UNIFLAMEのフッ素加工チタン製スプーン&フォークを試す

2024年10月31日

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 焚火台からクッカーまで、銘品揃いのUNIFLAME(ユニフレーム)。

そんなユニフレームですから、カトラリーも充実しており、特にチタン製のFDスプーンTiFDフォーク Tiが人気です。

チタン製のスプーン・フォークといえば、去年発売されたダイソーの価格破壊がすごかったですが、今回取り上げるのは、元祖ユニフレームのフッ素加工が施されたFDスプーンTiとFDフォーク Tiです。


FDスプーンTiフッ素とFDスフォークTiフッ素の特徴

FDスプーンTiとFDフォークTiは、既に述べた通り、ロングヒットとなっているチタン製スプーン&フォークです。

今回ご紹介するのは、上記写真左側のフッ素加工版です。


FDスプーンTiフッ素とFDスフォークTiフッ素は、2021年に発売された製品です。

ユニフレームのカトラリー類は、プラスチック製のカラカトシリーズやシシリコンスプーンなど様々な商品がラインアップされています。そんな中でも、FDスプーンTiフッ素とFDスフォークTiフッ素(以下、フッ素スプーン&フォーク)は、フラッグシップと言える商品です。

スプーン・フォークともフッ素加工されているため、汚れが落ちやすいのが特徴です。

値段は、いずれも1,210円(税込み)と、ノーマルのチタン製の880円(税込み)よりも、3割ほど高くなっています。


フッ素加工の説明は今更不要かも知れませんが、簡単に言うとフッ素樹脂で金属表面をコーティングすることになります。フッ素樹脂でコーティングすると、食材や汚れがつきにくく、滑りやすくすることができるため、多くの家庭向けフライパンや鍋などに使われています。

一方、カトラリー類に使われることは珍しく、私もこのユニフレームのフッ素スプーン&フォークぐらいしか知りません。

しかし、フッ素加工の威力は素晴らしく、水が綺麗な水玉になっています。

チタンは、製造上の制約から表面がザラザラしており、水切れ等の面では不利な素材です。フッ素加工は、そういったチタンの不利な特性を消すことで、より利便性が高まっています。

写真左のフッ素加工の方が、水玉になっている。
一方、通常のチタンは、水滴がべたっとしていて、水玉にならない。

このように、水切れが良いので、洗った後に軽く振るだけで殆ど乾いてしまいます。


使ってみた感想

実際に使ってみると、使用感としては口当たりなども特に気になるという事はなく、通常のチタン製と変わりはありません。

一方、油切れなどが良く、汚れが付き難いという実感は十分ありました。

フォークは、滑りすぎて使い難いのでは?と思っていましたが、問題無く使えました。

何よりも、油切れも含めて汚れが付き難いので、軽くティッシュペーパーで拭くだけでも汚れが取れてしまいます。

この性能は、登山だけでなく、ソロキャンプなどでもありがたいです。私は、ソロキャンプでは、カトラリー類は洗わずにアルコールティッシュで拭くだけにしているのですが、これだけ汚れが付かなければ、アルコールティッシュでなくても良いので、重宝しそうです。


気になる点

フッ素スプーン&フォークは、洗う手間を省ける良いアイテムですが、気になる点もあります。フッ素樹脂は、耐摩耗性の面では劣るので、長期間の使用で剥げてくる可能性があります。

専用のカラカトケースを使っていても、折り畳んだ柄の部分がスプーンやフォークに当たるので、おそらく長期間使用するとフッ素加工が剥がれてくると思われます。

ただ、利便性の面では、間違いなく通常のチタン製よりも上回っているので、洗い物を減らしたい場面では大活躍するカトラリーです。







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