美味しいご飯の炊き方をマスターしよう

キャンプtips

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キャンプと言えば、飯盒でご飯を炊くというイメージは誰しもあると思います。
しかし、ご飯を炊くといっても、色んな炊き方があり、「キャンプ ご飯 炊き方」などのキーワードで検索すると物凄い数のサイトが出てきて、どれが正しいか分からなくなるという方もいると思います。

実は、ご飯の炊き方には色んな方法があるので、これが正解というものが無く、どんな方法でも美味しくできればそれが正解と言えます。

とは言え、そんなことを言うと元も子もないので、私がよくやっている方法をご紹介します。
また、ご飯の炊き方を覚えておくと、災害時にも大変役立つので、非常時のご飯の炊き方もご紹介したいと思います。

ご飯を炊くために飯盒は必要?

兵式飯盒
飯盒炊さんの代名詞といえる兵式飯盒
出典:キャプテンスタッグ

まず、ご飯を炊くための道具ですが、別に飯盒が無ければ炊けないという訳ではないです。飯盒は、ご飯を炊くのに適するように、予め水の量を示す線が入っていて便利ですが、無理して買うことはありません。特に兵式飯盒などはキャンプの場面に合うので欲しくなりますが、別に普通のクッカーでも炊けます。ただ、飯盒は中蓋が付いており、これが飯盒内の圧力を保つのと、大きく吹きこぼれるのを防止する役目があるので、特に焚火で炊くときなどには都合が良い構造になっています。
ライスクッカーと銘打った製品もありますが、吹きこぼれしにくいように多少工夫されていたりしますが普通の鍋と変わらず、これが無いとご飯がおいしく炊けないという訳ではありません。
あえて言うならば、私のおススメは、ダッチオーブンです。ダッチオーブンは、フタが重いので圧力鍋のように高圧を保つことが出来るため、クッカーよりふっくらと炊き上げることができます。
ご飯を炊くので、鋳鉄製の物だと油が染み込んでいるので気になりますが(気分の問題で味は変わらないです)、黒皮鉄板やステンレスのダッチオーブンであれば気になりません。私は、ユニフレームの黒皮鉄板製ダッチオーブン(8インチ)を愛用しています。

米に水を吸わすのって必要?

まず、米についてですが、私は洗うのが面倒で水ももったいないので無洗米を使っています。登山を行う方であれば水の貴重さをご存知だと思うので、水を無駄にする米研ぎが必要ない無洗米の良さをご理解いただけると思います。まあ、これは好みの問題ですので、炊事場がある(水が豊富に入手できる)キャンプ場ではお好みの米をお使いください。


さて、炊く前に、米に水を吸わせた方がおいしく炊ける(と言われている)ので、水に浸した状態で30分~1時間(水温が低い場合は12時間)ほど置いておいた方が良いですが、この辺はお好みでOKです。
私は、下準備に時間があれば浸しますし、なければそのまま炊いてしまいます(後述する炊き方で調整します)。

米を炊く水の量

水の量は、基本は米1合に対して水200ml(無洗米なら220ml)と覚えてください。
※この量は、米に水を吸わせた後の量ですので、正確に測るのであれば、米を浸水させた後、一旦水を切ってから計量した水を入れてください。
シェラカップには、合数とmlが併記されているものがあるので、1つ持っていると便利です。合数が併記されていなくても、1合は180ml(酒飲みなら常識!)なのでml表記があるシェラカップでも計量できます。
計量するものが無い場合は、水に浸した米に手のひらをべたッとつけて、手の甲が水に少し浸かるぐらいを目安にしてください(意外と、アバウトでも炊けてしまいます)。
  

炊く前に、鍋底にアルミホイルを敷いておこう

炊く前の作業として、鍋底にアルミホイルを敷いておきましょう。ホイルを敷いておけば、ご飯が焦げてしまっても鍋底に焦げ付かないため、洗うのがとても楽になります。飯盒やコーティングしていないクッカーなどは、焦げ付くと物凄く取れにくくなりますし、無理にこすると傷だらけになります。アルミホイルを敷いておけば、ホイルに焦げが付くだけなので、洗うのがとても楽になります。
(実はこのテクニック、30年以上前のBE-PALに載ってました)

ご飯の炊き方は、「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いてもふたとるな」

「はじめちょろちょろ・・・」は、昔かまどでご飯を炊いていた頃の美味しくご飯を炊く方法を歌にしたものです。
よく見かけるご飯の炊き方に、いきなり強火で沸騰させるとありますが、これは「中ぱっぱ」に当たります。
じゃあ「はじめちょろちょろ」は?
これは、低温(5060度ぐらい)で米に水分を吸収させる工程でです。ですので、水を十分に吸わせた状態で炊き始める場合は、いきなり「中ぱっぱ」でOKです。
水を吸わせていない場合は、「はじめちょろちょろ」ですので弱火で炊き始めます。だいたい3合程度炊く場合で、10分ぐらいで沸騰してきますので、沸騰した状態になったらOKです。本当は、低温で20分ぐらいかけた方が良いのですが、そこまでしなくても十分美味しく炊けます。
つまり、水を吸わせた場合は、いきなり強火で沸騰させる、水を吸わせていない場合は、弱火で沸騰させるということです。

さて、沸騰してからは、まずは鍋内の圧力が十分上がるまで強火を維持します。飯盒やクッカーであれば吹きこぼれてきますし、ダッチオーブンであればフタがガタガタ鳴り出します。この状態になったら、中火から弱火にして、沸騰状態を維持します。
炊く時間は、基本は沸騰してから20分が目安ですが、気温や標高に左右されるため、注意が必要です。ポイントは水気がほぼ無くなった状態になるまで炊くことですので、フタの上に木の棒などをあてて、「グツグツ」という振動が無くなれば炊きあがりとなります。炊けているかどうか分からない場合は、フタを開けてみてください。開けすぎは良くありませんが、半煮えや黒コゲでは元も子もありませんので、遠慮なく中を確認することをお勧めします。特に、ダッチオーブンは炊きあがりが分かりにくいので、注意が必要です。
あと、炊いているときは、吹きこぼれてきますので、フタの軽いクッカーなどは上に石などの重しを載せておきましょう。重しを載せることで、クッカー内部の圧力が高くなるので、より美味しく炊くことができます。 

最後の、 「赤子泣いてもふたとるな」ですが、これは蒸らしの段階のことです。炊きあがったら火から下ろして15分ほど蒸らします。保温のためにブランケットなどでくるむとより良いです。この蒸らし時間中にフタを空けてしまうと、中の温度が一気に下がってしまうので美味しく蒸らすことが出来なくなります。だから「ふたとるな」なのです。
が、この蒸らしは正直お好みだと思います。特に冬場だと気温が低いので、あっという間に冷めてしまいますから、私も蒸らしは適当なところで切り上げています。むしろ、火から下ろす前にふたを開けてご飯の状態を確認し、キレイに炊けていればそのまま火から下ろして完成、少しべちゃッとしている場合は、もう少し火にかけて水分を飛ばすという程度が失敗が無くて良いと思います。
以上のとおり、蒸らしは15分を基準に、臨機応変でOKです。
尚、飯盒の場合、昔は良く上下をひっくり返して蒸らすというのをやっていましたが、味には関係ないので、無理してひっくり返すことはありません。そりゃそうです、土なべなんかひっくり返せないですが、料亭では土なべでおいしく炊いていますからね。

カニ穴を確認しよう


美味しく炊けたご飯には、カニ穴と呼ばれる穴が空いています。
高火力で炊いた場合、鍋底から水蒸気が吹きあがることで、鍋の中で米と水蒸気が循環し均等に炊きあがります。この水蒸気の通り道が、炊き上がりのご飯にカニの巣穴のようにポコポコ空いていると、美味しくたけた証拠と言われています。
ですから、カニ穴が空いているご飯が炊けたら、美味しいご飯が炊けたとみんなに自慢してください(笑)

火力について

米を炊くには繊細な火力調整が必要と言われていますが、要するに吹きこぼれギリギリで火力を維持すれば良いということになります。
繰り返しになりますが、火力調整は、沸騰してしばらくは強火で、そのあとは沸騰状態を維持するために中~弱火に調整するだけなので、あまり神経質になる必要はありません。火力調整が難しいなら、吹きこぼれたら一瞬火から下ろして、収まったら再び火にかけるというようなやり方で調整した方が簡単です。

火力調整は、ガスが一番火力調整しやすいですが、焚火でもコツをつかめば意外と簡単です。
焚火の場合は、火力調整は、火との距離で調整しますので、まず薪を多めにくべて熾火(炭火のような状態)を作ります。そうすれば30分程度は薪を追加しなくても安定した火力が維持できます。あとは、米に水を吸わせていれば、いきなり高火力でいけますので、沸騰するまでは火に近い状態で、その後に火から離して沸騰を維持すれば簡単に炊けます。

災害時にご飯を炊く方法

災害時には、水が最も貴重になります。状況次第ですが、洗物などもまずできないと考えた方が良いです。そんな時は、「湯煎」が最も良い方法となります。
やり方は簡単です。ビニール袋に米と水を入れて、なるだけ空気を抜いた状態で袋を縛り、15分ほど沸騰したお湯で湯煎するだけです。

ポイントは、以下の通りです。

  • 米を入れすぎない(1合づつに小分けにする)
  • 米が炊けると膨張するので、袋を結ぶ位置には余裕を持たせる。
  • 鍋底に皿などを沈めて、ビニール袋が直接鍋肌に付かないようにする(長時間当たっていると溶ける可能性があるため)
こうすれば汚れ物も出ませんし、湯煎に使った湯は再利用できますので、一番水を使わない作り方となります。味は多少落ちますが充分に食べられるので、一度お試しください。
ちなみに、ビニール袋を使った湯煎は、鶏肉や魚、野菜など様々な食材に使え、下味をつけて湯煎すれば料理が完成してしまうので、災害時だけでなく、普段の料理にも使えますので色々挑戦してみてください。

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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と娘の3人家族で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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