北海道キャンプ旅行記【道東編】10日目(洞爺湖~昭和新山熊牧場~苫小牧)

キャンプリポート

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2018年8月25日(土)
この日は、最後の北海道滞在日です。
帰りもさんふらわあ(苫小牧~大洗)ですが、苫小牧発が18:45ですので、まだ時間があります。
計画では、最終日は登別温泉からロープウェイで「のぼりべつクマ牧場」に行く予定だったのですが、ロープウェイの状況をWEBで確認してみると、全面運休!
詳細を調べた所、「のぼりべつクマ牧場」が休園中でした。

北海道の旅行の締めくくりにヒグマを観ようと思っていた私。そして、娘もヒグマに会えることを期待していたのでガックリ。

実は、北海道に来る前に、こんな本を読んでいました。





伝統的なアイヌ猟師である姉崎等さんへのインタビューをまとめた本で、ヒグマの狩の体験談から山の神への祈りまで、様々なヒグマに関することが詳細に書かれています。
山での生活の話や、焚火の話など、アウトドアにも通じる部分があるので、大変面白く、おススメの一冊です。

困った私は、他にヒグマが観られる場所がないか調べてみた所、洞爺湖近くの「昭和新山熊牧場」で観られることが判明。
洞爺湖は、苫小牧とは反対側ですが、登別温泉からは1時間弱の距離のため、充分余裕があるので急遽向かうことにしました。



道央自動車道を使って海沿いに行くというルートもありましたが、それほど時間が変わらないので道道2号線を行くルートを選択。
無事、10時前には、昭和新山熊牧場に到着。

ヒグマのはく製が入口でお出迎え。


ここのクマ牧場のヒグマたちは、生まれた時から人に飼われているので、人なつっこくてかわいい(?)です。


園内には、クマが食べられるクッキーが販売されていて、それをヒグマに向かって投げてやると、上手にキャッチして食べます。
写真では分かりにくいですが、こちらが投げるようなそぶりを見せると、顔の前で手を合わせるようなそぶりを繰り返します。まるで「ちょーだい、ちょーだい!」と言っているように見えるのが、コミカルで面白いです。


また、子熊から5~6歳の大人熊までいるので、ヒグマの色んな表情を楽しむことが出来ます。
圧巻は、檻の中にコンクリート製のトンネルで、中からヒグマを至近で観られます。


ガラス窓には鉄格子もはまっていますが、近くで吠えられるとやっぱりビビります。
いやー、アイヌ猟師の姉崎さんは、こんな大きな熊と対峙していたのかと思うと、畏敬の念が沸き起こります。

昭和新山熊牧場には、「アイヌ記念館」も併設されています。既に阿寒湖のアイヌコタンでアイヌ古式舞踊などを観ていたので、特に期待はしていなかったのですが、中に入ると、一面にヒグマが獲れた時に行う「カムイノミ」の写真が展示されていました。「カムイノミ」とはアイヌ語で「神に祈る」という意味で、ヒグマが獲れたら、それを感謝して神に祈るアイヌの儀式があったことを「クマにあったらどうするか」で読んで知っていた私は、実際の写真が観られて興奮しました。


本の中では、姉崎さんの語りのみでしたので写真が無く、具体的にどんな儀式だったかが分からなかったのですが、クマを解体して頭を祭る写真などの一連の写真のおかげでよく理解できました。


惜しむらくは、写真の保存状態が悪く、一部は、額のガラスが割れたのをテープで留めてあったりと、見づらいものがありました。貴重な写真だと思うので、是非ともきれいに保存してもらえたらと思いました。

さて、ヒグマ見学を終えても11時前とまだ余裕があったので、昭和新山を見学しつつ、洞爺湖方面に抜けて、支笏湖経由で苫小牧に出ることにしました。



昭和新山も活火山で、今もガスを噴き出しています。それにしても北海道は、火山性ガスを噴き出している山がいったいいくつあるんでしょうか。


昭和新山を観たら、ぜひ三松正夫記念館にも立ち寄ってみてください。明治21年生まれの三松正夫氏は、郵便局員だったのですが、昭和新山の記録を毎日のように行いました。昭和43年から44年にかけて、それまで畑だった平地がどんどん盛り上がって山になっていくのが克明に記録されており、なかなか楽しめました。

あと、近くには、「1977年火山遺構公園」というのもあります。



1977年から82年にかけての有珠山噴火により地盤が動き、病院が倒壊してしまったとのことです。

この後は、洞爺湖の湖畔を眺めながら、支笏湖の方へ向けて走ります。
途中の「洞爺湖サイロ展望台」からは洞爺湖から有珠山まで見渡すことが出来ます。


んー、昨日の雨の影響で、全体的に曇っているのであまり見晴らしが良くなかったのが残念です。
その後、喜茂別町付近を通りかかったのですが、やはり雲が厚く、この通りです。


ここからは、晴れていれば羊蹄山が見えたはずなのですが、生憎の天候で影も形もありません。

実は、計画当初、羊蹄山の麓でキャンプをしようと思っていたのですが、道東メインにしてしまったため、已む無く諦めたという経緯があります。ですので、せめて眺めるだけでもと思って、支笏湖経由で苫小牧に出るルートを選んだのですが、天候には勝てませんでした。

さて、これで全ての日程を終えた私は、一路苫小牧に向かいます。

苫小牧西港に着いた後は、乗船手続きを終え、北海道最後のひと時をフェリーターミナルで過ごしました。お土産屋さんには、家族みんなが大好きなロイスの生チョコがあったので、それらを買い込み、乗船の時間を待ちます。


続く

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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と娘の3人家族で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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