九州キャンプ旅行記 9日目(熊本~佐賀)

2023年10月18日

キャンプリポート

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2023年8月15日(火)


キャンプ旅行9日目。

昨晩は、熊本おでんでレモンハイが止まらなくなった私。

あれだけ、飲んで食ったのに、ホテルの朝ごはんをガッツリ(苦笑)。

娘と嫁も、バイキングと言うこともあって、好きな物をバクバク。おかげで、この日はお昼を食べず、コンビニで買った軽食で済ませてしまいました(苦笑)。

熊本に来たのに、熊本ラーメンが食べられなかったことが、唯一の心残りです(^_^;


さて、今日は、熊本城を見学し、佐賀県と福岡県の県境にあるモンベル五ケ山ベースキャンプを目指します。


熊本と言えば、くまもんと熊本城です。

築城の名手と言われた加藤清正が造った熊本城は、難攻不落の名城としても知られており、明治時代に入ってからは、熊本鎮台として九州地方の要衝となりました。西南戦争では、西郷隆盛率いる3倍以上の軍勢を凌いだことからも、優れた城だったことが分かります。

ちなみに、西郷隆盛が負けるきっかけとなった熊本城は、鹿児島県民からは不評なのだとか。逆恨みも甚だしい話です(苦笑)。


熊本城内には、神風連が討ち入った場所なども残されており、明治維新の動乱期を伺い知ることができます。

日本史に詳しい方ならご存じかと思いますが、明治維新の熊本は、孫文を支援したことで知られる自由民権思想家の宮崎滔天を輩出するなど、大きな役割を担っています。


熊本城の天守閣は、1960年に復元された鉄筋コンクリート造りですが、明治初期の写真を元に復元されており、往時の姿を残しています。

2016年の熊本地震で多数の石垣などが崩れ、今も復興中ですが、外国人も多く見られ、入口には長蛇の列ができていました。

園内には、所々に崩れた石垣が、修復のために集められています。


建物も、天守閣以外は、まだまだ復旧の手が入っておらず、地震の生々しさを残しています。


完全復興には、まだまだ時間がかかりそうですが、一歩一歩着実に進めてもらえればと思います。



熊本城を後にした私たちは、一路、吉野ヶ里を目指します。この日の宿泊地、モンベル五ケ山ベースキャンプは、吉野ヶ里遺跡から車で約20分のところにあります。

キャンプ場へ向かう前に、先ずは買い物です。東脊振インターを出て、すぐ南にあるスーパー「アスタラビスタ」へ。吉野ヶ里周辺では、唯一のスーパーですから重宝します。

晩御飯のおかずを買い込んだ私たちは、一路、モンベル五ケ山ベースキャンプへ。吉野ヶ里から五ケ山ベースキャンプまでは、国道385号線1本で行けるのですが、途中の東脊振トンネルが、有料道路となっています。一応旧道もあるのですが、通行止めになっていたため、有料道路しか選択肢がありません。今回は、五ケ山ベースキャンプに2泊したため、合計4回も通ることに。

通行料は、普通車で320円と、安くはありませんので、キャンプ場へ行くだけで有料道路を走らなければならないのはちょっと釈然としません(-_-;


さて、先ほどモンベル五ケ山ベースキャンプへは、385号線1本と書きましたが、トンネルを抜けたあたりにとても迷う看板があります。

最初、この看板を観た私は、「どっち行けばええねん!!」と思ったのですが、答えはどっちに行ってもOKでした(苦笑)。

道路は、五ケ山ダム湖を周回するように作られているため、どっちから回っても行くことができます。

ちなみに、「五ケ山クロスベース」は、モンベルショップが入っている複合施設で、「五ケ山ベースキャンプ」がキャンプ場です。


ややこしいわ!!

(-_-メ)


モンベル五ケ山ベースキャンプは、モンベル初のキャンプ場です。

所謂高規格キャンプ場で、大型のロッジテントが立っているサイトから、オートサイト、フリーサイトと各種揃っています。

私が九州最後のキャンプ地にここを選んだのは、観光を考えた場合の立地の良さもありましたが、電源サイトがあるという点が大きかったです。今回のキャンプ旅行で最大の敵は、暑さでしたから、電源サイトでポータブルクーラーを使うことを前提にしていました。

五ケ山ベースキャンプも、標高370mと決して高くないため、標高差による涼しさは望めませんでしたので、電源サイトは必須と考えていました。

ところが、この日の五ケ山ベースキャンプは、強風の中、雨が降るというバッドコンディション。気温は高くなかったのですが、キャンプ場全体がガスっていて、雲の中にいるような状態。

最初は、タープを張ることを考えたのですが、風が強く、雨も横殴りで吹き込んでくるのであきらめました。当然、テントもフルクローズ状態にせざるを得ず、晩御飯もテントの中で食べることに。


幸い、この日は、お寿司にしようと決めていたので、火を使うのはご飯を炊く時だけと、テント内で過ごすにはベストのメニュー。


実は私、学生時代に寿司屋でバイトしていて、その時に手ほどきを受けたので、寿司が握れます。

数少ない私の特技ですが、こんな時には活躍します(^o^)


さて、あとはゆっくり寝るだけと思っていたのですが、一つだけ困ったことが。

キャンプ場から見下ろす谷間には、S字カーブの道路が通っており、周回できるということもあって、走り屋が夜遅くまでうるさかったです(; ・`д・´)


つづく


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