないので、参考にならないかもしれませんが、4年ほど使っていて今のところ剥げ等はありません。

たいていのソロクッカーは、鍋大・小という2ピースの組み合わせですが、これはそれにフライパンを組み合わせた3ピースですので、料理のレパートリーが広がります。

例えば、鍋小でご飯を炊き、鍋大でプチ鍋、フライパンでツマミにソーセージを焼くなど、様々な調理方法に対応できるのが魅力です。

山クッカーを更に便利にする「マルチボード 角形3」

山クッカーを使うなら、是非ともおすすめしたいのが、このマルチボード 角形3 ブラックです。別売のオプション品ですが、これ1枚で使い勝手が更に良くなります。

ユニフレーム マルチボード角型3

山クッカー角型に丁度合うサイズのまな板で、角には湯切り用のスリットが入っています。

ユニフレーム 山クッカー角型3とマルチボード角型3の組み合わせ

厚さ約2mmのポリプロピレン製ですから、十分な強度があり、100円ショップなどで売っているシートまな板に比べて硬いので、膝の上など不安定な場所でも使うことができます。

表面は、細かいディンプル加工が施されているので、食材がはがれやすく、汚れも付き難くなっています。

マルチボード角型3の拡大写真

湯切りについては、ピッタリとクッカーにはまるため、隙間から湯が漏れたりせず、使いやすいです。

マルチボード角型3を使って湯切りを行っている

耐熱温度も110℃ありますから、熱によるひずみも無く、安心して使うことができます。

マルチボードは、山クッカーに収納すると、フタがマルチボードの厚さ分だけ浮いてしまいますが、収納袋に入れるので基本的には問題ありません。

ユニフレーム 山クッカー角型にマルチボードを入れた比較写真
左がマルチボード無し、右がマルチボード入り。


山クッカー角型3でご飯を炊く方法

このクッカーは、ソロクッカーとしても優秀で、ご飯も美味しく炊くことができます。
メスティンは長方形ですが、山クッカーは正方形ですから、ご飯により均等に熱が入るので、メスティンより美味しく炊けます!!


炊き方

<材料>
白米1合

<作り方>
  1. 鍋小に白米を入れ、水200ml(無洗米の場合は220ml)を入れる。
  2. フタの上に水を入れたシェラカップなどで重しをし、弱火で10~15分炊く。
  3. グツグツという音が無くなり、蒸気が蓋のすき間から出なくなったら、強火で20秒ほど加熱して火を止める。
  4. 炊きあがったら、10分ほど蒸らす。

炊き方のコツ

最初に30分(冬場は1時間)ほど白米を水に浸けておくと、芯が無くふっくらと炊けます。
蒸らしは無しでも大丈夫ですが、蒸らした方がより美味しくなります。山クッカーは冷めやすいので、蒸らす時はタオルなどでくるんで冷めないように気を付けてください。
尚、蒸らす時に、飯盒ではよくひっくり返しますが、山クッカーでは不要です。

ツーバーナーとの組み合わせで更に便利に

バーナー1個だと、調理の順番に悩みますが、ツーバーナーと組み合わせれば、そんな悩みからも解放されます(笑)。


とは言え、本格的なツーバーナーを、このソロクッカーで使うのはいささかオーバーなので、同じくユニフレームのクッカースタンドとSOTOレギュレーターストーブなどを組み合わせて、小型ツーバーナーにすることをお勧めします。
詳しくはこちら

クッカーとバーナーの組み合わせは、無限と言っても過言ではありませんので、色々と工夫すのも楽しみの一つです。


山クッカー角型3は、定価で税込み7,027円と少し値がはりますが、角型は他にモンベルのアルパインクッカーシリーズしか無いので、インスタント麺好きにはぜひ手に入れておきたい1品です。




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