ネイチャーゲームに挑戦してみよう!

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皆さんは、ネイチャーゲームをご存じでしょうか。


ネイチャーゲームとは

ネイチャーゲーム(Nature Game)とは、米国のナチュラリストであるジョセフ・コーネルが、1979年に著書『Sharing Nature With Children』の中で発表した自然体験プログラムのことです。
人間の感覚を用いた様々な活動(アクティビティ)を通して、自然の不思議や仕組みを学び、自然と自分が一体であることに気づくことを目的としています。

アクティビティには、目を閉じて周囲の音の数を数えたり(音いくつ)、身の回りの色の数を数える(色いくつ)など、とても簡単な物から、枯葉の中に埋まって顔だけ出して森の中を見渡す(大地の窓)というような本格的なものまで、170種類以上あります。
また、ネイチャーゲームには、「音いくつ」や「色いくつ」のように、都会の公園でもできるようなアクティビティが多数あるので、手軽に体験することができます。
ネイチャーゲームは、子供への教育としても近年注目されており、アクティブラーニングの一環として一部の学校現場でも取り入れられています。

キャンプでネイチャーゲームを楽しもう!

私が学生の頃、NGO団体のボランティアをしていた時に、ネイチャーゲームのインストラクターの方から手ほどきを受けたことがあるのですが、とても神秘的な体験ができたことを覚えています。
ネイチャーゲームには、一人で楽しめるものから、家族で遊びながら体験できるものまで、様々なアクティビティがありますので、折角キャンプに行くのであれば、ネイチャーゲームを通して、より自然と触れ合う体験をしてみてはいかがでしょうか。

では、私のおすすめのネイチャーゲームを、いくつかご紹介させていただきます。

おすすめのネイチャーゲームアクティビティ

音いくつ

自分の周囲にある音を数えます。
目を閉じて「聴く」ことに意識を集中することで、普段の生活では聴き流していたような音に気づいたり、僅かな音の違いに気づくことができます。
3分ほどの間、目を閉じて、周囲の音を聴き分け、数を数えていきます。
数える時には、聴き分けた音を覚えておきましょう。

<例>
風の「ひゅーひゅー」
葉っぱがこすれる「ざわざわ」
鳥の鳴き声「ひょろろろ」

家族で行う場合は、3分たったら、自分の数えた音が何個だったか、どんなことが聴こえたか、答え合わせのような感覚で話し合ってみてください。

色いくつ

自分の周囲にある色を数えます。
「見る」ことに意識を集中することで、今までに気がつかなかった自然の色の美しさや多様性に気づくことができます。
単に数を数えるだけでも良いのですが、色を言葉で書いていくと、更に効果的です。

<例>
雲の白
雲の下の方の灰色
木の葉の緑
木の葉の濃い緑

家族で行う場合は、見つけた色について話し合ってみてください。

サウンドマップ

出典:日本シェアリングネイチャー協会

自分の周囲の音を聴きながら、音の地図を作ります。
音に集中することで、普段は気づかない周囲の音を発見し、自分の周囲に音があふれていることに気が付きます。また、音を地図に表すことで、周囲の自然環境について様々な気づきが得られます。
まず、小型のスケッチブック等とペン(鉛筆などでも可)を用意してください。
ノートの中心に自分のいる場所として点を打ちます。
自分の周囲の音を、絵や記号で表現しましょう。
鳥の鳴き声なども「チッチッ」などの文字ではなく、「>>>」などの記号で表現するのがコツです。

家族で行う場合は、地図を見せ合って、どこで聴き取った地図か、場所をあててみましょう。

大地の窓

出典:日本シェアリングネイチャー協会

落葉に全身をうずめて、目だけ出して森を見渡します。
全身を落ち葉で覆うことで、自然との一体感を高め、神秘的な体験をすることができます。

森の美術館

出典:日本シェアリングネイチャー協会

自然の景色や、動植物などを、1枚の絵に見立てて鑑賞します。
厚紙などで作った額縁を用意し、それをクリップや洗濯ばさみ、糸などで自然の中に固定し、額縁を通した風景を絵のように鑑賞します。
額縁を固定したら、その作品に名前を付けてみましょう。

同じものを見つけよう

出典:日本シェアリングネイチャー協会

家族で遊ぶのに向いているネイチャーゲームです。
リーダーが、自然の中で、ドングリや落ち葉などを拾ってきて、それと同じものを、みんなで探すというゲームです。
リーダーが拾ってきたものを、タオルの上などに並べておき、各メンバーは、それを記憶して、同じものを探してきます。自然物を記憶するというゲームを通じて、対象物への観察力を養いつつ、自然への興味を喚起します。

夜は友達

夜の森の中に1人で入って、夜の自然を五感で感じます。
森の中に入ったら、どこか適当な場所を見つけ、座ります。
ライトを消して、真っ暗の中で、自然を感じます。
自分の感覚が、だんだんと研ぎ澄まされていく、不思議な感覚が味わえます。

ネイチャーゲームを楽しむための3つのポイント

ポイント1 感覚を研ぎ澄ませる

ネイチャーゲームでは、自分の意識を遠ざけ、視覚や聴覚、嗅覚、触覚に集中することで感覚を研ぎ澄まし、普段の生活では気がつかないことに気づくことができます。
このような体感を通じて、自然を感じ、自分もその自然の一部であることに気づくことが、ネイチャーゲームの目的の一つです。

ポイント2 ふれあい、わかちあい

ネイチャーゲームにとって大切なことは、自然に対する知識ではなく、自然を感じ、自分の体験から、自然の摂理などを学び取っていくことです。大人も子供も、共に自然とふれあい、体験や感動をわかちあおうという姿勢が重要です。
ですから、お父さんが、「これは落葉広葉樹云々」などという知識を、したり顔で教えるのはNGです!

ポイント3 自然に感謝する心

アクティビティには、「大地の窓」や「森の美術館」など、自然の中に入り込んで体験する物が多いので、自然を傷つけないように注意してください。また、遊んだ後は、必ず原状復帰をしましょう。
人が自然の一部であるということに気付くためのネイチャーゲームですから、自然に感謝する心を忘れず、自然と触れ合う非日常を楽しんでください。


いかがでしょうか。意外と手軽に楽しめる物が多いので、次回のキャンプでぜひ楽しんでみてください。普通にキャンプしていた時には気付かなかった、新しい発見があると思います。


ネイチャーゲームには、今回ご紹介した以外にも、様々なアクティビティがありますので、ご興味のある方は、公益社団法人 日本シェアリングネイチャー協会のサイトをのぞいてみてください。

公益社団法人 日本シェアリングネイチャー協会

最後に、直接ネイチャーゲームとは関係ありませんが、「音いくつ」などをやっていると、鳥の鳴き声が気になることがあります。
鳴き声を聴き分けることは、バードウォッチングにも繋がりますので、気になる鳴き声があったら、下記のサイトで調べてみてください。必ず、新しい発見があるはずです!

サントリーの愛鳥活動 鳴き声で探そう!日本の鳥百科


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沼にハマると抜け出せなくなる性格の40代おっさん。関西出身で現在は東京都在住。嫁と娘の3人家族で年間30泊ほどキャンプに行って飲んだくれている。

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